「日乃出堂通信Vol.48」
「たまにはおふざけの話題を」
あの、臨界事故から1年が過ぎました。私個人としては「いつか起こる事故」だと思っていたのですが。それはそれとして、1年経った今なぜ、そんな話題を持ち出したか?
1周年の日、核局で検証番組をやっていたのです。その解説の幼稚なことと共に、何度も驚くのが「作業者が“臨界”について教育されていなかった」と言う報道でした。
私は過去に「ピースメーカー」の紹介(「日乃出堂通信Vol.31」)で“しかし、国務長官の「当分の間事故で通せ」はだめです。今日日幼稚園児でも核爆弾は非常に安定した爆弾で意図的に行わないかぎりめったに爆発しないことは知っています。”と書いています。さすがに、幼稚園児がそ言った知識を持っているとは思っていませんでしたが、今となっては義務教育とも言える高校の知識を持っていれば知っていると考えるのが当然でしょう。現代は原子力抜きでは生きて行けない時代ですよ。とか思うわけなのよ。ところが、実際には違うようなのです。私の認識が甘かったと反省させられます。
あの事故。いや、正しく事象と書くべきか(爆笑)後の電力会社のコメントも粋でしたよね。電力会社にはもっと頑張ってもらいたいと思います(本当に)。
こんなことでは技術立国日本が泣くよほんとに。
*** いもほり日記 By NP ***
「江戸の見世物」
川添裕著
岩波新書|岩波書店
江戸時代の見世物興行の解説書。どんな見世物が人気あったのか、どの程度の規模だったのか。いろいろ書いてます。
江戸後期の活人形の興行内容の記述が少ないのが気になりました。
私は明治、大正そして昭和初期の見世物の本が好きなのかも。衛生展覧会だよね、やっぱり。
ところで、この本で再度”常識”と言うものが如何に時代背景や地域に左右されているものであるか認識させられました。
本にも書いてある、歌舞伎が“覚悟を決めた(その必要があるほど高価なと言う意味です)”大衆娯楽であった様な大衆娯楽に出かけませんね最近。
“新製品”がその大衆娯楽に変わりつつあるとか思ったのですが。実際に“新製品”は見世物と行った方が良さそうですよね。ま、札銭は高いですが。
「アインシュタインの宿題」
福江純著
大和書房
内容はいまさら感がありますが、福江純氏の著作と言うことで購入してしまいました。一気に読みました。と書いたように内容は一気に読んでも大丈夫な程簡単です。
そういうこともあって、今岩波文庫版の「相対性理論」(アインシュタイン著)を読んでいたりするのです。
福江純氏は「ハードSF研究会」会員です。大阪大学助教授で、時々、雑誌「パリティ」にも書いていたりします。読み逃さないように。
基本的に最近物理の本は読んでません。「次は“質量”の秘密がわかるまでいいかなあ」などと不遜なことを考えています。
「THE CAMBRIDGE QUINTET」
ジョン・L・キャスティ著
藤原正彦・美子役
新潮クレストブックス|新潮社
某氏に「ケンブリッジ・カルテット」って紹介してしまいました。家に帰って調べてみたら「クインテット」でした。確かに5人だわ。
登場人物は
C.P.スノウ
アラン・チューリング
J.B.S.ホールデイン
エルヴィン・シュレーディンガー
ルードヴィッヒ・ヴィトゲンシュタイン
の5人でクインテット。
スノウは知りませんでした。ホールデインも遺伝学者と言うことしか知りません。他の人は(私にとっては)有名した。
この本はフィクションです。スノウ氏がホストになって、他の4人を召喚して「人工知能ができるか」と言う話をケンブリッジで行うと言う設定です。
もちろん、この5人が集まることができた時代には「人工知能」と言う言葉はありませんでした。ですから「人間の様に考えることができる機械は制作可能か」と言ってました。
未だに解決していない問題ですよね。久しぶりに忘れていた疑問を呼び起こしてくれました。
こう言う本はジャンルとしてやはりSFなのでしょうか?
読み物としてもおもしろかったです。「ずんずん読ませてくれる」感じです。日本にはこう言う本を書ける人がいませんよね。日本人が書くと“小説”としておもしろくなくなることが多いようです。
読み終わるまで気がつかなかったのですが、訳者は藤原正彦さん(と奥さん)なのですね。藤原正彦さんはなかなか文章もうまいのでこう言う翻訳ができるのでしょう。
「マッドメン」@オンゴロの仮面
諸星大二郎著
創美社発行 集英社発行
なんで?今?しょうがない(何がしょうがない?)から買いましたけど。
一部ネームが変わっています。なんか変更してはいけなかった部分を変更しているように感じるのは私だけなのでしょうか?
