それから、音が良い。
音声転送速度は32kbps。家庭用デジタルコードレスホンをベースに開発されただけあり、音質の良さには定評があります。
ちなみに携帯電話はPDC方式(いわゆる「デジタル携帯電話」)で5.6〜11.2kbps、第3世代携帯で採用されているcdma方式で8kbpsで
す。音声転送速度だけでは音質の良さは測れませんが、一つの目安にはなると思われます。
また、以前は「PHSは音声が途切れやすい」といわれていましたが、今では新技術の開発により、音声が途切れにくくなりました。
データ通信・情報サービスが便利。
PDC方式の携帯電話の通信速度が通常9.6kbps、パケット交換で最高28.8kbpsなのに対し、PHSは現行の回線交換で32k-64kbps、
パケット交換で32-128kbpsの速度で通信できます。
cdma方式ではcdmaOneがパケット交換で上り最高14.4kbps/下り最高64kbps、CDMA2000
1xがパケット交換で上り最高64kbps/下り最高144kbps、W-CDMA(FOMA)が回線交換で64kbps・パケット交換で上り最高
64kbps/下り最高384kbpsと、PHS以上の性能になってきましたが、料金面ではPHSがまだまだ有利!
また、すっかり携帯電話・PHSの用途として定着した文字情報サービスもPHSの方が安価、高速です。情報コンテンツ数ではNTTドコモの携帯電話のi-
modeが一番ですが、i-modeの一般サイトを閲覧できるPHSも発売されています。
※パケット交換の情報サービスの場合、データ量によっては携帯電話の方が安い場合があります。また、メールサービスの場合、メールの種類によっては携帯電
話の方が安い場合があります。