対戦車攻撃ヘリコプター。ベル社のUH-1B/Cのダイナミック・コンポーネントを流用し、機体のみを再設計した。タンデム複座で前席にはガナー(射手)、後席にはパイロットが座る。米陸軍向けG、Q、R型があり、海軍/海兵隊向けにJ型およびエンジンを双発化したT型がある。このほか、性能向上型のS型(一部のS型はE、F、P型と改称)、エンジン換装のW型があり、シリーズ合計で約1,800機が生産されている。また、AH-1Sは富士重工でライセンス生産されており、74号機からはC-NITE暗視照準装置を装備したコブラナイト型となっている。なお、霞目駐屯地にはAH-1Sは配備されておらず、八戸駐屯地などから飛来してくる。
写真の機体は、AH-1S。
・Data(AH-1S)
主回転翼直径 13.4m | 最大離陸重量 4,535kg | 上昇限度 3,720m |
胴体全長 16.2m | 乗員 2名 | 航続距離 507km |
全高 4.1m | 武装 20mm機関砲、TOWミサイル | 初飛行年 1969年 |
エンジン T53-13(1,800shp)×1 | 最大速度 315km/h | 生産国 アメリカ |
自重 2,993kg | 最大上昇率 494m/min |