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							| 黄色い花、白い花 
 
 笙子は舞い上がっていたのだ。
 蔦子さまと二人でデート。
 そうじゃなくて。
 蔦子さまと二人でお買い物。
 そう、お買い物なの。デートじゃないのよ。わたし一人じゃ不安だから、ついてきてもらってるだけで。
 蔦子さまと二人でお昼ご飯。
 ええっと、お買い物の後でね。
 蔦子さまと二人で初詣。
 その後は、一応その予定だけど。
 笙子は完全に舞い上がっていたのだ。ここに来るずっと前から。
 「すみません」
 お昼時の混み合ったハンバーガーショップのテーブルに向かい合って座る蔦子さまに、笙子は少し前かがみになって、小さな声で言う。
 「とんだヘマをやらかしまして」
 蔦子さまは笑って、
 「別にいいって。わたしは面白かったから」
 「そうですか?」
 「そうよ」
 蔦子さまはジンジャーエールの入ったストローつきの紙のカップをテーブルに置く。
 「笙子ちゃんのいろんな面白い顔が見られたから」
 「・・・そうですか」
 「写真に撮れなかったのは残念だけど」
 いつの間にかクロームの丸いフレームに埋もれたレンズが笙子に向けられているけれど、蔦子さまはそのコンパクトカメラを構えているわけではなく、ただ手に持っているだけで、ここでシャッターを押すつもりは無いらしい。
 「ソフトのことをすっかり忘れていたんです」
 笙子はそのレンズに向かって頬を膨らませてみる。
 「今写真部にあるソフトじゃダメなの?」
 蔦子さまはカメラをテーブルに置き、笙子は視線を蔦子さまに戻す。
 「せっかくちゃんとしたデジタルカメラを買うんですから、もっといろいろできるソフトが欲しかったんです」
 「今のやつは閲覧と印刷しかできないもんねぇ」
 「そうなんです。ソフトもカメラと一緒に買うつもりで、ちゃんと準備したはずだったんですけど、ソフトのことをすっかり忘れていて、結局お金が足りなくて」
 これを舞い上がっている、と言わずになんと言うのだろう。
 「カメラだけなら買えるのに、全部やめちゃうところが笙子ちゃんらしいわ」
 「いやな予感がしたんです。ソフトのことだけじゃなくて、もっと他に間違ってるかもしれないから、一回白紙にしようと思ったんです」
 「笙子ちゃんがそう思うなら、反対はしないわ」
 そう言って蔦子さまは細長いフライドポテトを口に入れる。
 「それに、せっかくお付き合い頂いたのに、何も買えなくて、時間を無駄にしてしまったみたいで申し訳ないです」
 「だからそれはいいって。気にしない」
 「本当ですか?」
 ハンバーガーの包み紙を見ていた笙子は目を上げる。
 「ソフトの箱を持ったまま呆然と固まってる笙子ちゃんの表情は最高だったわ」
 蔦子さまは笑っている。
 「今度はちゃんと買えるわよ。でね、笙子ちゃん?」
 「はい?」
 「楽しかったから、またご一緒させていただいてもいいかな?」
 「蔦子さま!」
 今回のデートじゃなかったお買い物では失敗してしまったので笙子は本気で凹んでいたのだが、意外にも蔦子さまは幻滅するでもなく楽しそうにしていて、しかもそれは嘘ではないらしい。
 「誰かと一緒にお買い物なんて久しぶりだったわ。次もよろしくね」
 「またお付き合いいただけるんですか?」
 「もちろん」
 蔦子さまは花が咲いたように笑う。
 
 
 
