First Battleシリーズ

 今は亡きGDWの戦術戦闘シリーズです。Panzer Britz, Panzer Leaderを発展させたようなルールと言えます。装甲車両ユニットには向きの概念ができ、損害による部隊の崩壊、コマンドコントロールが導入されています。PBやPLでは同一目標を攻撃するときは、複数のユニットの火力を合わせていましたが、このシリーズではそれぞれのユニットが個別に射撃を行います。

 スケールは、TEAM YANKEE、Battle Field:EUROPEが、1ターン8分、1へクスの対辺間隔200m、歩兵が分隊(8-10人)、車両が1両でしたが、Sands of War以降は、1ターン15分、1へクスの対辺間隔250m、歩兵、車両とも1個小隊へと変更になっています。

タイトル 発売 マップ 解説
a game of World War III
TEAM YANKEE
'87 A2 2 240 シリーズ第1弾。小説「チーム・ヤンキー」をゲーム化。6面体サイコロを使う。
マップはA2サイズ2枚の表裏。ヘクスの対辺間隔は200m。
TEAM YANKEEは中隊規模の戦闘チームのため、1ユニットは1個分隊(兵員)、1両(車両)を表す。
ユニットが非常に小さい。マップは小説のさし絵とほぼ同じもの。
Battlefield: EUROPE '90 A3 4 700 シリーズ第3弾。ルールはA4 4頁。マップ(A3)4枚、シナリオ15個。
青軍用シナリオブック8頁、赤軍用8ページ。
ヨーロッパで予想される戦場解説&部隊解説&上級ルールのブックレット61頁。
1990年代ヨーロッパの架空戦を扱う。10面体サイコロに移行した。
THE SANDS' of WAR '91 A3 16 880 1941-1991の北アフリカ、中東での戦いを扱う。マップ(A3)16枚、シナリオ31個。
ユニット規模は小隊に拡大して、1ヘクスは250mになった(Command Decisionと同じ)。
第二次大戦から現代戦までを同一スケールで扱う。10面体サイコロを使う。
THE SANDS' of WAR
EXPANSION kit
'92 A3 4 350 砂漠の戦争が好評だったらしく発売された拡張キット。マップ(A3)4枚、シナリオ8個。
Blood & Thunder '92 A3 8 850 第二次世界大戦50周年記念として作成された。SoWのルールで1941-45の東部戦線を扱う。
マップ(A3)8枚、シナリオ22個。
Desert Shield Fact book '91     湾岸戦争の前半戦。防衛作戦[Desert Shield]に関する資料冊子
Gulf War Fact book '92     湾岸戦争後に出た、湾岸戦争全体を扱う資料冊子
Command Decision
2nd Ed
'92 なし なし 25/20mm, HO, 1/200, 1/300のミニチュアを用いて20世紀の戦いを再現する。
ルールブック91ページ、第2次大戦の世界中の軍隊編成ガイド224ページ、
20世紀より前の戦いを扱うためのルール8ページ、ユニット性能表32ページ。
別売で現代の軍隊を扱うルールと編成表をまとめた Combind Armsもある。
Command Post '93-'95 - - Command Decisionのサプリメント雑誌。10冊発行された。
歴史資料、部隊編制、シナリオなどが豊富。直系の子孫のFBシリーズでも無理やり使える。

ルール

 シリーズ最初の作品がTeam YANKEEです。ハロルド・コイルの小説「チーム・ヤンキー」(二見書房から1988年に発売)をモデルにして作成されました。歩兵が1個分隊(8-10人)、車両は1両ずつという非常に小さなスケールでシンプルに近代戦を再現しています。これはチーム・ヤンキーが諸兵科連合の増強中隊規模の戦闘チームだからです (戦車第1小隊をチーム・ブラボーに貸し出して、機械化歩兵1個小隊と対戦車チームを受け取っています)。戦車10両 (中隊本部2両と各小隊に4両ずつ)とAPC4両(小隊本部+3個分隊) と対戦車車両2両(M902)で構成されています。
最初のシナリオを始めるまでのルールはA4で4ページしかありません (ターン構成、移動ルール、攻撃方法、射程の段階分け、ミサイルの特徴、装甲車両の向き、攻撃結果の意味)。シナリオ2までに2ページ分が追加されます (士気、視認、陣地、砲兵)。シナリオ3までにさらに2ページが追加されます (視界の制限、地雷、特殊ユニット)。ルールはこれだけです。
マップのヘクスの対辺は200mで、1ターンの長さは8分との噂があります(季刊TACTICS 7号より)がルールブックには明記されていません。スタック制限は車両が4ユニットまでだけです。コマンドコントロールはスペシャルルールとして存在しています。

