1997/12/27-29の体験旅行


私はKenobi。動物使い志願の仕立屋見習いだ。
12/27の深夜。NAPAにあるブリタニアのヴェスパの町外れに生まれた。黒い頭髪をモヒカン刈りにして、口の周りには髭を生やしている。この意表をついた外観が混乱を生むとは神ならぬ我が身には予想すらできなかった(^_^;)。
動物使いの血が入っているため羊飼の杖を持っていて、シャツとズボンという格好だ。持ち物はクリスマスセット(オリジンからのクリスマスサービス)、裁縫セット、折り畳んだ布4枚、ダガー、呪文の書(全部白紙)、ろうそくと剣だ。あらかじめ動物慣らしの技能、剣術の技能、裁縫の技能を持っている。
半日前に生まれたtamaと後ほど共同墓地の付近の森で待ち合わせることになっているが、時間があるので仕立屋に寄る。試しにシャツを作って売る。一度失敗したが、1枚程度のシャツを作っても布は尽きないことが分かった。これで生計が立てられるな。予備のために1つ折り畳んだ布(35G)も購入しておくか。
時間がないので共同墓地の周辺の森へ急ぐ。この森は動物が多いという話なので動物慣らしの血が騒ぐ。tamaはまだいないようなのでずんずん歩き回る。動物たちもいないようだ。おっ、tamaがいた。パステル系のマゼンダのローブに羊飼の杖のいでたち。頭には同一色のバンダナを巻いているが、どう見ても鉢巻きをしている感じだね(^_^;)。
彼はわたしの姿を認めたはずなのにどんどん先に進んで行く。なぜだと思いながら「tama!」と呼び掛ける。見えているはずだがずんずん逃げられる。やっと敵意がないことが分かったのか立ち止まってくれて合流できた。モヒカン男が名前を叫びながら追ってくれば恐いだろうね。
一緒に動物を探してふらふら歩く、途中でtamaがローブを作成してグリーンに染めてくれる。ついでにスカルキャップ(海賊がかぶる手拭いみたいな被り物)も同一色で作ってくれた。これを身につけるとすごく変(^_^;)。アクセント付けにハーフサイズエプロンをブラウンの布で作って染めずに着用する。さらに変な出で立ちになったけどいいや。
二人でうろうろと歩き回るが何もない。そこへ異人さんが現れる。「君たち動物使い?(なんで分かったんだろう)」「そう」「動物を探すには「追跡」の技能を使えばいいんだよ」「おお、ありがとう」「どう致しまして、さよなら」「さよなら」という会話をして追跡という技能があることが分かった。
「この技能は3.8だ」「ぼくは4.0 ^^;」という会話をしながらときどき技能を使う。徐々にスコアが間欠的に0.1きざみで上がるが何も見つからない。二人で並んで技能を使いまくっていたら、日本人の戦士がやってきた「こんなところに突っ立っているとPKにやられるよ」「ありがとう」「近所にPKが出たんだ」。どうやらローマ字の会話と、いかにも初心者と言わんばかりの服装なので、日本人の初心者二人組みと判断して見かねてアドバイスをくれたんだろう。
飽きてきたので仕立屋に行こうと誘い、街道を進んでヴェスパの町の北の入り口の脇にある仕立屋に向かう。なぜこんなに道上に家を建てまくる馬鹿たれが多いんだ。仕立屋や雑貨屋の位置がよく分からずに無秩序に建て込んだ家の間をさまよう。
なんとか雑貨屋を発見して入り込む。「やあ、買いたいんだけど」と店員に声をかけるが欲しいものは何も売っていない(店員に種類があるというのを知らなかった)。「どうしたの?」「荷物整理にもう1つbackpackが欲しいんだ」と会話しながらぶらぶらと歩き、やっと仕立屋を発見した。雑貨屋の隣じゃないか(^_^;)。関係のない建物が多すぎ。
