第14話『信楽焼の謎』
SIMOは寝ていた。魔王仲間内で密かに娯楽として知られている「電脳網」と呼ばれるもので早朝まで起きていたのだ。時代背景など無いスキモンだからできる芸当だ。あ、わたし、ナレーターの雲海です、よろしく。
……その時、SIMOに、とつぜん電話がきた。電話には「ただいま、お茶づけ中」と紙が貼ってあったので出なくとも安心だったが、魔王は律義なので出ることにした。では、その電話の内容を一部始終聞いてみることにしよう。
「うーっし。SIMOっス……おっ君か……。え? 何だって、ヤニ男が? そ、それでどうした? ……え、あ、うんうん、それならよし……いっ、そこでヤツが出たのか!? 斬ったのか……そうか……あ、いや、いいんだ……不幸だったな……僕? ああ、元気だよ。さっきまで……え? 寝てたのかって? いやはや、お恥ずかしい……。昨日からさあ……え? うん、三口だよな、うまいよなあれは……ああ……わかってる……おっと……え? あ、ちょっとキャサリンがね……え、いや、焼肉じゃなくて……誤解だって。ちょ……ちょっと! え? うそ? びっくりさせるなよ……五回連続!? いや、僕には二回が限度……うん、ミックスで……いや、ダブルじゃない! あくまで混ぜてから、……え? 作り方? えーとちょっとまって……おーあったあった、まず牛肉を三キロ……いやそうじゃない。……そうそう……あ、そこはうまく取って付けて……うんうん、いやー君はのみこみが早い……殺すターゲット? それはピンクが……うん、とりつくしまがなくて、ちょっとワキの下の……くらい……うん。おーっ、買ったのか、どうだった? え? 食うモンじゃない? それは……うん、ゴキブリのでっかいの……うん。コバルトブルー? いや、そこはあのお方が緑にしろって言ってたよ……うん。便座? いや、しっくりこなくて新しいのに……十分前に……? へー君もすみに置けないな……うそ!そんなタッチ僕は苦手……あ、ほっとした……。腐っても平田だからねぇ。肉づきが……おお、Cカップ!? 違う? 格が違う? ……うん……戦国忍者? ……僕の中には……え? とんでもない……こちらこそよろしく……断絶? 島流し? 横に倒してから……うん、二時間跳ねて……瓜二つだよな……うん。もうちょっとで食べきれそう……あ、もう三十分経ってるけど電話代は? ……あ、そう、彼女が……ふーん。なんでそうやって佐々木が……見返り? うん……20sukimono……三倍? いや、僕には無理だ……雨上がってから? うん……え? 乱戦模様だって? あ、そこはだめ……うん……嫌だなあ、そんなんじゃない……パスタで……うん、あ、そこはミックスだって言ったじゃん! ……そうそう。……え? 信楽焼? 関係あらへんやんけ!」
……とりあえず言えることは、すでに奴は生き絶えていた……ということである……。
次回予告:なんと時代はさかのぼり二千年前。太古の人類における彼らの生活に期待!
鬼の目にも涙!?
次回『日本語禁止ホール』に、82! 56! 81!
次の話へ
INDEXへ