=head1 NAME

Enjoy! Perl Programming - No.28

=head1 SYNOPSIS

データの保存 - ファイル処理の実際(3)

=head1 DESCRIPTION

Perl言語におけるファイル処理の実際。

=head2 既存のファイルの先頭に追記する

ユーザーからの入力データをファイルの先頭に追記したい。

    # [例題28-1]
    print '-' x 5 . "New file created\n";
    open FH, '>no28-1.write.txt' # 書込みオープン
            or die "File open error: $!";
    for (qw|yamaha suzuki|)
    {
        print "$_\n";
        print FH "$_\n"; # ファイル書き込み
    }
    close FH; # ファイルクローズ
    print '-' x 5 . "Inserting\n";
    open FH, 'no28-1.write.txt' # 読込みオープン
            or die "File open error: $!";
    @file = <FH>; # 配列にファイルをコピーする
    close FH; # ファイルクローズ
    for (qw|honda kawasaki|)
    {
        print "$_\n";
        unshift @file, "$_\n"; # 配列の先頭に追加
    }
    open FH, '>no28-1.write.txt' # 書込みオープン
            or die "File open error: $!";
    print FH @file; # ファイル書き込み
    close FH; # ファイルクローズ
    print '-' x 5 . "Reading\n";
    open FH, 'no28-1.write.txt' # 読込みオープン
            or die "File open error: $!";
    while (<FH>)
    {
        print;
    }
    close FH; # ファイルクローズ

ファイルの先頭に追記するには既存のデータをどこかに保持する
ことが必要になる。ここではいったん配列にコピーしている。

    @file = <FH>; # 配列にファイルをコピーする

配列の内容をファイルに書込むときは "print" 関数の引数に配列名
を渡せば良い。

    print FH @file; # ファイル書き込み

配列はリストに展開される。ファイルハンドルにはテキストファイル
の行の概念は無いことを思い出して欲しい。単にバイト列でファイル
ハンドルを介してファイルに書き出される。
配列をダブルクォートで囲まないことに注意。ダブルクォートで囲ま
れた配列はスペースを間に挟んで展開される。

=head1 SEE ALSO

    "open","print","unshift" 関数のドキュメントページ。
    "perlfaq5" マニュアルページ

=head1 TESTED

 OS  : Windows 2000
 Perl: ActivePerl v5.6.1 build 631

=head1 AUTHOR

 Name：吉田和弘（YOSHIDA Kazuhiro）
 Email：y-kazu@lares.dti.ne.jp
 Homepage：http://www.lares.dti.ne.jp/~y-kazu/perl/