 学校の近くにある神社はそれなりに大きくて、今日は一月二日だから当然人も多くて、でも笙子は少し蔦子さまから離れがちになってしまう。鳥居をくぐって少し歩いた辺りで蔦子さまは不意に立ち止まると振り向いて、笙子が追いつくのを待っている。
 「笙子ちゃん、どうしたの?まだそんなに気にしてる?」
 「はあ」
 蔦子さまは両手を広げ、その後腰に当てる。
 「気持ちはわからないでもないけど、わたしに迷惑をかけたと思っているのなら、それはハズレよ」
 「どうしてですか?」
 「簡単に言うと、わたしは部外者だから」
 「部外者、ですか?」
 「そう」
 蔦子さまはカメラを持った右手を顔の辺りまで持ち上げ、
 「今日のスケジュールや、何を買うか、ってことは笙子ちゃんが全部決めたでしょ。わたしはただそれに乗っかっているというか、後について見ているだけなの。だから、笙子ちゃんが笑えば楽しいし、笙子ちゃんがおろおろしていても、それを見ているのが楽しいの」
 手を下ろすと蔦子さまは振り返って歩き始める。
 「内容じゃないのよ」
 笙子も後をついて歩く。「内容じゃない」って、それってどういうことなんだろう。「部外者」のほうはわかる。蔦子さまに頼まれたものを笙子が買い逃したのではなく、笙子が自分のカメラを自分で買い逃したのだから、蔦子さまに実害は出ていない。そういうことだ。
 考えながら歩いていたらまた少し蔦子さまと離れてしまった。早足で追いつこうとすると、蔦子さまは「あっ」と小さく言って小走りになる。笙子は蔦子さまの前のほうを見ると、そこにはピンク色の丈の短いコートに茶系のチェックのミニスカートの女性が立っていて、蔦子さまは立ち止まってその人に何か話しかける。横顔を見ただけでは気がつかなかったけれど、あのヘアバンドは。
 「笙子ちゃん」
 蔦子さまがこちらを向いて手招きをする。ピンク色のコートの女性がこちらを見る。見間違えるわけなんかない。花のように微笑むその人は、先代黄薔薇さまこと鳥居江利子さまだ。
 
 
 
