A BROKEN WORLD.
−−鼻、もとい 華 募集−−
−−−プロロ−グ−−− バイオテクノロジ−の延長線上の技術である ”不死”の技術。 この技術により、いわゆる ”エリ−ト”と 平凡な一般人との差が 今まで以上に大きなものとなった。 この世に 生を受けし者 全てが・・・どんな人間に関わらず 共通して受け止めなければ成らない物。 「 死 」 それですら 買えてしまえる時代が来たのである。 但し それを知る者の数は 非常に少ないのだが・・・ ”不死”の技術は 以前より発見されていたが、 いわゆる”上層階級の間、それも TOPに 属する人達にのみ 適用される技術だった。 なぜなら、その技術の恩恵を授かろうとすれば、 一般の人達は論外であり・・・ たとえ”上層階級”といえども 払えるような金額ではなく、とてつもない金持ち達の間でのみ 授かれる技術であった。 もちろん TOPの思惑もあり 一般の人々の間に、 決してこの事実が知られる事はなく、 現実では不可能な事であるかのように情報操作されてきた。 その始まりは、 ある一冊の”サイエンス”雑誌がきっかけとなって マスコミ全体の話題に登った事が有った時に、 国家、いや 長年世界を裏からコントロ−ルしてきた者にとって、 到底 容認できる問題で無いことが判明した。 対応は 早く・確実で、すぐに 手を打たれることとなり、 適当な医師をその主犯格として でっち上げ、 世間の間では ”詐欺事件”として取り扱われた。 この結果、 技術の確立されている事実を 隠蔽するのに 成功したのである。 また、再び この様な 事件が起こらないように、 更に秘密は厚く覆われることとなった。 事件後の 一般認識は、 真面目に”不死の技術について弁論”を述べたとすれば まるで”UFOオタク”の様な 扱いを受ける事となり、 それが 学者であれば 永遠に”詐欺者”としてのレッテルを貼られ、 研究資金はもとより、学者生命そのものを 抹殺されることとなった。 これにより、 ある程度の階級まで登り詰めた者にのみ適用され、 事実に触れることが出来る人達についても、 「ほんの一握りに限る」 というシステムが完成したのであった。 だが、運の悪いことに.... その様な人々に限って ”不死”を手に入れるべきではなかった。 それまでなら、ある程度 ”年功序列”として 古来より 世界を裏から支配する力「神の力」を引き継いできた者が、 ”不死”の技術の確立により、 数100年間 顔ぶれが変わらなかった。 ”不死” を得た彼らは、 巨万な富を 最初から各自持っており、 各自がそれまで以上に ”富”に対して貪欲になったのは始めだけで、 長く続かなかった。 なぜなら、時間 という観念を失った彼らにとって この世は まったく刺激の無いつまらない世界 として感じられ、 元より欲の限りを尽くしてきた彼らにとっての「娯楽」が まったく無くなってしまったからである。 そうなると 始末の悪いことに 一部の 「神」 達の間で、 力の支配圏をめぐる影の争いが始まるように成った。 それも 娯楽としてだ・・・・ 自分達は ”不死”の 力を手に入れる時点で酌み交わされる ”掟”により、 「神を傷つけてはならない。」 を守らねばならず、 替りの”はけ口”として、各自の”力”でランク付けされた、 ”支配”する国家を使って GAME を楽しんだ。 私たちにとっての ”現実の世界”を使って・・・・ 実際に 兵器を使い 国家間での” 争い事 ” を引き起こし・・・ 子供たちの遊び ”WAR−GAME” と同じ事を 実際に始めたのである。 また その遊びは、向う100年間の役割分担を 取り決めるの為でも有った。 そう彼らの間では ”神の取り決め”と言い、 100年に一度の娯楽として楽しんだ。 そして 今年がその 任期が切れる年であり、 GOD OF GODを決める年であった。NEXT
あなたからの感想を心待ちにしています。
”挿し絵”なんてあればいいかなぁ〜って・・・・ 何方か”作っちゃる!!”って御方いませんか? ぜひMAILにて ”作っちゃる!!”と。 (^-^
TOPへ戻る