店内に入りシャツを数枚作ってから「やあ、売りたいんだけど」と声をかける。しかし何も買ってくれなかった。二人で大変困ってしまう。その時仕立屋の奥では日本人の女性キャラクターが2名いてローマ字で会話をしていた。なにげなくダブルクリックすると彼女はmerlinさんだった。ma-jiさんの日記に出てくる動物使いの人だったはず。店の外にはpuというクマが待っていたから多分そうだろう。merlinさんはひんぱんに出入りを繰り返し、もう1名の女性と談笑している。なんか盛んに謝ってるなぁ(ジャーナルのlogをとっていなかったので相手の人は不明)。売れない服を作っていても意味がない。tamaを誘って仕立屋を出る。puに「やあ、プーさん」と声をかけながらすぐ北にある森をさまよいに行く。
さんざん歩き回ったが結局何もなし。仕立屋に寄ってシャツを売ろうとするが結局何も買ってくれなかった。これからどうやって暮らして行こうと途方に暮れる(^_^;)。仕立屋には他に誰もいなかったのでそこでlogoutする。

再びlogin。
持ち物をチェックしたが減ってないし、自分自身も死んでもいなかった。シャツの不良在庫はあいかわらずずっしりとバックパックに入っている。なんとかしなければ。
試しに糸を買って機織りをしてみる。糸を10本購入して機織り機に向かう。糸は1本2Gだから合わせて20Gの出費。すでに予備の布や染め桶や染料を購入しているため、懐具合は大変寂い。最後の賭けだ。
機織り機を使っているとおぼしき人物はいないが、機織り機と壁の間に入り込んでいる女性がいる。ちょっと離れたところににも男性が1人。途中で糸をさくっといれて布を奪う気じゃないかなぁと思いながらも「機織り機使っていい?」と尋ねる(英語)。誰も返事をしないので縫い物をしていると判断する。
作業開始。噂通り糸を5本使うとバックパックに巻いた布が1本現れた。店頭価格は折り畳んだ布の倍の値段(70-75G)が付いているんだからきっとたくさん服が作れるだろう。これを2回繰り返して布が2本手に入った。店員に駆け寄って「やあ、売りたいんだけど」と言うと1つ35Gで売れた。やったぁ。20Gが70Gになったわけだ。経費を差し引くと短期間で50Gを稼いだ計算だね。調子に乗って店員の在庫分の糸をあるだけの21本購入する。都合4本の布が織れたが2本は売れ残ってしまう。原点を上回ったし、まあいいわ。
仕立屋で複数の店員を相手にして、在庫が異なる店員がいることが分かった。NPCにも個性があるわけだ。結局シャツは需要がないのであきらめよう。スカルキャップは布を2ヤードしか使わないので最高のコストパフォーマンスが得られるという噂を聞いたことがある。これを生かして小銭を稼ぐ。効率が悪い(^_^;)。巻いた布から平均で15個のスカルキャップが作れるので(下手くそ)、90Gの売り上げだ。布の不良在庫が90Gに化ける計算だ。昔はこのスカルキャップがすごい値段で売れたそうだ。

このまま不良在庫に脅えながら田舎で仕立屋家業を続けていてもいいのか。このままじゃいかん(反語)、ということで一念発起して首都のブリテインに向かうことにした。あそこは大都会だから、きっといいこともあるだろう。仕立屋も2件あるしね(後で思い出したがヴェスパにも2軒あったんだ)。不良在庫のシャツと売れない布を2本抱えてのKenobi最初の旅立ちだ。
街道からちょっとそれた森の中を歩く。全く動物はいない。つまんないね。狩りもできないしペットも作れない。森の中を街道と同じ向きにてくてく歩く。街道に接近したとき「めー」という声が聞こえた。行く手から羊が歩いてきた。チャンスとばかり「動物慣らし」の技能を使う。羊の後から人がやってきた、どうも彼はこいつを攻撃していたのではないかと思ったが、あっけなく羊はわたしのペットになってしまった。一言も言わずにそのまま立ち去る異人さん。ごめんね。