 ターン構成は、

であり、これを交互に繰り返します。移動フェイズ中に射撃状態になれます。射撃状態にないユニットは反応射撃 (臨機射撃) を実施できません。射撃と移動の条件には例外があり把握し辛いので、最終版であるThe Sands of Warの条件を箇条書きにしました。

 反応射撃は射撃状態にいるユニットが、それぞれ敵の移動フェイズに1回だけ実施することができます。射程距離に入って来た場合か、射程距離内を移動した場合に射撃できます。
シナリオ開始時は禁止されていない限り射撃状態になれます。

 視認は火線(LOF)を引けることが条件です。街、森、沼にいるユニットは隠蔽できます。薮にいる非車両ユニットも隠蔽できます。隠蔽されているユニットには火線を引けません。隠蔽状態でリアクション射撃などを行い隠蔽が解けた場合、そのヘクスに入る移動力と同じだけの移動力を消費することで、隠蔽状態を取り戻すことができます。
 戦闘結果は、破壊、損害(車両のみ)、釘付け(歩兵のみ)、無効しかありません。

 このシステムはBattle Field: EUROPEでダイスが6面から10面になりました。基本ルールに複合装甲と安定化砲(移動後に射撃可能)が、上級ルールにはリアクション移動、部隊の結束度(コヒージョン)が新たに導入されました。コマンドコントロールは上級ルールとなっています。

 The Sands of Warでユニットの規模が兵員1個分隊、車両1両から、全兵科とも1個小隊に変更になりました。といってもこれは大規模な戦闘を簡単に再現できるようにするためのスケールアップです。実際に、従来は部隊単位が中隊規模だったものが、大隊規模にまで拡大されています。問題は、CRTの車両のダメージの扱いです。1両単位ならダメージ状態として速度が半分になってもおかしくないのですが、3両から5両で構成される小隊が、ダメージ状態になると速度が半分になるというのは少し変です。

 The Sands of War以降のコマンドコントロールは、Command Decisionのそれの簡略版で、基本ルールにあります。指揮官ユニットは部隊ごとに与えられており、リーダーシップ指令(Leadership Command)、伝達指令(Transmission Command)のいずれかを出すことができます。リーダーシップ指令は自らが指揮する状況を表し、指揮官ユニットから2ヘクス以内のユニットをコマンドコントロール下に置きます。伝達指令は指揮官の編成上の指揮下にあり、かつ、視線を引けるユニット1つに与えるもので、そのユニットとそれに隣接するものをコマンドコントロール下に置きます。
 シナリオでは指揮官ユニットの他にスタッフユニットが与えられていることがあります。指揮官と同じく1ターンに1つの指令を出すことができますが、指令を貯えておいて後から一部または全てを使うことができます(大規模に伝達指令を出して一斉攻撃させることが可能ですが、これはスタッフが作戦を練ってから実行することを表しています)。また、スタッフユニットは視界外へも伝達指令を出すことができます(これは通信機器の充実を表しています)。
 偵察ユニットと砲兵観測員は自己指令ユニットであり、コマンドコントロールから外れてもペナルティを受けることはありません。
 コマンドコントロールから外れている部隊は移動力半減、射撃状態になれない、釘付け状態から回復できない、視界内にある敵ユニットに向かって移動できないといったペナルティーを受けます。

マップ
Battlefield: Europe、The Sands' of War、Blood & Thunderは色が異なるだけで基本的な規格は同一です。変形A3を1回折り畳んだ形状 (レターサイズの見開きです) をしています。BEのマップは厚ぼったいざら紙に印刷されており色合いも暗いですが、SoWのマップはつるつるの薄い紙で取り扱いが面倒になっています。ただ、薄さを生かしていろいろなパターンの地形16枚が添付されているのは嬉しいところです。エクスパンションキットは不評だった紙の質を変更して艶のない厚めの紙が使用されています。B&Tではさらに厚手の紙が使用されており取り扱いには苦労しません。

マップのサイズ、形状とも非常に使いやすいもので、1枚だけでこなせるシナリオも多いのが特徴です。この点、PB,PLはマップが縦に長いため、1枚だけでシナリオをこなすのはかなりむつかしいです。