 「ごきげんよう、をここで聞くとは思わなかったわ」
 「すみません、つい」
 「いいのよ。面白いじゃない」
 横顔を人ごみの中で見かけただけなのだが、ヘアバンドで間違いないと思って近寄ってみるとそれはやはり鳥居江利子さまだった。大学生のはずなのに、ピンク色のコートやミニスカートのせいか若返っているように見える。蔦子は後ろを向いて笙子ちゃんを呼ぶ。笙子ちゃんは一瞬驚いたと言うか怯えたような表情を見せたが、それはその一瞬だけで、何事も無かったようにこちらに歩いてくる。
 「江利子さま、こちらは写真部の後輩で、内藤笙子ちゃんです。笙子ちゃん、こちらは先代黄薔薇さまの鳥居江利子さま」
 「ごきげんよう」
 と笙子ちゃんが会釈をすると江利子さまは笑って、
 「やっぱりごきげんよう、になっちゃうわよね」
 「すっすみません」
 「わたしもつい言っちゃって、よく何それ?って言われるのよ」
 笙子ちゃんは江利子さまとは初対面だけど、うまく笑いが起きて雰囲気が和む。
 「ねえ蔦子さん」
 「はい?」
 「笙子さんは蔦子さんのスールなの?」
 江利子さまにはつかみどころがない。蓉子さまが本気で怒っているとき、聖さまが本気でふざけているとき、どうすればいいか蔦子は知っている。しかし、江利子さまは次にどう出てくるか全く読めない。だから、美しい微笑みから圧倒的な恐怖を感じることがある。人間が暗闇を恐れるのは、その先が予測不可能だからだ。
 「いえ、そういうわけではないんです」
 「そうなの?笙子さん?」
 「えっええ、そうではないんです」
 蔦子が江利子さまの微笑みに見る恐怖を笙子ちゃんも同様に感じているようだが、直接面識のない笙子ちゃんがそんなことを思うだろうか。この二人にはかつて何かがあったのだろうか。蔦子は笙子ちゃんの実の姉である克美さまが江利子さまとクラスメイトだったことは知っているが、それ以外にこの二人の接点はないはずだ。現に江利子さまは笙子ちゃんのことを知らないように見えるが、それでも蔦子は、笙子ちゃんについてこれ以上江利子さまに説明しないことにする。それにしても笙子ちゃんがさっき見せたあの怯えたような表情は何だろう。
 「それじゃそういうことにしておくわ、孤高の芸術家、武嶋蔦子さん」
 蔦子は祥子さまや令さまを恐れてはいない。なぜなら、彼女たちは正当な理由なしに怒ったりしないし、話せばちゃんとわかってくれる。しかし先代の薔薇さま方は、あらゆる点で格が違う。
 「写真を一枚、よろしいですか?」
 蔦子はそれだけやっと言うと、江利子さまは明るく笑って、
 「これでお断りしたら、わたしは極悪人みたいよねえ」
 自覚ありなのか。でも今度の微笑みには怖いところはなくて、明るく優しい。多分江利子さまは一人で行動することが多かった蔦子のことを憶えていて、今日は後輩、つまり笙子ちゃんと一緒なのが珍しいと思ってからかっただけに違いない。
 「せっかくですから、お願いします」
 「それじゃ、場所はここでいい?」
 「ええ」
 蔦子は手にあるコンパクトカメラをバッグに入れるといつものカメラを取り出して構え、ファインダーに江利子さまを見る。江利子さまは明るく優しく笑っていて、さっきまであった恐怖はもう影も形もない。完全に手玉に取られていると思いつつも、蔦子は構図を決める。普通こういう人物写真では、被写界深度を調整して背景の人ごみをぼかして手前の人物を浮かび上がらせる手法をとるのだが、江利子さまは花が咲いたように笑っていて、背景に紛れたりはしない。背景に写りこむ通りがかりの人たちも何故か輝いているようで、それが新年に神社に集まる人たちの様々な思いが現れているようで、だから蔦子はそのまま背景が写るようにしてシャッターを押す。そして蔦子はカメラを下ろし、
 「ありがとうございます、江利子さま」
 「小さいカメラで撮るのかと思ったら、大きなカメラがバッグから出てきたのでちょっと笑っちゃったわ。さすが蔦子さんね」
 「お褒めの言葉と受け取っても?」
 「もちろんよ」
 「ありがとうございます」
 「写真、できたら送ってね。送り先はわかる?」
 「去年の名簿があるのでわかります」
 「楽しみにしてるわ。じゃ、わたしはそろそろこの辺で」
 「はい、お呼びとめしてすみませんでした」
 「いいのよ」
 と言って江利子さまは両腕を体の後ろで組んで微笑み、
 「ごきげんよう、お二人さん」
 
 
 
