photo diary
荒神屋 藤佳
平成二十年元旦
旧年もご覧いただき誠に有り難う存じました
本年も相変わりませず宜しくお願い申し上げます
皆さまにとりまして幸多き年でありますように
謹んで新春のお慶びを申し上げます
2008年1月1日  「 初詣 」
あけましておめでとうございます
 
 
一昨年も去年も書きましたが、
「無精の限りを尽くしても、新年は等しく訪れまする。」
はい、今年もその通りでございました。
これは定型句となりつつありますな。
そろそろ新しいのを考えねば…。
「今年はおうちピカピカで新年を迎えました」
…嘘はいけませんね、一生有り得んことでせう。
今年も遊び倒して、ズボラの限りを尽くし、猫の世話
だけはして、まった〜りのんび〜り参ります。
本年もよろしくお願い申し上げます。
 
 
 
 
 
しかし、なんで新年早々こんなボケボケ写真なんだ…。
去年は元日に行きそびれた初詣、
今年は八坂神社でございます。
 
「朝から参りませう」と言いながら、
日もとっぷり暮れてからモサモサ、
この体内時計のズレ・歪み・故障は
時計屋さんでも整骨院でもお灸でも
直りそーにございません…。
ま〜、明るい混んだ時に行って、
「おらー、人の足袋蹴飛ばしてんぢゃ
 ねーよっ」と、地が出てしまうよりは
人も少なくなった時刻の方がいいと、
ノーテンキに考えればおしあわせと
いう手もありますが。
まずは本殿ですわな。
「家内安全、交通安全、無病息災…、
 ちょっと待て。それはアカン、オヤヂと
 息子は無病息災、私は二病息災、ん、
 よしよし。ゼータクはイカン。
 商売繁盛、オヤヂが稼ぎますよーに、
 息子が稼ぎますよーに、オヤヂが稼ぎ
 ますよーに、息子が稼ぎますよーに、
 オヤヂが…息子が…オヤヂが…」
「いつまで拝んでんの」
「アンタの健康を祈ってますのんゑ〜」
そう、アンタの財布の健康とご多幸を〜。
私の稼ぎはお願いしない。そんなものは
ない(汗)。あってもないっ(脂汗)。
神様と税務署、どっちが怖いかの二択は
ツライ。
「…コレ、吉や」
「触っただけでわかるんか」
「わかる」
「オマエは透視ができるんか。ヒヒヒ」
吉だった。。。オマエは美輪サンか。
「私は末小吉とか、半吉とかやろな」
「あんまり期待せん方がええで」
「また見えるんか」
「期待した分、ショック大きいで」
凶だった。。。末小吉でも期待か。
ここまではフツーの初詣。
世間の目をあざむき善人のフリをし
(かなり無理アリ)、息子と私の初詣の
最大の目的は、
 
お み く じ
 
毎年のことですわね、皆さまご存じ。
ハハとしてはそろそろ息子のおみくじに、
「良縁有り」の文字が入ることを祈るばかり。
そして、「良縁有り」を引き当てたのは、
オヤヂだった。
ふぅぅぅぅぅぅん、あ、そ。
べつにええで、先に帰っても。
家の名義、書き換えといてや。
ちょっとビビらせたら、福玉買ってくれました〜♪
お店の天井から、ぶらぶら下がっとります。
「どれにしますか」と尋ねられても、中身わかんねー。
札束でも入ってんなら、必死だけど(笑)。
んで、中身はコレ。
ポリ縮緬の巾着とがま口、木綿のお手玉。
自分の目で見ては絶対買わないよーな物も、
意外と便利だったりして、前に買った時の
ポーチも重宝しとります。
外側のまんまるいもなかは、最初にぼーに
かじられてしまいました。クヤシーーーー!!
帰ってゆっくり年賀状に目を通したら、しばらくご無沙汰してる同級生@ご主人はオヤヂの
友達夫妻から、「去年、孫ができて、おじいちゃんとおばあちゃんになりました」…。
息子さんはウチの息子と幼馴染みの同級生。。。あっちはお孫さんで、ウチは猫。。。
息子よっっっ、「良縁有り」のおみくじを引くまで帰ってくるなっ!!!!!
2008年1月6日  「 んがぁ〜〜〜 」
はぁ…。
正月の記憶がない…。
「三が日」、なに、それ…。
大体、息子の休みが29日から一週間、オヤヂが
元旦と5〜8日っつー、10日以上も男連中が家の
中にだらだらいるのがくたびれる。
(目下、正月鬱驀進中)
 
