PZL-ビエルスコ SZD-50-3 プハッチ

SZD-50-3 JA2501

  PZLビエルスコが1976年に初飛行したSZD-50-1ドロマーダを発展させたタンデム複座練習機である。最初の量産型モデルであるSZD-50-2は1979年に初飛行した。現在のSZD-50-3は-2に比べて30cm高い位置に増積した水平尾翼とラダーが付けられた。これにより背面飛行と曲技飛行の範囲が拡大された。主翼はグラスファイバーによるサンドイッチ構造、胴体も同じくグラスファイバーであるが中央部は2本の木製フレームで支持されている。脚は固定式単車輪と機首輪およびテイルスキッドから構成されている。キャノピーはワンピースで横に開く。プハッチとはポーランド語で「ふくろう」のことで、機首にその絵が描かれている。性能の割に手頃な価格なので、日本にも数機輸入されている。

写真の機体は、SZD-50-3(JA2501)。

・DATA

全幅  16.67m 乗員数  2名 失速速度  60km/h
全長  8.38m アスペクト比  15.3 初飛行  1976年
全高  2.04m 最良滑空比  30@85km/h 生産国  ポーランド
自重  360kg 最小沈下率  0.70m/s@75km/h  
最大離陸重量  570kg 超過禁止速度  215km/h  

もどる