MJ810C.EXE [プログラム解説] このプログラムは、EPSON MJ-810CのWindows 95用プリンタドライ バの疑わしい振る舞いを検証するためのものです。 プログラム自体は汎用性があるので、ほとんど全てのプリンタで 実行可能です。 実行すると、紙面に「壱」をひとつ、「弐」を2つ、「参」を3つ 印字します。 +--------------------+ | 壱 | | 弐 弐 | | 参 参 参 | +--------------------+ ところが、MJ-810Cの場合は、「壱」が印字されません。しかし、 WindowsのAPI(印刷ルーチン)は、「成功」を示す値を報告してきま す。 +--------------------+ | | | 弐 弐 | | 参 参 参 | +--------------------+ この現象が発生するEPSON MJ-810C プリンタドライバは、以下の Version 情報を表示します。これより新しいドライバでは、この 現象が発生しない可能性があります。 Driver ver. 2.12 Driver resource ver. 2.12 Raster library ver. 2.1.1 Resource library ver. 2.1.1 Spool manager ver. 2.1.1 Despooler ver. 2.1.1 Journal library ver. 2.1.1 Control library ver. 2.2 [ファイル構成] README.TXT このファイル MJ810C.EXE プリンタドライバ検証プログラム 実行形式ファイル MJ810C.CPP プリンタドライバ検証プログラム ソースコード [実行手順] 1. [通常使うプリンタ]を、MJ-810Cに設定する。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 2. MJ-810C が印刷可能な状態であることを確認する。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 3. [用紙サイズ]をA4に設定し、用紙もA4サイズを補給しておく。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 4. DOS窓を開く。 5. "MJ810C"を実行する。 6. 正常に実行が終了した場合、以下のメッセージが画面に表示され る。 >C:\WINDOWS>mj810c >Device : EPSON MJ-810C >Driver : EPM810 >Output : LPT1: >CreateDC() Successfull. >StartDoc() Successfull. >StartPage() Successfull. >print "壱" >ExtTextOut() : 1 (1:OK 0:NG) >print "弐弐" >ExtTextOut() : 1 (1:OK 0:NG) >print "参参参" >ExtTextOut() : 1 (1:OK 0:NG) >EndPage() Successfull. >EndDoc() Successful. >DeleteDC() Successful. > >C:\WINDOWS> [注意事項] 1. コマンドラインから実行するプログラムですが、32bit版です。 したがって、MS-DOSからは実行できません。 2. Windows 95では、ネットワークプリンタに対してこのプログラム を実行すると失敗します。原因は今のところ不明です。 ローカルプリンタに対して実行してください。 [著作権など] - このプログラムは無保証かつ無補償です。実行する各自の責任に おいて試みてください。 - このプログラムの利用に対して、いかなる保証もしません。 - このプログラムを利用した結果の、いかなる損害に対しても補償 はしません。 - このプログラムを利用して受けたいかなる利益に対しても、金品を 請求することはありません。 - 転載、再配布は自由です。 - 内容を改変したものを転載、再配布する場合は、必ずその変更内容 と変更者の氏名及びmail-addressがわかるようにしてください。 - このプログラムのオリジナルソースコードと実行形式ファイルは、 以下のURLから入手できます。 http://pweb.ar.aix.or.jp/~os-satoshi/mj810c.html 以上