真本格の傑作「闇ある翼」に続いて読んだんですが・・読んだ方います??

昨日読み終わったばっかりで、あまり整理できてない&勘違いしている箇所も
あるかと思いますが・・・。読了している人だけ、見てみてくださいませ。

ミステリー(?)のネタばれですので、改行いれます。
#誰かに話してみたくなるってのはEVAと同じですね(笑

#作者が説明を放棄しているんですから、あるがままに受け入れて読むのが
#正解なんでしょうが、どうにも気になってしょうがなくなる性分なんですよねぇ

な
ん
と
い
っ
て
も
最
大
の
謎
は
映
画
で
す
よ
ね
。
い
っ
た
い
ど
う
い
う
こ
と
な
ん
で
し
ょ
う
?

ということで、読了してもはっきりしないのが以下の点

1.二人のとーり (真とーり&偽とうり(白バージョン))
2.映画の謎
3.メルの一言。

・その1.二人のとーり (とーり&とうり)
結局、烏有が選んだのは偽とうりだったわけですが、いったい何時から
偽とーりはいたんでしょうか?っていうか、実在したんでしょうか?
可能性として
 A.本当に二人いた
 B.実は一人
Aは、問題点がいっぱいですよね。
まず、何時から居たのか(初日の食事後に出てますよね)? 可能性として、
 A-1.船に乗りこんで上陸
 A-2.それ以前に上陸していた
ですよね。まぁ、ほぼ間違い無く2ですね。すると、水鏡が以前から匿っていたってこと
になり、桐璃(または編集長)との関係が問題になります。
また、入れ替わりの際に、いったい何処でどうしていたのか・・・気になりますね。

BはBで更に
 B-1 真とーりの目玉えぐられは烏有の妄想&偽とおりも妄想
 B-2 真とーり(又は偽とおり)の2重人格
に分かれますね。しかし、双方ともに大きな矛盾があります。
   B-1 目玉がえぐられてないとすると、そもそも後半が成り立たない
         → 烏有が尚美を殺す動機がない。(それすらも妄想か?)
   B-2 目玉問題。
解法として、エピローグでの2つの瞳ってのが烏有の妄想(関口君状態?)
だった、てのもありえそうですよね(そんな汚い手はつかわないと信じますが)

・その2.映画
どう見てもおかしいですよね
 A.なぜ烏有の半生を描いているのか?
 B.そもそも映画として成立していない→島への上陸で終わるなっ
最初に思ったのは「烏有の記憶」への懐疑ですね。ヌル=烏有=何もない。
ということで、
 A-1.烏有の記憶は映画を元に植え付けられた偽りの記憶(洗脳されてた?)
 A-2.映画は全く別の映像だったにもかかわらず、烏有には自分の半生の
   そのままのように「見えた」<妄想か?錯乱か?
どっちもありえそうですよね・・。
 
Bは、A-2にも通じるんですが、映画自体の存在への懐疑ですね。手がかりが
無いのでなんともいえませんねぇ

その3.メルカトルの一言
で、これです。なんで、編集長が「和…」なんでしょうか? 当然「和音」だと
思います。しかも、烏有はまったく気がついてなかった(暗示?)。
また、とーりと編集長の関係も曖昧です(母娘?)。編集長と水鏡の関係もよく
わかりません。そして、なぜ編集長はとーりと烏有を和音島に行かせたのか?
考えられることは、編集長はなんらかの情報を持っていて、和音島での皆殺しを
計画した・・・・・。って感じなんですけど・・計画が曖昧過ぎ&危険度高し
どうにも、許容できないですよねぇ。実際、とーりの母は死去(形見の黒ドレス)
しているらしいですし・・。たとえば、和音(編集長)は実在だったが島には
来なかった。そして、昔恋人だった水鏡の復讐の為に、改造した烏有を送り込んだ!
ってのは、ないよなぁ・・・(笑)
#年齢が微妙に足らないのは、編集長の妹がとーりの母親? 

なんてことを考えつつも、実は、後半の島の内容はすべて烏有の丁稚あげ(帰宅時に
警官に語った内容ではないか?又はそれすらも創られた記憶)。すべての殺人が
烏有の手によるジェノサイド(新刊のタイトルらしいですね)だったんでは無いかって、
思ってたりします。

以下、細かいところを

和音について
 雪が降るまえぐらいから、架空の存在だろうなと検討はついていたんですが
絵がネックなんですよね。偶然とーりと似ていたってのはお約束上無いと思うんですよ。
とすると、水鏡が編集長の若い頃の姿(含む黒ドレス)を、見て描いた。
で、編集長と、とーりはなんらかの血縁関係にあり、容姿が似ていた。って感じ
ですかね? メルに答える際に名字を誤魔化しているあたりも臭いますね。
そして、水鏡の復讐の為に<しつこい(^^;

とーりと、うゆー
 素直に読むと、青年の妹がとーりな訳ですけど(だから、頭が上がらない?)
河原での再会が偶然っていうには、ちとねぇ・・・ 黒の服を着ていたってのが
喪服とするなら、だれかの葬式または、彼岸、何回忌(青年?)って感じですよね
。
どーも、偶然なのか必然なのか判別がつかないし、どこまでが仕組まれたことなんだ
かわからないのですが・・。

武藤について
 20年前の入れ替わりがばれなかったってのも納得いかないですよねぇ。
せめて、兄弟とかだったらいいんですけど・・。大学2年の時に和音とあい
その直後に水鏡と出会ったとありますね。このへんも臭い。そして、なぜに20年目に
全員を集めたのか??? 頭が無いだけに武藤生き残り説もなきにしもあらずなん

ですよねぇ・・。

尚美について
   どうして和音の復活をあれほど、恐れていたのか? 自分の中にまた、和音をみられる
のがイヤだった?それにしてはねぇ・・・

黙示録
 ネタ降りするだけしておいて、影も形も出てこないなんて・・・。

密室と雪
 とほほです。闇ある翼の首とっかえぐらい、説得力ないです。

さて、今日から 阿 を始めます。これに解答があったら、どうしよう(笑
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