AURA2 FAQ

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 1: 基本


■AURAって何?
NewTek社から発売されている、2Dアニメーション、エフェクト、合成、編集、ペイントソフトです。国内総代理店はD-storm。Windowsで動作。(Aura1.0はAlfa版あり)パラレルドングル使用。
最新バージョンは2.5です

ペイントソフトとしても優れていて、私(西村)は2年前から全てのCG作業をAURA2メインでこなしています。特にペイントはほぼAuraのみです。(Photoshopはレイヤーを使った色調整、他の作業者からのデータ受取り等に使用。)

ブラシレスポンスと筆致の滑らかさ、カスタマイズ機能などはPHOTOSHOP、PAINTERなどのソフトにひけをとりません。特にタブレット使用時のブラシ描画の速さ、美しさは群を抜いています。あと、地味ですが、ズームプレビューが非常に綺麗です(たとえば37.7%とかの半端な表示でも)。
画像縮小、拡大の質も良く、例えば、レイヤー統合前と統合後の拡大縮小で、統合画像のズレは殆ど発生しません。

NewtekサイトにあるVer2.5upgradeは、日本語ver2.0のユーザーでもインストール出来ます。(アップグレードといっても差分ではなく、新規のインストールになります。デフォルトでインストールされるフォルダが別になっており、設定ファイルも別の名前になっていますので、2.0も継続して使えます)メニューは英語ですが動作に問題はありません。ちなみに、プログラムは体験版も全く同じものです(ドングルが検出されない場合は体験版として動きます)

Mac版を開発中という情報もありますが、詳細は不明。

国内版2.0→2.5アップデータが発表されました。こちらはアップデートパッチのようです。(10/09)



■AfterEffectsとの違いは?
AfterEffectsはHD上の素材を参照し、エフェクトや合成のコンポジションを組み、最終的にレンダリングして処理を終えるのに対して、Auraは複数レイヤーに素材を読み込み(メモリー上に展開)、それぞれどんどん加工してゆくことによって映像を作ってゆくソフトです。この方式のため、プレビューは基本的にリアルタイムで確認出来、レスポンスも快適です。

レイヤーは透明度の指定が出来、任意の位置(タイムライン上)に任意の長さのレイヤーを新規に作れます。レイヤー数、レイヤーサイズに制限はありません(メモリーの許すかぎり)。
レイヤー演算(色演算)はレイヤーを統合して行います。photoshop等の様にレイヤーを配置したまま演算画像をプレビューし、レイヤーを編集という事は出来ません。

ペイントは高機能で、任意のレイヤー、任意の連番位置に自由にペイント、マスク編集が可能です。animoの塗りミス修正や、マスクの補正、アドリブ的な画面動、ブラー、コマの入れ替えや追加、エフェクトの重ね描き、etc…   勿論各種エフェクト、フィルターも使えます(photoshop plug-in互換)。
基本的にはビットマップペイントであり、パスよるペイントツールもありますが、パスを使ったベクトルアニメーションには対応していません

 2: Tips


■メニューフォントを小さくしたい
Datasフォルダ内にあるaura2.loc(数字はバージョンによって変わります)ファイルの$00030,$00031行がフォントとフォントサイズの指定になってます。ここを変更してauraを再起動します。フォントサイズを小さくすればレイヤーパネルのレイヤー名表示の字数も増えます。


■デュアルモニタにしたらタブレットの縦横比が変わってしまいました。
aura2は標準ではタブレットは「四隅に一致」になっています。WINDOWS(またはWINNT)フォルダにあるaura2.iniに「nosubtablet=1」という文を追加するとタブレットドライバーでの縦横比、範囲設定等が可能になります。


■photoshopの「画像サイズの拡張」の様な事は出来ませんか?
元画像の外側を「切り取る」で可能です。プロジェクトサイズを変更するとやり直しが効かず、元画像の位置も左上合わせになってしまうので「切り取り」の方が便利です。ただし、プロジェクトを新たに開くため、メモリ消費量は増えます。

 3: プラグインについて

代表的なプラグインを以下に挙げます。

K-FramED1.5  DFやCombussionのようなスケマティックビューによるエフェクトコンポジションを可能にする高機能プラグイン。AURAはレイヤーを保持した状態ではレイヤー演算やエフェクトを加える事は出来ませんが、このプラグインを使えば複雑な操作も可能になります。キーパラメータのグラフエデット、複数プロジェクトのバッチレンダリングも可能で、AURAを介せず直接HDD上のデータにアクセス、レンダリングが出来ます。ロトスコープ機能もあり。非常にコストパフォーマンスの高いプラグインです。
  開発はI/O Labs

P-LAB  パーティクルプラグイン。 ParticleIllusionほど高機能ではありませんが手軽に使え、レスポンスも高速です。パーティクルにAURAのブラシ画像を割り当てる事も出来ます。
  開発はI/O Labs現在は取り扱っていないようですが、問い合わせれば応じてくれるかもしれません。

ColorSicence1.0  タイムラインを持ったカラーコレクター。エフェクトをレイヤー上に重ねてゆく事で複雑なカラー調整が可能です。
音声に合わせてパラメータを変化させる機能もあります。 開発元のサイトが無くなっていますが、PluginはSafe Harborで入手可能です。(リストから消えてました…(10/09))
Safe Harborは古くからAmigaのSHOPで、その流れでAura関連商品を多く扱ってくれています。(但しAura本体の等Newtek製品は北米地域限定)

Pluginデベロッパー

Visual Insirations Inc.
Illusion Layer MakerAuraのレイヤー上で直接illusionエフェクトを作成。
AURA Illusion EXPORTERAuraからillusionにモーションパスを吐き出し。
AuraFX色々な画面エフェクト。
Aurra Triple-Play Production Pack三つのプラグインパック。

サイトには非常に有用なGoergeスクリプトのTutorialもあります。

restaurant 小物ツール的なプラグイン群があります。ちょっと値段が高いかも…。ToolboxEaseを使っています。

auto pro ladu アニメーターで、実制作に有用なplug-inを自ら開発されてます。更新は随分前から止まっているようですが。








 5:LINKS

■ Aura Mailing List(英語)  Yahoo! groupsにあります。意外と活発です。

■ Aura Insider 情報ページ

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