25年ぶりの書道
(2004年4月7日)
3月の「春の宴@富麗華」に初参加された書道家、
成澤煌藍さんの教室が、豆源交差点すぐのお花屋さん
「ビスコ」の上にあります。
実は海野はかねてから「道」の付くものをやりたいな、
と思っておりました。
その理由としてはやはり自分の文化的な足元を
見つめたいということと、仕事とは別の精神集中をする、
という機会が実は気分転換にもなるかな、
という安易なものでした。

茶道でも、とか思ってもみましたが、今回「春の宴」で
成澤さんにお会いしたのと、もともと小学生のときには
お習字をしていたことを思い出し、
成澤さんの書道教室の「体験コース」に行ってみました。
で、25年ぶり(ちょっとサバ読み)の作品がこれ。(←)
如何なもんでしょ?(恥を忍んで発表)
お習字は「お手本を持って、字を習う」わけですが、
書道は「自ら書く」ことを極めるのがその本分という訳で、
「何かテーマを決めてください」と成澤先生に言われ、
「うーん」と考え込んで決めたのが、これ。
やっぱり四字熟語と言えば「麻布十番」ですよね。
で、結果としてかなりの難しさでした。

何が難しいって、筆の持ち方は忘れているし、
「肘で書く」というのがまったくできませんでした。
実はこれ、1時間半の体験教室の最後の1枚か2枚目。
この前にはまさに数十枚の半紙を真っ黒にしちゃいました。
紙と筆に集中し、ゆっくりと墨を引く。
日頃のあまりにスピードを求められる作業とは異質な所作に
不思議と癒されるような気がしました。
気が付くと随分と身体に力が入っていたようで、
軽い筋肉痛(しかも足?)になる始末。

でも忘れていた感覚を思い出し、楽しい時間となりました。
成澤さん(先生!)ありがとうございました。

これからもちょっとやりたいな、と思い始めております。
どなたかご一緒しませんか?
で、これが先生のお手本。何しろ筆致の軽やかさが違うんだよなあ。