 「笙子ちゃんは江利子さまのこと知ってる?」
 「ええ。薔薇さまでしたから中等部でも有名でしたよ」
 「それ以外に、個人的に会ったり話したりしたことはないの?」
 前回のバレンタインイベントにフライング参加したとき、笙子は校舎の廊下で追いかけられたのだ。姉の高等部の制服を持ち出して完璧に高等部の生徒になりすまし、勝ったも同然のところを見破られたと思ったのだが、江利子さまは笙子の制服の襟から覗くクリーニング店のタグを見つけただけだった。訳もわからないまま笙子は走って逃げ、その後転びそうになったとき、姉が魔法のように現れて助けてくれた。
 「言いたくなかったら無理に言わなくてもいいのよ」
 「すみません」
 蔦子さまの申し出はありがたかった。廊下でのことや、校舎の裏で姉と二人でチョコレートを摘んだことは、笙子は姉と二人だけのものにしておきたかった。もっとも、チョコレートを摘んでいるところは蔦子さまに撮られて、その写真は今は密かに笙子の部屋の本棚に飾られている。マーブル模様の写真立てに入れられて。
 「江利子さまは笙子ちゃんのこと知らないようだったけど」
 「多分憶えていないと思います」
 「そう」
 蔦子さまはさっき江利子さまを撮ったカメラを不意に笙子に向けて構える。笙子は驚いて立ち止まる。蔦子さまはシャッターを押さずにカメラを持った手を下ろす。
 「ごめんね。ちょっと撮りたい病が出てきちゃったの。いい表情だったから」
 「蔦子さま」
 「まだ慣れないわよね」
 「はい・・・」
 「じゃ、ちょっとそのへん撮ってくるわ。ここで五分待ってて。ごめんね」
 ばつが悪そうに笑う蔦子さまは、カメラを持って笙子のそばを離れる。笙子は蔦子さまを目で追うが、蔦子さまは人ごみに紛れてしまう。すぐそばの道の端にベンチの代わりに置かれている横長の大きな石に腰掛け、笙子はバッグからカメラを取り出して構える。この小型のデジタルカメラは蔦子さまから借りているもので、今では古い型になったとはいえ、基本的な機能は一通りそろっている。そのカメラのファインダーの中をたくさんの人々がこちらに気づかずに横切り、様々な人の流れのように様々な想いが笙子の頭の中をよぎる。まさかここで江利子さまに会うとは思わなかったけれど、江利子さまは笙子のことを思い出さなかったようだし、「内藤」という名前を聞いても姉とは結びつかなかったようだ。そしてあのバレンタインの日、チョコレートを姉と二人で摘んでいたとき、姉は誰を想っていたのだろう。誰のためにチョコレートを買ったのだろう。それは実の姉妹でも踏み込んだらいけない領域なのだろうけど、でも、もしかしたら───
 突然ファインダーの視界にピースサインになった手が大きく現れる。笙子はちょっと驚いてしまうけれど、カメラをおろして見上げるとそこにはいつの間に戻ったのか蔦子さまが立っていて、
 「おみくじ、引きにいきましょう」
 
 
 
