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おうぎやうちのだん

も世もない親子三人、これが逢ひ納めだと夕霧は嘆きます。

 扇屋に戻った夕霧の病状は重く、伊左衛門と源之介は物乞いとなっていました。

 扇屋から出てきた医者の梅庵に「遣手のお杉」が病状を尋ねます。もう助からないだろうという悲しい話。
 側で聞いていた伊左衛門、源之介は悲しみながら、山節を唄います。それが扇屋まで聞こえ主人の「了空」に呼び止められて二人は中へ入れてもらうのでした。
 やつれた夕霧は私はもう助からないから、これが逢ひ納めだと嘆きます。伊左衛門も源之介も扇屋の人たちも泣くばかり・・・

 そこへ喜左衛門がお雪の使いでやって来ます。「夕霧を請け出して養生させるように」と八百両を渡したのでした。

 そして伊左衛門の母「妙順」も金を調達してやって来ました。
 晴れて親に許された伊左衛門、花嫁、初孫と認められ、喜びの夕霧は目出度く本復するのでした。

 
 "楽々連の楽書き"
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