ペットになったらダブルクリックして名前を付けてあげないといけないのだが、なぜかダブルクリックに反応してくれない(後で分かったのだが、マニュアルのダブルクリックは大嘘で、ドラッグでウィンドウが開く)。10分近く格闘してやっと名前が付けられた。hanakoだ。
「花子、付いて来い」「めー」というわけで道連れを得てブリテインへの旅は続く。遅れるhanakoをときどき立ち止まって待ちながらテレテレと旅は続く。途中で街道は沼地にぶつかって消えてしまった。沼地といえばリザードマンがいるんじゃないか。出会えば多分瞬殺されるだろう。しかたなく山地に沿って歩くことにした。沼と山地の間には家が並んでいて歩きにくい。
家に行く手を遮られながらもやっと再び街道が見えた。そこに、斧を斜めに構えた(戦闘モードにはいるとこうなる)怪しい男がすすすっと近寄ってきた。まずいPKだ。「花子、行くぞ」「めー」と一気にダッシュする。難無く振り切ることができた。だんだん路上に家が建ちはじめる。人の迷惑を考えない馬鹿共が増えてきたということはもうすぐ街だね。程なくガードの保護圏内に入った。多分ブリテインだ。翼よ、あれがブリテインの燈だ。なんちゃって。
街の中央付近にある宿屋を目指すが、混雑する大通りで hanakoがいきなり支配下から離脱してしまう。ペットにしてから、ろくにかまってなかったのが原因だろう。あわてて動物慣らし技能を使おうと思ったら、横にいた青名のロードが hanakoに動物慣らしを始めた。なす術もなく hanakoの周りをおろおろするわたし。そのロードは手懐けおわった hanakoを再びわたしに渡してくれたのだ。「これで花子は君のものだ」「ありがとう、大変ありがとう」「いいってことよ」という会話をして別れる。何かの魔法をかけてくれたみたい。
宿屋を発見したので雑貨屋と仕立屋を探す。仕立屋は2軒あるが両方とも発見できた。1軒は大きくてもう1つは小さい。雑貨屋は巨大で冒険者で常に賑わっている。なにはともあれ、まず仕立屋で糸を20個ほど買う。続いて銀行に行こう。
銀行の周りは人が多いし、なぜか死体が点々と転がっている。ガードがいるはずなのにこれはどういうことだ。全部スリかな。噂には聞いていたが大都会は物騒なところだべ。銀行に入って行員を探し、現金をあるだけ渡しておく。これで殺されても再出発できるわけだ。貸金庫を開いて布を2巻きと予備の裁縫セットも預けておく。これだけあれば仕立てや見習いの再起は可能だ。
それにしても hanakoはだんだんうっとうしくなってきた。stayを使うのを知らなかったので、店の中まで付いて来てしまうのだ。hanakoが出てくる前にドアが閉まったら開けてやらないといけないし面倒。一応宿屋に戻ったが部屋をどうやって部屋を借りたらいいのか分からない(ベッドの横でlogoutすれば良いなんていきなりわからんよ)。ホールで異人さんに声をかけられる。「これはお前のペットか」「うん」「さいてーだぜ」げっ何故?と聞こうと思ったが「さよなら」といってとっとと行ってしまう。なんなんだろう。ホールでlogoutした。

再び再開。
死んでいなかったのは良かったがいきなり動けない。荷物が多すぎるようだが、なぜ昨晩これが起きなかったんだ。もったいないが不良在庫のシャツを捨てて移動を開始する。
街の真ん中だけど人目のないところで hanakoをリリースする。これで君は野生に戻ったんだ。大都会の真ん中だけど楽しく暮らせよ(^_^;)。と別れる。多分殺されて肉とウールになっちゃうんだよね(^_^;)。わたしには直接手を下すことまではできない。
