【紹興酒の種類】

 紹興酒には、その製造方法によって大きく分けて、4つの製造方法があると言われています。

A.元紅酒
標準酒。中国国内用の用途にしか生産されていないようです。
(この酒は、熟成期間は、1〜2年との事)

B.加飯酒
標準酒の元紅酒に、もち米やこうじを加えて(加飯して)作られる酒。
※日本に来ている紹興酒のほぼ全てがこの加飯酒と考えても構わないようです。

C.善醸酒
仕込み水に元紅酒を加えて作られた酒。

D.香雪酒
老酒の粕取焼酎を仕込み水の代わりに使って作られた酒。

※.花彫酒
日本で飲まれている紹興酒のビンのラベルに、「花彫」等と表記されている物が多くありますが、本来ならば「古代人物、動物、花鳥、風景等を彫刻し綺麗に色付けされた壺に入った加飯酒」の事を「花彫酒」と言います。

そして、ビンに「綺麗に印刷されたラベル」を張ることによって、それらも「花彫酒」と言うように、いつしかなってしまったという事もあるようです。

ということですので、これらの関係は以下の、

紹興酒>加飯酒≧花彫酒

このように考えて良いと思います。