息子の提案で、3人で映画を観に行くことにする。
…時間を間違えていた。
男二人は、「ちょっと…ちょっと…ちょっとだけ」と
にやけつつ、いずこかへ…パチンコ屋ぢゃろがっ。
確信犯かよ…。
鬱々しながら一緒に行く気になれず、「たまには
一人で喫茶店でコーヒーをまったり」の夢を果たす
べく喫茶店を探すも、どこもかしこも禁煙。
ミスドでドーナツ2個とアメリカン2杯。
…なんか、冴えない。
おみくじ 「凶」 だったもんなぁ…。
 
暮れに錦で買ったバッグ。手編み。
家族連れで映画館なら、最低限の荷物で
いいだろと、この小ぶりのバッグにしたら、
いつものバッグから鍵を入れるのを忘れ、
先に帰ったものの入れず(泣)。
ファミレスで時間潰して、や〜っと帰って
きた男達から稼いできた分を搾取っ。
これで今月もぼーのローンが払えるわ。ヌフフ
2008年1月10日  「 十日戎 」
あっという間に十日戎でございます。
今年は翌晩が雨かもしれないってことで、
えらい人でありました。
毎年、参拝してても、「今年はえべっさん
のおかげで商売繁盛やったな〜」と札束
片手にムフムフしたことは皆無ですが、
家族3人におねこさま1匹、食うに困らん
だけでも有り難いと思いませう。。。
              はぁ〜、苦しい弁明。
                 ゼニはほすぃ〜のよ。
 
こんなデッカイ熊手は、会社に飾るんで
せうかね。儲かってんだろなー。
家で夜中に目が覚めて、お三方が笑って
らっしゃったら、…ちょっと…。
買えない者のヒガミです。。。
毎年、同じルートを歩きますんで、
最初のポイントはこのちと怪しげな
骨董屋さんです。
おほほ、白熊さん、お久しぶりです。
3年前は立ってらっしゃいましたが、
あのポーズは疲れますわよねぇ。
あ、熊違い?? 失礼しました。
おや、お背中にもう一頭…。
なんだかくつろいでらっしゃるけど、
重くありません??
え。。。「白熊の開き」になってらっ
しゃる。。。????
重ねがさね失礼いたしました(汗)。
「お〜♪ ぼー、ぼー、一人で来たんかぁ」
「おかーさん、それは虎の剥製やで」
「…違う、ぼーやっ。シマシマやもん」
「ぼーは横縞、これは縦縞やろー」
「…寝転んで見たら縦縞や」
「ぼーは虎より凶暴やで。剥製の虎は
 おとなしいやろ」
「…ぅぅぅ。ぼーはどこ行ったんやー」
「家におる。しょーもないこと言うてんと、
 フランクフルト食べに行くんやろ」
「うん♪」
 
凶暴な猫とコワレタハハの世話に追われる
息子に愛の手を〜!!
「おにーさ〜ん、連れて帰ってよ〜」
「アカンわ〜。ウチ、猫おるし」
「猫…。虎の親戚やろ。仲良ぅするしー」
「無理やと思うで。凶暴猫やからな、熊さんの
 方が食べられてしまうかもしれん」
「ボク、お肉ないねん(涙)」
「それは同情するけど…、あの凶暴猫は
 毛皮見ただけで、むしゃぶりつくからな〜。
 ネズミのオモチャの兎の毛、ハゲハゲや」
「ハゲハゲ…。おにーさんも気ぃつけな」
「ありがとー。お互い、苦労多いなぁ…」
妙〜にうめぇんだよな、ここのフランクフルト。
臭みがねぇっつーか、硬さもほどよい。
D級グルメさまにオススメ。
息子はコレを食べに来ていると言ってもいい。
 
