『Y(ワイ)』
2003.1.22/TECI-1039/\2,900(税抜)

*さながらロードミュージックのような、、、*

明けまして  おめでとうございます。

どうもおまっとさんです、久々のニューオリジナルアルバム《Y》です。

思ったより時間がかかり少々予定をオーバーしたのですがこうしてようやく新年に発売出来ることになりまことにめでたい限りです。

しかし怒涛のレコーディングでした、やはり自分のアルバムを一枚作るというのはかなりのエネルギーを使います、今は心地よい疲れの中でこれを書いています。
   

昨年も様々な活動がありました。僕自身のライブYEN Callingを始め多くのセッション、そして石見神楽とのプロジェクト、カンボジアプロジェクト「beyond the killing fields」なども引き続き行っており、それらの活動や旅、そしてそこで出会った様々な人達がこのアルバムのヒントに成っています。
 この各々の活動は一見まったく違ったものにも思えるのですがこうして一枚のアルバムにして聞いてみるとそれなりに通底するものが見えて来て自分自身とても面白い発見にも成りました。
 別に意図したわけでは無いのですがなんだか一枚のサウンドトラックのような感じもします。さながら僕自身のロードムービーならぬロードミュージックのような、、楽しんで聞いていただければ。
 さて今年はどんな旅、人との出会いがあるのでせう、僕自身楽しみです。
 みなさんにも今年が良い年でありますよう。
                  

                      2003年元旦 福岡 ユタカ

======各曲制作ノート=================================

◯Prologue(Self-portrait)
  music: Yutaka Fukuoka

  まずは、、、これより。

◯Memory of Souk (Marrakech)
  music: Yutaka Fukuoka
  Guiter : Natsuki Kido ,Percussion : Yoichi Okabe

 モロッコに行ったのはもう5年前、、、にもなるのかー、時間が経つのは本当に早い。昨年ベルリンでモロッコ人のアーティストに会い色々話し会っているうちにとても懐かしく成りました、、もう一度行きたい所です。
 この曲の始めの部分に聞かれるのはマラケッシュのスークでセッションしたものです。

◯Shadow Paradice
  music: Yutaka Fukuoka, words:Minako Yoshida

懐かしい曲です、ライブでよくやっていました。この曲をやるにあたり久しぶりにPINKのレコード(CDじゃ無いゾ(笑))を聞き直したのですが、テンポの早いこと早い事、自分の頭の中で鳴っているのと随分違う、あれ?という感じです。時代のテンポは早くなっていると思うのですが不思議なものです。

◯部屋から空へ(Yen calling〜Free Improvisation)
  music: Yutaka Fukuoka & Natsuki Kido   Vo: Yutaka Fukuoka , Guiter:Natsuki Kido

昨年(2002年)はなかなかlive Yen calling は出来なかったのですがちょうどこのレコーディング前にシンガポールでライブがありその勢いのままスタジオに入りました。久しぶりの鬼怒君とのデュオ。後日岡部君のパーカッションをダビングしました。この他に数テイク録音したのですが、それはまた後日発表(アルバムYen calling-2)を考えています。

◯私な感傷 (hisokana kanshou)
  music: Yutaka Fukuoka   words: shin-ya b.

今は世の中の動きも本当にテンポが早くそこに身をおいていると眩暈さえ覚えることがあります、、、通りすぎる情景、断片的な、音、言葉、、、Yen callingでお馴染みの映像作家シンヤが詩をつけてくれました。

◯Rue Pasagere
  music: Yutaka Fukuoka
  Vo : Yutaka Fukuoka , Chorus : Jadranka, Percussion : Yoichi Okabe

以前にも書いていますが僕はDATとマイクをもって様々な音を録音することがあります、まあ旅に出る時が一番多いんですが、時折自分の住んでいる町東京の音も録りに出かけます。この曲のそこここで聞かれる雑踏音は渋谷、原宿の雑踏で録ったものです。
 この曲の冒頭の部分はTV局「BS朝日」のテーマとして使われているんですがジュンちゃん(演出)の映像そしてサブタイトルの「じゃ原宿で」というのとぴったりくると思い使いました。
 耳をすませば町にはその町独特の音があってとても面白い、、青年よPCを捨て街に出よう(笑)。

◯Kanmukae (神迎え〜石見神楽より)
  Vo: Toru Ogawa & Yutaka Fukuoka , Percussion : Whacho , Special Thanks to : Neo Iwami-Kagura-shachu.

