出生率 0(ゼロ)
作者:大石 圭 (おおいし けい)
・この本は 書店に行った時に ”SF小説が読みたいなぁ”と思った時に
購入したものです。
私の勝手な思い込みだと思うのですが、どうも日本のSF小説の場合
「ロボット」や、「超能力」ものといった 小説ばかりで その様な状況を
なんとも 飽き飽きしてた状態の時で、
この本を見た時に、「おぅ!」っておもいまたしたね。(^^
さて 話の大まかな世界は、
ある時期を境に 妊婦の数が減ってきた。それは世界レベルで発生しだした
事象で、 ついには妊娠する女性が居なくなった。
物語の区切りごとに、世界人口カウンタ−が書かれていて、それは話が
進むにつれてドンドン ”カウント・ダウン”されていく。
そういう世界で人々(主人公)は、どのように生きていくのか・・・
この物語の世界では、今でも暗く・すさんだ世界なのに...
それをさらに レベル・アップさせた世界がまっています。
”エピロ−グ”で括られているこの小説は、何を訴えたいのだろうか。
愚かな人間達に 今ここにある世界を任せるくらいなら、ジャングルに
住み着いて人間が滅びるのを待っている者たちに任せちゃうぞ!!
と脅しているのかな。 気をつけないと本当にそうなちゃうかもね(^^;
−− 河出書房新社 −−
出生率 0(ゼロ) (1996/9/25)
人の名前を覚えるのが苦手な私は、登場人物が多いこの手の本が苦手です。
(^^;
せめて 人物紹介が有れば もっとこの世界にのめり込めたと思います。
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