ブリテインで一番大きな仕立屋に入り浸って店員の種類を見分ける。服を買い取ったり糸を売ってくれる店員は2名いるね。この2名は別々の在庫を抱えているようだ。あとは雑魚店員ばっかりだ。カウンターに座っている女性は客の呼び掛けにすら返事をしないというとんでもないダミー店員だ。プレイヤーかもしれない。手当たり次第に店員に声をかけている素人裁縫職人諸君は恐くないが、ポイントになる2名を追い回す連中は強力なライバルだ。彼らに負けないように頑張ろう。
で、糸を買ったらまた動けなくなった(^_^;)。泣く泣く動けるようになるまで糸を捨てて、機織り機ににじり寄り糸を使う。重量オーバーが恐いので、できるそばから店員に声をかけて売り払う。順次販売のおかげで、どうやら右に傾いた布は売れるが左に傾いた布は買い取ってもらいえないという事が分かった。よく見ると左に傾いた布は表面も荒れた感じでぼろぼろだ。なかなかリアルだ。同じようにみえる布でも35Gから40Gの範囲で売れる値段が異なることも分かった。予備に糸を20本ほど残して床に捨てた糸を探す。やっぱり全部拾われていたか(^_^;)。扉を入ったまん前だもんね。しかたないか。
店員に声をかけて在庫を確認する。スカルキャップの在庫が少ないので部屋の片隅で壁に向かって裁縫に励む。がんがん失敗しながら売れない布を使って1巻き分すべてでスカルキャップを作る。同時に5個までしか売れないのでsellを繰り返して全部売り払った。買い取り値は1つ6Gで、だいたい布1巻あたり90G近く稼げる。元手は糸5巻きの10Gだから80Gの純利益だ。スカルキャップは布を2ヤードしか使わないので、失敗がなければ軽く20個以上を作れるはずなんだが、失敗が激しくて平均すると15個を作るのが精一杯だ。回数を稼いでスキルアップを図るんだ。ときどき店員の在庫はリセットされるので在庫の確認と糸の購入を同時に行う。布が切れたら糸で布を作り、売れる布は即売っぱらう。不良品で裁縫に励み、運悪く残った1ヤード分の布は床に捨てる(^_^;)。本当は売れる布は1ヤードだけでも同じ値段で買い取ってくれるから、裁縫に使用して端数を店員に売りつけるのが一番いいやり方なんだ。でも、それをやると布の重みで動けなくなるかもしれない。今はじっと不良布で裁縫に励むのみ。

こういう生活を繰り返してなんとか銀行預金は720Gに増えた。服装も自分で作った赤いマントに染め直した紺のローブを着用。その下に白いチュニック(購入)を着て頭に羽根付き帽子(購入)を被って両手はフリーという出で立ちだ。チュニックや帽子だって自分で作れてもいいんじゃないかなぁ。仕立て屋なんだし。ズボンの下には膝まである革のブーツを着ているからローブを脱ぐとなかなか粋な感じだね。帽子を魔法使い風のものにしたかったけど、全く同じ配色の異人さんも仕立屋に入り浸っていたので混乱を防ぐために帽子だけは特徴ある変なやつにしたわけ。色も染めていないから灰色。
裁縫と機織りに励んで500G以上の現金を得て鎧屋に向かう。チェーンメイルのチュニック(200G)とスネあて(160G)を購入する。白いチュニックの下にチェーンメイルを着て、ズボンを脱いでからスネあてを着用する。足回りには膝まである革のブーツも着ているから防御は完璧かな。叩かれたことがないから分からないし、たたかれたいとも思わないけどね。チェーンメイルの頭巾を被るとローブでは隠せなくなるから、外に冒険に出るまでは買わないでおこう。弱くて貧しい外見のほうが銀行周りでトラブルに巻き込まれないんじゃないかな、と一方的に想像しているだけなんだけどね。他にもローブを着て両手がフリーだと魔法使いと誤認されるだろうという打算もあり。チェーンメイルの頭巾と盾と武器が次の購入目標かな。木こりをして腕力を付けたほうがいいかもしれないね。
実は魔法の巻き物も5本ほど購入して呪文の書に書き写してあるんだけど、秘薬を買うお金が惜しいので、全く使ったことは無し(^_^;)。