 
 
「おかーさん、コレ、200円の方がウマイわ。
 300円の、肉がやらかい。ヘンやで」
こんな所でフランクフルトを2本食べる君も、
ヘンだとは思うが…。
今宮戎神社が近づくにつれ、縁起物を
売るお店が増えてくるんですが、ここら
あたりから足止めをくらいました。
参拝客が多くて入場規制してる模様。
押し合いへし合いで気持悪い…。
着きました。疲れた〜。ジュース カッテヨー
…ナンデスカ、コノ光景ハ。
あ〜、樽に納められた去年の福笹を…
こーゆー縁起物は言葉を選びますなぁ
(フツーの物なら「燃えるゴミ」「撤去」って
 ことなんだろけど、コレだとバチ当たりそ)、
まぁー(汗)、それに近いことを…、中の物を
いずこかへお片付けになってる最中ですが、
なんか…今年授かる福笹も、来年はあの
運命かと思うと、いささか萎えまする…。
それでも、納める物は納めませう。
んでもって、今年の笹を授かりませう。
さっきの光景は忘れませう(汗)。
息子よ、いざ、出陣!!
♪ジャンジャーン ジャカジャカ ジャンジャンジャカジャカ
頑張れよ〜 ズームで遠くから見てるぞ〜
おー!! 福笹ゲット!! でかした、息子!!
ま、並んでりゃもらえるけどな
おとととっ、こけるなよっ!!
福笹のご利益が目減りするわな
「もらってきたでー!!」
はいはい、ほな、次、行きまひょか
ぶっちゃけ、笹はタダ、無料でございます。
が、このまま七夕まで置いといては、足袋を踏みつけられながら
ここまで来た甲斐がございません。
いや、えべっさんの主旨、どっぱずれですな。
で、縁起物をつけてもらうんですが、今年も正装の福娘さんが
見当たらず…、福福しい昔の娘さんにつけていただきました。
もーここまできてかっこつけることもなし、商売の神さんなんで、
恥も外聞もなく露骨であります。
「予算いくら!?」「…(女の人の描いてあるお札)」
「ほな、まず熊手と〜、俵と〜」「金の俵もあるで」「値段同じ!!」
「鯛は〜」「去年もろた。今年は違うのにしよ」
あと一つ買って、おつりがチャリ〜ン。
たまには笹がしなるくらいいっぱい…。
しかし、一番商売繁盛してんのは、えべっさんではないかと、
罰当たりなことを考えてしまいました。。。
おみくじも引きましたが、これ以上、おみくじマニア君の機嫌を損ねるとイカンので…。あははー
本殿裏のドラを叩いて大声でお願い事
すると、えべっさんにきいてもらえるって
んで、口々に、「商売繁盛!!」「金くれー」
「今年は万馬券(…違うと思う)」…。
私も根性で叩きに行ったけど、後ろから横
から押されて、「ぎゃあぁぁぁ」「痛いぃぃぃ」
「えべ…えべ…、押すなー!!」で列から押し
出されてしまい。。。
チマチマ小商い、今年もチマチマチマチマかい。
 
…帰って夕刊を読んだら、「戎様は難聴」
とあり、あんぐり。
私のあのみっともない叫びも、聞こえて
らっしゃらなかったのねん。ほっ。
オヤヂ
 ↓
今年は例年以上に混み合って、
帰りはちょっとぐったり気味。
その分、商売繁盛だといいですが。
ガバガバ稼いで、おべべ買うぞー!!
 
 
 
 
 
 
 
 
だって、去年と同じおべべで行ってた
もの〜。
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山茶花