ベースの音

ベースの音はかっこいい。私の好きな曲って大体、ベースソロが入ってたり、ベースラインのかっこいい曲だったりする。
ある程度ギターが弾けるようになったとき、ベースが弾けたらいいなって思った。女のベイシストってなんかかっこいいじゃん(笑)
それで、ベースを借りて練習をし始めたのですが、これがむずかしい。
なんとなくベースは一見そんなに難しくなさそうに見える。弦の数も少ないし、ピアノやギターやドラムよりもややこしくなさそうに見える。けれど、ベースはバンドの命ともいえる重要なパートなのだ。
弦の本数は少ないし、コード弾きはないし、根本的にギターが弾ければ押さえる位置は分かるから、弾けないこともないのは事実だけれど、ただ音が出ればいいってものじゃない。
ベースはドラムと同じで、リズム体だから、一定のリズム（ペース）を保たなければいけない。だから、変な話、ギターやキーボードがどんなにヘタクソでも、ベースとドラムがしっかりしていて、うまかったら、そのバンドはうまく聞こえる。
私は、ピアノでもなんでも、走ってしまう癖がある。だから、もともと楽器に向いてないのかもしれない。練習を重ねれば、たぶん一定のリズムを保てるようになるんだろうけれど、そこまで練習する理由がなかった(笑) そう、私はライブでやるとか、好きな人の前で恥をかきたくないとか、そういう何らかの理由を自分の中で作らないと、楽器の練習を一生懸命続けるのは不可能な人なのだ。
だから、ちまちま遊び程度に弾いたりはしたけれど、到底人に聞かせられる代物ではない。(T_T)
そんなこんなで、私はギターがうまく弾ける人よりも、ベースがうまく弾ける人をすごく尊敬している。こんなこと言ったら、ギタリストのみなさんに失礼だね。怒らないでね(笑) だけど、ベーシストが変わるだけで、バンドの印象がガラッと変わる。もちろん、他のパートだって同じだけれど、ベースの威力はすさまじいものがある。
もともと、私はボーカルだから、曲を聞くとき、バンドを見るとき、まず声や歌い方に注目してしまう。その次はベース。ベースラインが面白かったり、かっこよかったりするとワクワクしてくる。ベースソロがあったりすると動きが止まってしまう。それくらい好き。
でも、ベースはぜんぜん弾けないんだよね。