気晴らしに釣り竿を買ってしばし釣りに勤しむ。しかし、なーんも釣れない(^_^;)。技能が0だもんね。えーい、釣りはやめだ。結局技能も上がらず(^_^;)。

予備のバックパックと革のポーチを購入して、予備の布と予備の裁縫セットを入れておく。ポーチには糸をつめこみ、さらに予備のバックパックに入れる。予備のバックパックの中には、昨日の汚点の釣り竿も待機中だったりする(^_^;)。他にも空っぽのバックパックを2つ拾ったので銀行の在庫整理に活用する。これでメインのバックパックの中はきれいに片付いた。今度は予備の糸を買いまくってから銀行に在庫としてためておこうかなぁ。一度全財産を失ってもすぐに再起できる態勢を整えないと安心して死ねないもんね(^_^;)。
裁縫技能は47でスタートして、現在までに1つ上昇して48。50を越えるともっと金になるものとか作れるのかなぁ。
そういえば街中でドラゴンやファイヤーエレメンタルを見かけることがあるんだけど、やっぱり誰かが召喚したりペットにしたりしているのかなぁ。ドラゴンの脇では人が死んでいたけど、飼い主が殺されたんじゃないかしら。ファイヤーエレメンタルは銀行の前で主人が出てくるのをぼーっと待っていた感じ(^_^;)。こういうときは動物識別の技能を磨くチャンスなのでしばらく頑張る。大体1回の識別で0.3程度上昇する。知性が上がるとうれしいんだけど、どうだろう(^_^;)。
このまま裁縫を続けるのも面白くないので、木こりになってみようと思い立ち、バトルアックスを購入する。現金と仕立屋の道具を銀行に預けて外に出る。ブリテイン付近の木は枯渇していて材木は取れないみたい。技能もないしね。北に向かって街道を行く。木を切るのを忘れて歩いて行くと街道は別れている。北がユーで東は故郷のヴェスパだ。ユーに向かって行くと街道に点々と毛皮が落ちている。拾うのも面倒なのでそのまま歩く。拾って裁縫技能で革製品を作ればよかったんだなぁ。
峠を抜けたら路上に猛烈にでっかいクモがいた。すごくでかいじゃないか(当時の感覚では小山のように思えた)。カーソルを合わせても反応しないから死体みたい。近くに戦士とローブの人物が会話していたから彼らが倒したんだろう。そのまま歩いていて思いつきに追跡技能(技能値 5.1)を使ってみると、サソリが北に、クーガーが西にいると判明した。北に行ったら瞬殺されるから街道を西にそれて森の中に踏み込む。ちょいと行ったところで、棍棒を持った巨大な足が現れた。巨人みたいだけど顔は見えない。足が見えている状態で動物識別でも行おうかと思ったらグオーと叫んでこちらに向かって来た。あわてて逃げる。簡単に振り切れた。あー参った。死ぬかと思った(^_^;)。
街道に戻って歩いていくと猫系統のうなる声が聞こえた。追跡技能を使うが見つけられない。街道を北にちょっと進んだところで馬上の人物がクーガーと戦っているところに出くわした。馬上から魔法を浴びせているようだ。じっと見ていて、彼が勝ったら「すばらしい」とでも誉めてあげようと思ったが、いきなりクーガーと離れて間合いを取りはじめた。放送禁止用語を叫ぶ。この手の言葉はフィルタがかかるから何を言っているのかわからない。何が言いたいんだろう。おろおろしていると「呪文が尽きた」と言うまともな叫びが出たので助けるべきか悩む。はさみと布を置いて来たので包帯も作れないんだよな。怪我をするのも嫌だし。
そこで別の異人さんが声をかけて来た。「ハイル!」(おいおいドイツ人かよ)「やあ」「北に行くの?」「うん」「いっしょに行かないか?」「わたしは初心者なんだ」「で、行かないの?」「行かない、ごめんね」。弱いとか下手という単語を思いつかなかったので初心者と言ったんだけど、分かってくれなかったみたい(^_^;)。辞書を使ってあらかじめ使いそうな単語を調べておいたほうがよさそうだね。
