【パペットマスター】 ストーリー
伝説の人形師トゥーロンの死より50年、海辺に建つ古ホテルを訪れた4人の霊能者達を、トゥーロンが隠した“命ある人形の秘法”を守るべくパペット達が襲う‥

私的感想
なんだかストーリーがあって無いようなそんな感じですが、まずはパペット達の顔見せ、プロローグ的な作品といったところでしょうか。
ストーリーより雰囲気を楽しむのが正しい見方でしょう。パペット達の生い立ちなんかも出てくるので、まずはこれを見とかなきゃ話にならんです。
ちなみに、ここに出てくるボデガ・ベイ・ホテルは、フルムーンピクチャーズのHPメニュー画面にも登場しますね。

登場パペット
ブレード、ジェスター、トネラー、ピンヘッド、リーチウーマン


MOVIE LINK "PUPPET MASTER" (2.17MB)


【パペットマスター2】

ストーリー
惨劇が繰り広げられ閉鎖された古ホテルの噂を聞きつけた超常現象研究者達が次々と異常な死を遂げる。それと時期を同じくして古ホテルの墓地より50年前に自殺したはずのトゥーロンの遺体が何者かに掘り起こされていた。

私的感想
これまた更に内容が無いような(ぴゅ〜、寒〜)ストーリーです。とにかく理由無き殺人(本当は理由があるんだけど‥)のオンパレードって感じで、最悪なのがパペット達の良き理解者であり生みの親であるパペットマスター・トゥーロンが、若者に嫉妬する下世話な横恋慕親父になっちゃってるところでしょうか。
なんだか出来の悪い自主制作映画を見ている気分になります。ストーリーはシリーズ中文句なしで最低。リーチウーマンが燃やされても「また1体やられたか」ってそりゃないんじゃない‥。
新パペットとして火炎放射ブリキ野郎“トーチ”(日本名:鉄人バーベQ ‥な、なんでや!)が新登場。こいつの泣き声がなかなかキュートで個人的にはシックスシューターに次いで良い味だしてると思うんですが。駄作に出るには惜しいキャラ、はぁ。

登場パペット
ブレード、ジェスター、トネラー、ピンヘッド、リーチウーマン、トーチ


MOVIE LINK "PUPPET MASTER II" (3.52MB)


【パペットマスター3】

ストーリー
時を遡ること1941年ナチス政権下のドイツ。ヒトラーを風刺する人形一座の噂を聞きつけた秘密警察は糸なしで操られる不思議な人形の秘密を手に入れようとトゥーロンに迫る。妻を殺されたトゥーロンとパペット達のナチスへの復讐が始まる。

私的感想
監督さん変わりましたね。ここにきてチャールズ・バンドが本領を発揮したのか監督が良くなっただけなのかわかりませんが、すごく面白いです。というか、ちゃんとストーリーがある作品になってます。
3を楽しむために1、2を見ておくといっても過言じゃないでしょう。ちなみに1、2はCICビクタービデオから発売されていたのに、3は東宝ビデオから発売されてます。見切りが早すぎたかビクター!
パペット達もしっかり目的意識をもって殺人していますし(^^;; 各パペットの生前の話や個性ある登場人物などストーリー以外にも見所は多いです。ただ、シリーズを通して見ているといろいろな矛盾点が目につくかも‥。

登場パペット
シックス・シューター、ジェスター、トネラー、ピンヘッド、リーチウーマン、ブレード


MOVIE LINK "PUPPET MASTER III" (1.22MB)



【パペットマスター4 最強の敵】

ストーリー
“命ある人形の秘法”はトゥーロンが悪魔と取引きすることによって得た危険な契約だった。その秘密に迫る研究者達に悪魔の使者が忍び寄る。シーズンオフのボデガ・ベイ・ホテルで研究に没頭する若き天才科学者リックとパペット達にも、その魔の手が迫る。

私的感想
いきなりSFチックになって個人的にはちょっとガックリです。悪魔の巣窟は、なんだか仮面ライダーシリーズとかに出てくる悪者の本部(?)みたいだし‥。
ストーリー的にはパペット達が主人公と一緒になって闘うという内容で、まぁ、これはこれでほのぼのとしてて良いかなぁとも思うのですが、いわば悪役初代ゴジラがいい奴になったみたいなもので、ちょっと物足りないような、寂しいような‥。パペマス独特の雰囲気を維持しつつ、ここから悪役に戻すのは結構大変かも。
珍しく今回のパペット達は人間を殺しません。個人的にパペット達はビシバシと殺戮を繰り返すのが正しい姿だと思っているのですが。そういう意味じゃ4で既にパペマスの雰囲気は変わってしまってるのかも。

登場パペット
シックス・シューター、ジェスター、トネラー、ピンヘッド、ブレード、トーテム、デカピトロン


MOVIE LINK "PUPPET MASTER IV" (4.79MB)



【パペットマスター5 最終戦争】

ストーリー
悪魔の使者を打ち倒したリックとパペット達に再び魔の手が迫る。オメガ計画推進のために人形を狙う組織と、悪魔の使者「トーテム」、リックとパペット達の三つ巴の戦いが始まる。

私的感想
回を重ねる毎に映画を意識した撮り方になってきてますね。今回は警察署内部や研究所など、色々な場面でロケーションされています。が、しかし行きつくところはやはりボデガ・ベイ・ホテルでした。(^^;;
4の続編ということで主人公と協力して敵を倒すパペット達のキャラクターは変わりませんが、今回に限っては人間相手に殺しもやってくれてます。しかし、そろそろネタ的に厳しくなってきてるかなぁ。
どうでも良いことですが4で出てこなかったトーチが現れてなぜリックは驚かなかったのだろうか? 謎‥。

登場パペット
シックス・シューター、ジェスター、トネラー、ピンヘッド、ブレード、トーチ、トーテム、デカピトロン


特別編
〜 パペットマスター豆知識 〜

その1
原作者チャールズバンドはこの「パペットマスター」のほかにも人形を題材としたホラー「ドールズ」なんかも出してます。で、この人フルムーンピクチャーズの総帥だったりもします。

その2
パペット達の日本名:ガリガリ博士、ジャイアント・コテツ、ドリラー将軍、ディープ・スローター、鉄人バーベQ、ピエロ・ザ・キッド‥ さて問題です。これらはいったいどのパペットのことを指してるのでしょうか?
ちょっとネーミングのセンス悪すぎやしませんか〜!

その3
クレジットを見ると、やたら○○・バンド、××・バンドとバンド一族の名前が出てきます。自主制作っぽい雰囲気はこういうところから出ているのかも。

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