いったんホテルにチェックインしてから大阪駅まで出て、
先輩と待ち合わせ。
どこで飲もうかと言いながら、結局難波まで出ることに。
私が、お好み焼きを食べたいと言ったので。（笑）
いままで、本場の美味しいのを食べたことが無かったのだ。
最初に連れてってくれたのが、法善寺。
水かけ地蔵にお参りして、法善寺横町を歩いた。
この前焼けたところは、まだ工事中だったが
もともとの法善寺横町は無事だった。
もともとの横丁はほんとに小さい通りだが
そこに藤山寛美の字で看板がかけられ、瀟洒な感じになっている。
「食い倒れ」の向かいにあるお好み焼き屋「鬼ごっこ」に入った。
美味しかった。満足。
この先輩は、会社を辞めてから四国のお遍路を４回している。
うち一回は奥さんと一緒に回ったそうだ。
会社を辞める前から、日曜にお寺さんの法話を
ずっと聞きに行ってたとか。
やはりお遍路は、あの巡礼姿でするのがいいらしい。
やはり「同行二人」と書いたのを着るんだと言って
「どうこう」と言ったら叱られた（笑）
「どうぎょうふたり」が正しい。
弘法大師と一緒に行をしていることをあらしているそうだ。
あの笠は傾斜が４５度。
この傾斜はピラミッドと同じだ。
ピラミッドの傾斜は、宇宙からの信号を良く受けられるように
あの角度になっているとなにかで読んだことがある。
巡礼のとき、車で回っても、車からお寺までは笠をかぶる。
そうすると、弘法大師空海の念波を受けられるのだそうな。
巡礼してて、いろいろなことを考えるのだろうなと思ったら、
それは三日目くらいまでらしい。
あとは、ただ夢中で、前へ前へ・・・・という感じらしい。
先輩は、いま毎日ボランティアの仕事をしている。
障害者の世話を毎日している。
とても大変らしい。
しかし、とてもやりがいがあるのだそうだ。
先輩の語る言葉には含蓄が深い。
私は「四苦八苦」をちゃんと言えなかった。
「情けは人のためならず」
そういうことを話していると、私のような甘ちゃんは
すぐにボロが出る。
先輩は、人生のよき先達である。
私もボランティアを志している。
去年、大変な病気から稀有な幸運から蘇生してから
その思いが強い。
「生かされた」その恩には報いたい。
先輩は言う。
「プライド」を捨てられなければ駄目だ。
それまでの人生を捨てて、無になれないと
難しい・・・・・と。
そんな話をしていたら、お好み焼き屋で二時間半（笑）
とても楽しい時間だった。
そこを出て、戎橋に。
グリコのネオンを見に行く。
やはりサッカーのユニフォームから戻っていた。
若いアベックから、カメラのシャッター押してと
頼まれる。
私は不思議と、いろんなとこでシャッター押しを頼まれる（笑）
撮ってから、「俺らも撮って」と
先輩と二人で、持っていた携帯のカメラで記念撮影（笑）
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先達 ２００２．１１．１５