国道308号線 暗越奈良街道(生駒市−東大阪市)

場所:奈良県三条交差点−大阪府枚岡駅付近
来訪日:2001年11月25日
天気:晴れ


奈良と大阪を結ぶ歴史ある街道です。奈良−大阪間は、今でこそ阪奈道路等大きな道が有りますが、国道308号線は、いわば昔の重要な道で、それ故か今でも国道の指定を受けています。しかしその道は過酷な道で、生駒山越えの大阪側が急勾配の道になっています。


前回の続きで大阪へ向けていきます。168号との交差点を越えると急に道は狭くなり、急勾配になっていきます。

一応国道って事がわかる標識が。(右は拡大)この交差点をまっすぐ行くと生駒市内へ行けますが、今回は暗峠へ向かうので、左折。

信貴生駒スカイラインの下をくぐると、いよいよ暗峠です。右の写真が暗峠を示す看板。

そして暗峠の凄いところがこれ。全国でも珍しい石畳の国道です。左はトンネルを抜けてきたところ。車が走っているところが信貴生駒スカイラインです。大阪と奈良の境目です。

バイクで走ると結構走りづらいです。ガタガタしていて。右の写真は奈良県側を望む。道幅1.3mっていう標識が凄い道って事を物語っています。

石畳の国道は、100Mほどで終わります。道幅を見てのとおり、車が道幅いっぱいです。左の写真の先には、右の写真の道路に変わります。

ちなみにこの車、左の壁に車輪をこすりながら走り去っていきました。どうしても右が気になりますよね。ちなみに右の広い道は、公園の管理道路で、一般車両は通行できません。

大阪側への道です。50ccが下っていってますが、非常に急勾配です。こちらも右の道が公園の管理道路。一般車通行不可です。

大阪側から奈良方向の望む。歩いて上るのも大変な急勾配です。ちなみ2速で下ってきました。右の写真はヘアピンカーブ。写真ではわかりにくいですが、結構急で右側から大回りしないと危険です。

ほんの10m程で3-4m下がります。心臓破りの坂ってこのような道を指すのでは無いでしょうか。

これがその差。上から来ました。写真に写っていない左側でヘアピンカーブになっています。

しばらくいくと、結構緩やかになってきます。枚岡公園内を道が横切るので季節によってはハイキングの人が多いです。

写真を撮ったときは秋。紅葉が綺麗でした。少し下りると住宅地が広がってきます。

こうやってみるとただの道ですね。誰も国道とは思わないでしょう。普通の道です。右の写真の後ろに写っている山を越えてきたわけです。

近鉄枚岡駅付近です。このまままっすぐいくと大阪市内へ行けます。終点は心斎橋。大阪の繁華街がこの国道の終点です。ちなみに右は国道の案内標識。奈良と書いてありますが、他府県の人がこの標識を見て奈良に行こうものなら、ものすごい目に逢うでしょうね。

途中で一方通行になるので、隣の道から308号線に入ります。右は交差点。ぱっと見る感じ誰もここが国道の交差点とは思わないでしょうね。

以上が国道308号線の最難関区間ご案内でした。一番良いのはバイクですが、車で行かれる場合は、軽自動車で行かれることをおすすめします。但し2人以上で車に乗ると坂を上れない可能性があります。(^_^;)