挨拶もしないで北に歩いて行く彼の背中を見ながら、馬上の人物の逃げた南に歩いて行く。死んでいたら荷物を守ってあげようか。
ちょっと歩いたところで、クーガーが目標を見失って歩いているところに遭遇した。さすがに馬に乗っていればぶっちぎりだね。接近して動物慣らしを試みるが技能が足りないようだ(^_^;)。何度も試みたが結果は同じ。動物識別を5回ほど行って技能を上げてからクーガーと別れて再び北へ向かう。野生動物はこちらから攻撃をしかけない限り襲いかかっては来ないみたいね。
いきなりユーの街のガードの保護圏に入った。街は森の中にあるため正確な街の境界線が分からないところなんだね。建物が分散しているので歩くのもいやになる。毛皮屋に拾った毛皮を売ったら2枚で2Gもらえた(^_^;)。銀行の位置が分からないので預けた装備やお金が引き出せない。サンタクロースが街中にうじゃうじゃ立っていて、しかも8割が裸。このじーさんは服を盗まれてもガードを呼ばないんだよね。
こんな田舎はまっぴらだ。街を出よう。東をさして歩きだす。森を抜けてずんずん進むが何とも出会わない。街道に出たのでそのまま東へ進む。こっちの方向は故郷のヴェスパなんだよね。街道脇に砂漠があった。地図によるとこの真ん中にシュライン(祭壇)があるらしいので行ってみようかと思ったが、案外広いのであきらめる。街道をそれて南の草原に向かう。
このゲームは歩いている先に建物があり、表示にラグがあるときは、まず建物の中のものが表示されて、そのあとで建物の外見が表示されるという仕様なんだ。そしてわたしはものすごい光景を目撃した。巨人とオークの集団と家具が見えて、一瞬あとにそれを覆うように建物が表示された。外まで話し声が聞こえてくる。噂に聞くオークキャンプだろうか。とにかく絶対かなわない相手だ。あわててダッシュで南下を続ける。
街道に出て南西方向に歩いていると道を塞ぐ位置に城が建っていた。屋上にドレーク(ちょっと小振りなドラゴン)が2匹ほど歩き回っている。すげーと思いながらも、動物識別を10回ほど行わせてもらう。今まで動物識別に成功したことはほとんどないんだよね。hanako相手に1度成功して、彼女の好物は判明したんだけども(^_^;)。
街道を歩いていると例の沼地に到達。今度は南下して海岸を歩くことにする。人の頭よりも大きい白い星のような物が行く手に現れた。嫌な予感がするので避けてダッシュする。追ってきたが振り切った。その先に船が舫ってあって、脇には家もあった。こんなところに住んでいて楽しいのかね。その先にも白いあいつがいた。今度もこちらに向かって距離を詰めてくるような気がしたし、変な音も立てているので家のほうに逃げる。ちょっと待ったら海岸と離れてくれたので、海岸ぎりぎりをダッシュで駆け抜ける。あいつは何だろう(後日ウィスプと判明)。
そのまま歩いてブリテインに帰り着いた。仕立屋を覗くが、ちょうど在庫が一杯のようだ。銀行に斧を預けてから、明日に備えて裁縫用の装備を引き出す。糸でも買おうかと、もう一度仕立屋に向かう。
手持ちの糸で布を織るがことごとく売れるやつができる。調子に乗って糸を購入しながら布を織り続け、結局不良布を2巻きほど抱えた時点でスカルキャップの在庫がリセットされた。素早く不良布を使いきるまでスカルキャップを縫いまくり金を稼ぐ。糸もさらに20巻きほど購入してから宿屋に向かう。誰もいない部屋のベッドのすぐ脇でlogoutして終了。
tamaはどこにいるんだろう。初日以来会えないんだよね(^_^;)。
そろそろ小銭で秘薬を購入して、呪文の練習も始めなくてはいけないんだけど、魔法の技能は持ってないんだよね。NPCから習うしかないかな。

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