エキスパンションの略語・種類

 今(1999年6月現在)定価に近い金額で手に入るセットは 4th、5th、FE以降ですが、4th、IA、ALなどは品切れだったり高い値段になってることが多いです。定価で販売されているのは5th以降のカードが中心であると思います。
 4thでも、今現在店舗にあるものの中には以前のものと印刷状態の違うものが出回っていたりするようです(手触り・外観が違います)。
 新規に買うのであれば現在の基本セットの6thか、UZ・UL辺りがいいでしょう。


☆基本セット
α , β , UL(Unlimited) , RV(Revised) , 4th(4版) , 5th(5版), 6th(6版)
CH(Chronicles)
☆拡張セット(エキスパンション)
AN(Arabian Nights)
AQ(Antiquities)
LE(Legends)
DK(The Dark)
FE(Fallen Empires)
IA(Ice Age)AL(Alliances)HL(Homelands)
MI(Mirage)VI(Visions)WL(Weatherlight)
TE(Tempest)ST(Stronghold)EX(Exodus)
UZ(Urza's Saga)UL(Ulza's Legacy)

 エキスパンションは本来、基本セットに付け足すことによって幅の広いデッキが組めるようになっていますが、IA、MI、TE、UZは特に独立型(スタンドアローン)と呼ばれ、それだけでもデッキが組めるようになっています(ですからスターターもしくはトーナメントデッキが存在するのです)。それに対して、VI・STなどはそれぞれMI、TEに付属するエキスパンション、と言う位置づけになっています。
 エキスパンションを買う場合は、最新の種類を買うと良いかと思います。これらは比較的新しいセットなので、あと1年くらいは使えるはずです(次項参照)。
 個人的にお勧めするのは、UZ→UL→TEの順番です。STは避けた方が無難です。


トーナメントのレギュレーション(デッキの構築ルール)

 マジックにはデッキを組む際のルールがいくつかあります。どんなカードを入れても相手が認めれば本質的にはいいのですが、相手と同じ条件で戦う目安としてトーナメント大会のルールに合わせるのが一般的です。
 現在のレギュレーションには、クラシック(タイプ1)、スタンダード(タイプ2)、クラシックリストリクテッド(タイプ1.5)、エクステンデッドなどがあります。


 「クラシック」は今までに発売された全てのカードを使用できるレギュレーションです。凶悪な絶版カードが飛び交う阿鼻叫喚の地獄として恐れられていたりしますが、過去の強力なカードを使う、プレインズウォーカーとしてのマジックが楽しめます。
 エクステンデッドと違い比較的最近に1枚制限になったカードが使えるので、想像よりは敷居は高くないですが、真の上級者(カード資産者)と対戦したりすると叩きのめされたりします。


 「スタンダード」は比較的新しいセットのカードのみを使用するレギュレーションです。最新の2つの独立型セット及びそのシリーズのエキスパンションが使えます。99年6月現在で使用できるのは、第6版以降の基本セットとテンペスト以降のエキスパンションです。
 最近始めた人でも参加できるので、マジックが比較的遅れて広まった日本ではほとんどのプレイヤーがこれで遊んでいると言われています。特にレギュレーションを定義しない場合はこれに合わせると思っておけば間違いないでしょう。限定環境なので使えるセットは時々入れ替わり、ある強力なセット(カード)が抜けると戦法を大きく変えなければならないこともあります。


 「エクステンデッド」は、RVとDK以降のカードを使用するレギュレーションです。クラシックで使われている強力なカードがある程度抜けているので、比較的安価ではすみますが、一部の1枚制限カードが4枚投入可能になっていたりする、ある意味激烈な環境です。
 デュアルランド(RVまでのレアで2種類のマナの出る特殊ランド)が使用可能なので、日本ではアメリカほどは盛んではありません。


 「クラシックリストリクテッド」はクラシックの禁止・制限カードを全て禁止にして使用不可にしたレギュレーションです。中途半端だ何だと言われて日本ではほとんど普及していない模様です。ちなみにアメリカでも忘れられているレギュレーションです。


 ※禁止・制限カードについては別のリストを参照してください。そのうちリンクを貼れるかもしれませんが。


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