 3年ほど前から取り組んでいる石見神楽とのコラボレーション作品です。前アルバム[ reminiscence ]に納めている「大蛇」「黒塚」に続いて3作目のレコーディングになります。
 前2作と異なりこの演目「神迎え」はいわゆる儀式舞いといわれるものに属するもので神楽の始めの方に行われ「さあ神様降りてきて下さいよ」という神の降臨を願う歌です。
 歌うは亀山社中御大「小川徹」地元浜田で録音したものをベースに作って行きました。本来はもっと長い歌なのですがここではショートバージョンにしてあります。

 石見神楽とのプロジェクトはもう3年目になります、昨年のNHKドキュメンタリー「オタケビと神楽」を始め今年からは毎夏石見の「風の国」というところで定期公演を行う事に成りました、回を重ねるごとに東京のミュージシャンと社中のみんなとの息も合ってゆきグループの名も「ネオ石見神楽社中」なんて付けちゃいまして、これからの活動が楽しみです。

神楽は生!夏は「風の国」に来るのだ、、温泉もある(笑)

◯Evacuation
  music: Yuidataka Fukuoka
  Vo: Yutaka Fukuoka & Jadranka , Pf: Hideaki Takahashi , Recorded by Mann Kosal Band at Siem Reap.

 カンボジアプロジェクトのドキュメンタリーパフォーマンス"Beyond the killing fields"の為に作ったものを下敷きにした曲。
 舞台ではプノンペンからの集団租界の場面に使われ、後半静かになるところでエム、ティエイさんのソロダンスに移行してゆきます。
 舞台では歌は入っていないのですが今回はヤドランカと僕の歌を挿入しました。
ヤドランカは旧ユーゴ出身、やはり内戦で色々あったところです、、祈!平和。

 "The continuum: Beyond the killing fields"もアメリカ(イェール大)、シンガポール、ベルリンと公演を終えもう3年目に入ります、今年(2003年)もウィーン、リスボンと続きます、、、
思ったよりも長く続いています。最後はカンボジア公演で〆の予定なのですが、、何時になるのだろう、、The continuum。

◯Other White(Yen calling〜Free improvisation)
  music: Yutaka Fukuoka & Natsuki Kido   Vo : Yutaka Fukuoka , Guiter : Natsuki Kido , Talking : Ting ping & Yen

 Yen calling レコーディング中、鬼怒君からダビングものはどう?との提案で作った曲。鬼怒君の超絶手弾きミニマル(贅沢です)に乗ってインプロを展開しています。その後、水音(マイク濡れたゾ)などダビング、最後はとあるワークショップで録音した雲南省の歌手ティンピンとの即興デュオの一部を重ねました。この即興デュオも始めから聞くとそれだけですばらしい出来なのですが、、何時か発表したい。

◯I-YA-O-E
  music: Yutaka Fukuoka
  Vo: Yutaka Fukuoka & Jadranka

 ヤドランカとはここ数年時折一緒にライブをしていて何時かレコーディングもと思っていましたが今回実現しました。しかしどうしてこんなやわらかな声なのか、タバコバクバク吸っているのに(笑)、、、お互い吸い過ぎに注意しませう。

ちょうどレコーディング直前に彼女と行ったシンガポール、エスプラナーデでのコンサートは素晴らしいものでした。メンバー[Space lab]の皆様に感謝です。

=====歌詞========================================

◯Kanmukae (神迎え〜石見神楽より)