ま、若い読者のためとは思います。確かに“どの時代”としても良いのですが、古い読者としては、「あれからずーーーーーっと解決されていない」としてくれた方がよかったのですけど。
今読んでいる本の影響で「暗黒神話」とか「孔子暗黒伝」とか読み返してしまいました。「陋巷に在り」も読まなければと思うのですが、読んだのは2巻までです。既に11巻なのに!
*** ロードテスト ***
「トヨタMR−S」
古い話ですが、購入したのは1999年の11月半ば。つまり発表後すぐでした。納車は1999年末。
ご存じの方も多いと思いますが、ミッドシップの2シーター、キャンバストップです。
荷物は載りません。
人間も2人しか乗りません。まったく役に立たない車です。
しかし、私的には衝動買いするほどの車でした。
ことの顛末は以下のとおり。
ある日、大分のパルコ前を歩いているとトヨタビスタ大分がMR−Sともう1車種(全く興味をそそられなかったので覚えていません)の展示をしていたのです。全く興味がなかったわけではないので、運転席に座らせてもらいました。
低い座席、圧迫感のあるフロントガラス(結構傾斜がきつく、頭の上にフロントガラスのトップがかかる感じです)。
「狭い、荷物が載せられない。この車には乗れん!」と思いましたね、その時は。
しかし、翌日にはこの車の特集雑誌(新車が出ると良く出ているやつね)を購入していたのですねえ(負けはその時にすでに決まっていたとも言えます)。
その記事を見ながら「やっぱり欲しいかも」とは思いつつ。やはり荷物が載せられないとか2人しか乗れないと言う部分が引っかかっていました。そうやって自分を納得させようとしていたのですが、同時に支払いの計算を始めてしている自分に気がついたのです。完全な負けです。
週末には、前のRAV4を購入した販売店(昔のトヨタオート。当時−現−Netzトヨタ:ここでもMR−Sの販売をしていた)に話を聞きに行きました。そしてその場で見積もりを頼んでしまう私(大笑)
そして、1週間ほど悩んだ挙げ句購入を決めてしまいました(爆笑)
実際笑うしかありません。1999年末のボーナスをほとんどと貯金のかなりの部分をつぎ込んでしまいました。おかげで全額現金払いできましたけど。
と言うところで、いよいよインプレッションです。
最悪なのは荷物が載らないところです。もうほとんど載せられません。19インチのディスプレイもミドルタワーのパソコンも載せられません。
最悪ではないけれど、あまり良くないのは運転手以外に1人しか搭乗できないことです。ま、友人が少ない私にはぴったりです。
そして、雑誌でも書かれているようにスポーツカーのくせして、エンジン音が軽いのが欠点ですね。
そして、キャンバストップを開くと夏は暑くかつ陽射しがきつい。冬は寒いのだ。春は空気が冷たいのに陽射しは結構きついのである。サングラスと帽子はかかせません。
それにしても、あまりトップを開けません。まあ、当然と言えば当然ですけど。
前のRAV4の様にラフロードにでることもままならず(いや、ZZR−100と同じく、出ようと思えば出られないことはないですけど)。そういうわけでとても気に入っています。
楽しい!
走った感じですが、車体が軽いので1800ccの140馬力とは思えない加速です。そして、RAV4との一番の違いは重心が低いのでコーナリング速度が高く取れると言うことでしょう。いつか死にそうな気がしています。今年の夏には鶴見ロープウェイの下でスピンしかけました。
下手の横好きもいいかげんにしないととは思うだけ...。
編集後記
なぜだか、いまさら「モーニング娘」のDVD見てます。
どうでも良いのでBGVとしては良いです。
今日は2000年10月15日です。NHKスペシャルの「世紀を越えて」は“ロボット”でした。
結局、すべての鍵は“人工知能”なのでしょうか?
「ケンブリッジ・クインテット」読んでから人工知能と言うか「人間が考える」と言うことを考えることが多いこのごろです。
MR−Sの件は関係者の間では周知の事実なのですが、衝動買いした大物と言うことでロードテストに上げてみました。って、ロードテストになってない!