うどん雑学その9
地域による好みの差

うどん文化とそば文化を分けると、愛知県・豊橋から本州を横断する中央構造線(断層)に沿って
東(北)はそば文化圏、西(南)はうどん文化圏と言えよう。
そばそれぞれの文化圏の中にも有名なうどんが存在するので必ずしもそうと決め付けることはできないが たしかにこういった傾向はあると思う。
このように地域によって好みの差が生まれる背景には様々な理由があると思われるが、大きくは気候、 つまり栽培適地の違いが挙げられよう。
小麦の栽培には年間通して温暖な気候が必要だが、そばは寒冷地に強い。なので東日本はそばを好む地域が多く、 西日本にはうどんが根づいているものと思われる。
さらに東日本は”つけ麺文化圏”で、西日本は”汁麺文化圏”という分け方もできる。