第17話『えっ? それってB級ちゃう?』
「さっさむい」
ピンクは一人、山の中を歩いていた。
「大将が先にタロット山荘に行っているというから、行ってみないとと思って歩いてみれば、どこなんだここは!!」
最後の言葉を怒鳴るようにはなつと、山の中を歩み続けた。
場所は変わって、ここはタロット山荘。
「慎一さん、慎一さんどこ。どこにいるの」
この山荘の中を、一人大声を上げながら女性が走っていた。
読者の皆さんは山荘ならすぐに見つかるとお思いでしょうが、この山荘の大きさは福岡ドーム一個と同じ大きさを誇る、有名な山荘なのだ。
「慎一さ〜ん」
順子の悲痛な声と共に片っ端から部屋の戸が開かれる。
タロット山荘は混乱の渦に落し入れられた。
……山荘中心部、広場「南国」……
大将はそこに何故か慎一と共にいた。
「あんたな〜。あのねーちゃん、ど〜にかとめてくれんか」
「しかしもう僕は順子とこれ以上は居られないんです」
「しかしやな、あんたのせいでわしのRedコーヒー(缶)にナイフが刺さってしまい服をクリーニングへださなあかんかったんや」
「しかし、順子はいやっ順子の愛は僕には重すぎる」
またまた場所は同じだが人は変わり
「し……慎一さん!!」
順子は、慎一と大将が二人席にいるのを見つけた。
「ゆっゆるせない。私と慎一の仲を奴が切り裂いたのね」
このころもう順子はおかしくなっていた。
「みんな、みんな殺してやるわ。うふっうふふふふ」
不気味に笑うとナイフを持ってかけだした。
……「さねい」
ピンクは「さむい」と「ねむい」くっついた言葉を口にしながら歩いていた。
「いつになったらつくんだ……おっネオンがネオンが見える」
『ようこそタロット山荘へ』
ばかでっかくそこには書かれていた。
ピンクは言いようのない不安にかられていた。
「なんか、B級のホテルみたいだ」
次回予告:ピンクと大将、二人の再会を前に大将に魔の手がせまる
次回『8時だよ、全員集合』……次いってみよう
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