降りたまへ 降り居の庭には 綾を敷き錦を並べ御座と踏ませうや
七五三の中まだ入りまさぬ神あらば黄金の七五三を越えてましませ

千早ふる玉の御すだれ巻き上げて神楽の声をきくぞうれしき

◯ SHADOW PARADISE

 淡紅の花咲く Paradise 夢魅る
 夕闇の浜辺へと Paradise 探して

 Starlight 寄り添って
 Starlight 歩く

 震えてる波紋には Paradise 謎解く
 銀色の羽根を持つ Paradise 魚が

Fly high 波蹴って fly high
Fly high 飛び交って fly high 居る

 呼ぶ声はもう届きはしない
 たとえ愛でも
 足元に揺れる水の上
 身代わりの僕のShadow 置いて行こう

*Stranger きっと あなたの瞳には
 Stranger ずっと 僕が映えない
 Stranger もっと 海の底へと
 Stranger そっと あなたを見てる

 呼ぶ声はもう届きはしない
 たとえ愛でも
 長い髪揺れる水の中
 楽園の風が吹く 風が吹く

*Repeat

◯私な感傷 (hisokana kanshou)

やかれた けしきの きわでも
あること みしらぬ ひとまた せ

ききみみ きそいて かたりて
うつろい かえして ひとくち へ

おいやすく ゆめを いう ふるき はなは あかり
さめからぬ いしは うえ こえし いまは さりはて

こえ たて とか あるとき はるとき

Aio〜wei〜yo
Aio〜wei〜yo

Wei〜orei-yo
Wei〜yo Wei〜yo

やかれた けしきの いまでも

おいやすく ゆめを いう ふるき はなは あかり
さめからぬ いしは うえ こえし いまは さりはて

こえ たて とか あるとき みしらぬ
 

Aio〜wei〜yo
Aio〜wei〜yo

Wei〜orei-yo
Wei〜yo Wei〜yo

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All Songs Composed by Yutaka Fukuoka("Yen Chang")(Except"Kmmukae")
All Lyrics Written by UR WORDS(Except"Shadow Paradise""hisokana kanshou""Knmukae")

Lyric Written by Minako Yoshida("Shadow Paradise")/shinya-b("hisokana kanshou")
"Kmmukae" by Traditional Song

Produced by Yutaka Fukuoka
Voice:Yutaka Fukuoka("Yen Chang")
All keyboards Sampler & Computer Programing by Yutaka Fukuoka

A & R Producer:Akira Noguchi(Imperial Records)

Promotion Staff:Yasuyuki Tsukamoto(Imperial Records)

Sales Promotion Staff:Toshio Ohe(Teichiku Entertainment,Inc.)

Recorded & Mixed by Noriyuki Terayama/Yutaka Fukuoka/Ryo Uemura
Recorded at Pick Up Studio/Think Sync Studio/YEN Studio
Recorded by Yutaka Fukuoka with Binaural Recording System
Mixed at YEN Studio/Think Sync Studio
Mastered by 〇〇〇 Yumikura at Temas Studio
(Tetsuya Yamamoto at Avex Studio)

sckech:Miyako & Kanade Fukuoka
Art Direction:〇〇〇
Designed by 〇〇〇
Phographer:〇〇〇

Executive Producer:Takafumi Muraki(Imperial Records)

Special Thanks to:
Neo-Iwami-kagura-shachu ( Touru Ogawa/Takasi Shimono/Hitoshi Hidaka/etc)
Mayumi &Yasuo Kawabe (KAZE NO KUNI)
Akira Matsuo/ Hidetoshi Fukuhama/ Junji Harada & all friends of HAMADA
Jun Sakata/Naoki Nomura/Takanori Ounishi/Takayuki Nishizawa/

Ong Keng Sen & Theatreworks/Mann Kosal & Thong Kim & Ann & Kim Bunton & Sotho Kulikar & Norlina & Mohd ("BEYOND THE KILLING FIELDS")
Yumiko Oomori

Kiyosi Okabe
Shigenobu KANNO (YAMAHA SREV1)
Naohiro OHO (KORG Kaoss PAD, Kaoss mixer)
Koji IIDA (Roland RSS-10, UA-700)

Jun Miyazaki & Yukiko Sakaguchi(BS ASAHI) /Kumiko Himeno (TV ASAHI MUSIC)
Tadakazu Takahashi