Battlefield: Europe The Sands' of War Blood & Thunder

ユニットの見方

左上から下に向かって、火力、射程、防御力。右下に移動力。
火力と射程が黄色地の四角に黒抜きになっているものはミサイルを表す。
火力の後ろのA: 対戦車砲 (非車両ユニットに対して火力半減)
火力の後ろのH: 徹甲榴弾 (非車両ユニットおよびCの装甲のユニットにたいして火力半減)
火力の後ろのP: 対人専用弾 (AFVに対しては攻撃不可)
火力の後ろのL: 限定的対人用弾 (AFVに対しては火力半減)
火力の後ろのs: 安定化した砲装備 (移動後射撃が可能)

防御力が赤地の四角に黒抜きになっているものは装甲車両を表す。
防御力が赤地の三角に黒抜きになっているものは上部開放型車両を表す。

移動力が黄色地の四角に黒抜きになっているものは移動射撃制限あり
移動力の後ろのA: 水陸両用車両
移動力の後ろにT: 装軌(履帯)移動
移動力の後ろにW: 装輪(車輪)移動
移動力の後ろにL: 徒歩移動
移動力の後ろにR: 制限つき装輪移動
移動力の後ろにM: 人間携行移動(自力移動不可)
移動力がS: 移動不可能
移動力の後ろにS: 雪上移動

下部中央の白地の円盤に黒抜き: 輸送可能容量
下部中央の黒い円盤に白抜き: 輸送時のコスト
上部左側の白地の円盤に黒抜き: 暗視装置のタイプ(T: 熱線, R: 赤外線, H: 画像強化)

射程距離は印刷されている値の半分で近距離。印刷されている距離までが通常距離。印刷されている距離の倍までが遠距離として攻撃できる。それぞれ、火力が2倍、そのまま、半分となる。
ミサイルは距離による威力の増減はない。

例:
Pz Vと Pz VI Tiger Iは5-4なので、距離2までは10、距離4までは5、距離8までは2となる。
Pz VI Tiger IIは6-5なので、距離2までは12、距離5までは6、距離10までは3となる。
T-34は4-3なので、距離1までは8、距離3までは4、距離6までは2となる。
T-34/85は5-4なのでPz V, Pz VI Tiger Iと同等となる。
防御力は Pz Vと Pz VI Tiger Iが6、Tiger IIが7、T-34とT-34/85は4。
距離6でT-34が Tiger Iと撃ち合うと、1:3 & 1:2、距離4になると1:3 & 1:1、距離3で1:2 & 1:1。


Team YANKEE(1987)

  第3次世界大戦が勃発した西ドイツで、アメリカ軍の戦闘チーム「ヤンキー」がソ連軍を相手に戦うという、ハロルド・コイルの同名の小説をゲーム化したものです。チーム・ヤンキーは戦車中隊(1個小隊欠)に機械化歩兵1個小隊と対戦車班(M901が2両)が配属された非常に小規模な部隊です。バノン大尉ユニットもあり、戦車には号車番号が付いています。大尉の66号車もあります。なお、この時期のアメリカ軍の戦車はM1なので105mm砲(8)を搭載しておりソ連のT80(10)よりも火力は弱いのが特徴です。M1の火力は8ですがM1A1は12に増大して逆転します。また、ヤンキーの機械化歩兵小隊は装備が旧式で、M113を装備しています。

マップは裏打ちされた固い変形A2サイズの物で、1ヶ所に切れ込みが入っていて折り畳まれています(後期のAHのマップに多い形式です)。このためサンプル画像を取るためにスキャナに乗せることができません。


同じシリーズのほかのゲームと同じ縮尺の画像ですが一回り小さいのがわかります。
M1, T80, BMP, 歩兵の各ユニット。M1は防御力が高く射程が長い。移動力も8:5でM1が優勢。
左側上から攻撃力、射程、防御力。右側上から識別番号、移動力。
左側上の黄色地の四角に黒抜きの文字はミサイルの攻撃力と射程を表します(BMPはミサイルと主砲があります)。

SCENARIO 1: TO THE RESCUE

SCENARIO 2: OBJECTIVE LOG

SCENARIO 3: LANGEN GAP

SCENARIO 4: FIRST BLLOD

SCENARIO 5: BAR THE DOOR

SCENARIO 6: DEFENSE OF HILL 214

SCENARIO 7: SURPRISE

SCENARIO 8: RACE TO THE BRIDGE


Battlefield: EUROPE(1990)

