PM9:30 北京着。時差は一時間。
SAJUは髪を脱色したのだが、北京ではそうとうめずらしいらしく
空港で呼び止められる。
「ドシテ中国人なのに金髪なんだ?」
しかし、そう大きな問題にならず、そのままホテルへ。
ホテルは「国誼賓館」(GYO YI HOTEL)。
政府関係者がよく使うらしく、派手なものはなにもないが
こじんまりとした、かなりよいホテル。
ただ国外へのダイレクトコールができないのがつらい。
あと英語が通じないのだ。
本来、出演者は別のホテルらしいが、僕らだけここらしい。
ホテルで甲丁と再会。旧交を暖める。
かなり忙しいらしく、少々疲れてる様子。
SAJUの髪をみて少し「ウーム」
やはり、このままではマズイらしい。
ある程度予想していたので、カラーリングで対処すれば良いとのこと。
明後日のイベントの概要を聞く。
出演者総数、800人!フントかよ〜
それで疲れるわけだ。
夜、SAJU、ステージ用衣装のパンツを忘れたのに気づく。
大騒ぎ!「ワタシ、おちこむヨ〜」
必死で日本へ電話。明日、明後日の便でだれかに届けてもらう?
しかし出来るのだろうか。そんなことが…
珍道中は始まったばかり。
午後から会場の「首都体育館」へ下見へ
なるほどデカイ!・・・・けど6万というのはオーバー・・聞いたら2万人だそうだ
それでも大きい!一週間後には小室ファミリーもここでやるそうだ。
会場は今日分のリハの真っ最中だった
甲丁がインカムで指示を出しまくっている。
大会場に響く普通(仕事)の会話というのは変な感じだ
夜本番も見に行く
雰囲気はやはり日本の紅白の様(15年位前の)
新旧取り混ぜて、京劇、民謡、クラシック、歌謡曲、ロックまでと様々
司会者の紹介で1人1曲づつ、出演者は全土から集まって来たスター中のスターらしい
しかし考えて見れば変だ、なぜ僕がここに?・・・
幼少の頃見ていた紅白みたいな所に?・・・・一番縁遠い世界だと思って
・・・しかもここは中国・北京
・・・多少緊張しないでもないが違和感の方が大きくて笑ってしまう。
とにかく出演者全員歌がメチャうまい!大会場に朗々と響く!
ロックは案の上つまらない、一番古く感じた。こちらの耳が一回りしているのか
・・・もちろん詩は全然わからないが・・・・しかし若者にはウケている
僕達の出演は明日
パンフにはSAJU歌唱、福岡:伴唱、作曲 となっている。
sajuの歌の前後に「YEN CALLING(オタケビ)」を入れる予定
ステージで日本語は一切しゃべれないし歌えない
「こんにちは」「ありがとう」もダメ!
僕が歌うのは「UE WORDS(hanamogerra)]だからOK
オタケビは国境を越えるってか?
夜SAJUのパンツが届く
やれやれ良かった!
SAJUは久ぶりの母国コンサートで気合いが入っている。
小節数、間違えるなヨ!
一回目のリハ
指定しておいたヴォーカルエフェクターで少し手間取る、
僕みたいに手元でイフェクターを操作するというのは日本でもそういないが
やはり中国でも初めてらしい、なかなかうまく行かない・・
時間が過ぎて行く・・・多少ビビリながら
「あの〜出来なかったら、無しでもいいですよ」と言ったのだが、
「心配するな、ちゃんとやってやるから」という・・
このあたりの心使いはありがたいが・・・時間が過ぎて行く・・
しかし時間に関しては結構おおらかだ、日本でやる場合普通この位の規模のイベント
だとキッチキチ!にタイムテーブルが決まっていて、一秒たりとも狂っては成らぬ!
とばかりに事を進めていくのだがさすが中国4000年細かいことは気にしない、
こーゆんでも出来るんだよね、僕はこっちの方が好きです。
やっと繋がりいざリハーサル!
曲はsajuのアルバム2曲目に入っている[グーシーホウ、ジャシーホウ]という
ドラムンベース調の曲まだ中国では誰もやっていないだろうから
と言うことでこの曲にした
曲のイントロとエンディングに「YEN calling」を入れて僕もオタケブ!
オタケビは受けた!
まだリハだけれど、現場にいたスタッフ、ミュージシャンは
「ナ・ナ・ナンダ・ナンダ!?コイツは?」という感じ
モロッコでもそうだったけれど、やはり声は万国共通、
まして中国では、民謡、クラシックを始め、声を張り上げて出す歌が多い、
オタケビが受ける素地はあると見ていたのだが予想を上回るウケ!
とてもうれしい!・・
・・・・・がしかし・・・・・SAJUが小節数見失う
・・・う〜む・・・マズイ!・・・アっ今度は2拍ずれて歌っている
・・・う〜そーとーマズイ、
ジャングルビートは初めてとあってほとんどの中国人は気ずいてないが・・・・
違った曲に成っている。
・・さすが甲丁(ジャディーン)は気ずいている・・
SAJU久しぶり故郷の大舞台で大緊張!!
・・・・モニターの返りは確かに小さいが・・・ん〜むどうしよう・・悩む
・・・リハが終わった・・・間違っても一応受けてはいるのだが(笑)・・・
甲丁(ジャディーン)SAJUと相談・・・
「曲を変えよう」と甲丁・・・
「エっそんな事出来るの?いまから」
「しょうが無い、このままでは不安だ」・・・
ということで曲はジャングルビートから一転ラウンジ調の
「春去春来」(日本名アディオス)に変更・・
午後のリハでもう一回やる事になった。
午後のリハは問題無し・・・ふ〜〜ヤレヤレ
オタケビはイントロ、間奏、エンディングに入れることにした・・・・・・
相当強引な変更ではあったが考えてみれば
「春去春来」はこちらでラジオチャートにも入っているしこれで良しとしよう・・・
しかし衣装、髪型とは全然合っていない(笑)
SAJUは悔しがっている
楽屋は大勢の出演者でごった返している、
会う人会う人み〜〜んな大御所!!
らしいのだが、こちらはチンプンカンプン?取りあえず挨拶と写真は撮ってきた。
8:30本番
フルオーケストラバックのオペラっぽい男性の後
司会者の紹介でいよいよSAJU登場
そして彼女の「私の作曲、プロデュースをしているフッカンです」との呼び込みで
僕は円形大ステージへ
曲が始まった・・アっ!僕のマイク入っていない!
しかし間奏までは何とかなり後はうまくいった
SAJUの出来もマアマア
ウケもよかった(このあたりは日本と違ってダイレクト)
コンサートのエンディングでは紅白さながらの出演者全員ステージでの大合唱!
ダンサーも多数!
終わった後はサイン責め!
イヤ〜芸能人してきました・・・たぶんもう2度と無い経験だろう
夜遅く甲丁達今回の制作スタッフと軽い食事、個性豊か、雰囲気がとても良い。
このチームで色々プロデュースワークをこなしいるそーだ、な〜るなる
2時にホテルへ。寝る
荷物の整理、電話連絡、日記の後
明日のスタジオ仕事の準備
(c) Yutaka Fukuoka