 新学期が始まってすぐのある日、蔦子さまは笙子と一緒に行った初詣デートじゃなくてお買い物の時の写真を見せてくれた。あの時はカメラを買い逃して凹んでいたけれど、江利子さまに思いがけなく会って驚いたり、蔦子さまの引いたおみくじが「凶」だったり、いろいろあって楽しかった。
 その写真の中に、江利子さまの笑顔を写したものがある。蔦子さまが偶然神社で江利子さまを見つけ、声をかけて撮ったものだ。笙子は撮影の様子をすぐそばで見ていたのだが、あらためて写真を見て、その「写真写り」に驚いてしまう。
 「こんな風に写るんですか」
 「撮ってみないとわからないことは多いけど、綺麗な人よね、江利子さまって」
 「そうですよね」
 四角い画面の中央でカメラに向かって微笑む江利子さまはため息が出るほど綺麗で、まるでそこには黄色い花が咲いているかのようだ。江利子さまのこの微笑みからは、元気で明るい「黄色」が感じられる。
 「背景にたくさん人が写ってますね」
 「ポートレートは普通背景をぼかすんだけど、今回はできるだけ写るようにしてみたの。初詣のね、なんて言うか、おめでたい雰囲気を写しこみたかったのよ」
 思い出してみると、確かにリリアンかわら版で使われている薔薇様方の写真は、そうなっているような気がする。笙子は背景に写る人々を見ていると、その中にもう一人綺麗な人がいることに気づく。白っぽいマフラーをしたその人は、手におみくじを持っていて、結びつける枝を探しているように見える。自然で穏やかなその笑顔は、笙子の部屋にあるマーブル模様の写真立ての中の写真にも写っている。これは、姉の克美だ。
 「お姉ちゃん!」
 「えっ?」
 蔦子さまが驚いて覗き込んでくる。
 「これ、お姉ちゃんです、蔦子さま」
 「お姉ちゃんって、克美さま?」
 「そうです!」
 にわかには信じがたいけど、間違いない。姉はあの日、笙子が行った神社にいたのだ。白っぽいマフラーをしているから、という理由は安易かもしれないけど、ここに写った姉は清楚な白い花のように見える。
 「克美さまが、あのときに?」
 「そういえば午後から出かけるって言ってましたし」
 「会えたら写真を撮ったのになあ」
 笙子は笑って、
 「断られるかもしれませんよ」
 「そうなの?」
 「でも、撮っていいって言うかもしれません」
 去年のバレンタインの日から、姉は少し変わった。日常のやり取りではあまり変わっていないように感じるけど、でも何かが変わった。少し丸く、穏やかになったように思える。ちょっとだけ、優しくなったように思える。
 「克美さまは江利子さまと会ったのかな?」
 「それはわかりません。家でも話題にならないですし、そういう話をする姉妹ではないので」
 それを聞いた蔦子さまは少し笑みをこぼす。
 でも、もし今の姉が江利子さまに会えたのなら。
 きっと「悪かったわね」とは言わずに、自然に、ずっと以前から仲が良かった友人同士のように、穏やかに話せたに違いない。
 なぜなら、この写真の中の姉は江利子さまに負けないくらい綺麗に微笑んでいるから。そうではない。勝つとか負けるとかではなく、同じではないけれど、それぞれの美しさでそれぞれ微笑んでいるから。
 一枚の写真の中で違う花が並んで咲くように。
 「蔦子さま」
 「なあに?」
 「この写真、いただけますか?」
 「克美さまに渡すのね?」
 「はい」
 「写っている人だから、問題はないわね」
 「ありがとうございます」
 「江利子さまにはわたしが送っておくから」
 そこで笙子はもう一つ気づく。校舎の裏で摘んだチョコレート。黄色い包み紙。姉の泣きそうな目。
 この写真には、姉が穏やかな笑顔で写っているだけでなく、穏やかな笑顔で姉が江利子さまと一緒に写っているのだ。
 一緒に、一枚の写真に、穏やかな笑顔で。
 やっぱりここは踏み込んだらいけない領域なのかもしれないけど、この写真は姉にとって大切なものになるかもしれない。だから。
 「江利子さまには、お姉ちゃん、姉から送るようにしたいんですけど」
 蔦子さまは不思議そうな顔をして、
 「克美さまって、個人的には、江利子さまをライバル視していたお堅い人、っていう印象なんだけど」
 「そのとおりです」
 ちょっと蔦子さまは笑う。
 「何か、いいことがあったのね」
 「はい」
 「詳しく聞いてもいいかな?」
 「申し訳ないんですけど、それは」
 蔦子さまは優しく笙子を見て、それから写真を見る。
 「そう。いいわ。じゃ、もう一枚焼き増ししておくから」
 「ありがとうございます、蔦子さま」
 余計なことをした、と怒られるかもしれない。それでも、そのほうがいいと笙子は思う。とは言うものの、お姉ちゃんにどんな言葉で切り出したらいいのだろう。今は何も思いつかないけれど、でもこの写真を見せたらきっとわかってくれる。
 わかってくれると思う。今のお姉ちゃんなら。
 お姉ちゃん。
 良かったね。
 
 
 
 (おしまい)
 
 
 
 
 あとがき
 
 ここまでお読みいただきありがとうございました。
 このお話は、コバルト2006年12月号に掲載された短編「枯れ木に芽吹き」を笙子側から見たものです。
 一応リサーチはしましたので矛盾はないと思っているのですが、どうでしょうか。
 克美さまの心情は短編で今野先生がきちんと書いていらっしゃいますので、私は笙子側の出来事にフォーカスしてみました。
 克美さまと笙子の関係が、あのバレンタイン以来、少しだけど変わっていったことがうまく書けていればいいな、と思っています。
 それでは今回はこの辺で。
 ご意見ご感想をお待ちしております。
 ごきげんよう。
 
 
 
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