第3話『タロット山荘殺人事件』
あれから目的もなく一週間がたった。
ピンクはヘンピな田舎町で、めぼしい家は全て制覇したと一言いうととなり町に出かけ二日たっている。
大将、ヤニ男はお互い町の広場で町の人々を楽しませ少ない収益を得ていた。
SIMOは……腹痛薬がなくなったらしい。
そんな日の午後、大将は手品のもうけに一枚のチケットが入っていた。
「なんや、一枚につき四名様タロット山荘に御招待」
大将は、チケットを持って宿に戻った。
「♪進め〜僕らの船『マルコメみそは殺しの暗』号〜♪」
「ヤニ男、それは前回やったやろ」
大将のするどいつっこみがヤニ男の胸につき刺さった。
「まあいい、ほれ見てみ、このままやらちあかん、このチケットで山荘行こ」
大将がチケットを見せると、今まで静かだったSIMOは突然立ち上がり
「それだ、俺らが探していたものは」
いかにもその場で考えた、といった感が強いが目的が決まったのでみな何も言わなかった。
「それでは出発と行こうか」
SIMOの号令一つ皆が準備にとりかかった。
「やっとここからおさらば出来る」
腹痛薬をバックの中に入れながら一週間もの苦闘の日々を思い出していた。
SIMOが準備して下に戻ると同じ場所でヤニ男が歌っていた。
どうやらヤニ男の荷物はギターとタバコだけのようだ。
やがて大将も降りてきたがどこかふらついていた。
「重い。お〜いSIMO手伝ってくれんか」
大将はフラフラしながらSIMOを呼んだ。
が、荷物を持っているようには、見えなかった。
「どれを手伝えばいいんだ」
SIMOは半分考えながら聞いた。
「これとこれとこれや」
何もない所から次々と荷物を取り出す大将、に何も言えずにSIMOは荷物を持ち上げた。
「では改めて出発〜」
「一週間のお泊まりで 2,800sk(sukimono)になります」
皆、金をほとんど持っていなかった。
次回予告:四人最大のピンチ、この危機をどう切り抜ける。
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