1990年時点で今後10年間にヨーロッパを舞台に発生しそうな架空戦を戦術レベルで扱います。


マップはほとんどPB,PLと同じイメージで、形状が縦長から正方形に近い形になっています。


T-80, T-55, MBP-1, BMP-2

ユニットは左上の数字2つが、攻撃力と射程、左下が防御力、右下が移動力。攻撃力が黄色の四角の上に書かれている場合は、ミサイルの攻撃力と射程です。ミサイルと主砲を両方備えるものもあります。攻撃力の後ろのSは安定化されていることを、移動力の後ろのTはキャタピラをLは徒歩を表します。

ユニットの裁断がズレていて、かなりのユニットのデータの上部が切れているのが悔やまれます。

種類 火力 射程 防御力 移動力
指揮官 1 1 3 2L
無反動砲 4 3 2 1L
AT-4 10 10 3 1L
PSzH-IV 1 3 1 5WA
BMP-1 6 15 1 5TA

ヨーロッパでの小規模戦闘ということでアメリカ軍の主力兵器は含まれていません。

シナリオ

シナリオはパターンごとに与えられています(未来戦なのでこうなるのはやむを得ません)。

Ambush
トランシルバニアにおけるハンガリー軍とルーマニア軍の戦い。
マップ: 10(左辺が北)
目的: ハンガリー軍がルーマニア軍の阻止部隊を突破する。
初期状態: ハンガリー軍が攻撃側; ルーマニア軍が防御側。
シナリオ長: 15ターン

防御側火力支援: なし
防御側航空支援: 2機のMIG-17の1編隊
防御側士気: 11/22、 低結束
防御側配置: 塹壕の中かマップ上のいずれかの村から2ヘクス以内
勝利条件: ハンガリー軍プレイヤーはゲーム終了までにマップの東の端から装甲車両を15以上脱出させれば勝利。
防御側戦力(青): 第33モーターライフル連隊第3大隊の一部
第2中隊、大隊対戦車小隊、連隊対戦車砲中隊、連隊戦車大隊の1個小隊、連隊対空中隊、4塹壕、8地雷原、10ダミー。

The Poor, Bloody Infantry
ユーゴスラビア、アルバニア軍歩兵(徒歩)対ユーゴスラビア軍歩兵(自動車化)

Airmoblie Assault
イスタンブール近郊、トルコ軍歩兵(徒歩)対ソビエト軍空挺部隊(徒歩)

Counterattack
ブルガリア南部、トルコ軍機械化歩兵+アメリカ軍チームデルタ(機械化歩兵戦闘団)対ソビエト黒海艦隊海軍歩兵

Deliberate Attack
ドイツかポーランド、ドイツ軍戦闘団(機械化歩兵と戦車)対ポーランド歩兵(大隊規模)

City Fight
ベルギー、ワルーン人 (ベルギーを構成する民族の1つ) 対ベルギー軍

Rear Guard
ベルギー、フランス軍(歩兵中隊+戦車中隊)対ベルギー軍(ごく少数の戦車と対戦者班)

Delaying Action
キプロス、キプロス軍歩兵(徒歩)対イギリス軍歩兵(自動車化)

Meeting Engagement
ベルギー、フランス軍対オランダ軍

The Village
スロバキア、チェコ軍(自動車化歩兵)対スロバキア軍(歩兵)

Breakthrough
ブルガリア南部、トルコ軍(戦車中隊+機械化歩兵中隊)対ブルガリア軍モーターライフル)

Tank Duel
ポーランド、ドイツ戦車部隊(Lprd2)対ソ連戦車部隊(T-80)

Defense in Depth
キプロス、キプロス軍歩兵対対トルコ軍歩兵

Recon in Force
ポーランド、ドイツ軍装甲偵察部隊対ソ連空挺突撃部隊

Hasty Attack
中央アジア、カザフスタン軍(機械化歩兵)対ソビエト軍(モーターライフル)


THE SANDS' of WAR(1991)

1941年から1991年まで(ゲーム出版当時の現在まで)の北アフリカから中東にかけての戦いを扱います。


PB,PLのマップの基調を黄色にしたようなマップです。開くとほぼA3サイズのマップが16枚ついています。
薄いため、たくさんの枚数が添付できているわけですが、光沢のある薄い紙っぺらなので非常に扱いにくいです。
デスクマットで固定するのがよいでしょう。

アメリカ陸軍の主力兵器、M1A1-IP主力戦車、M2A2歩兵戦闘車、M3A2騎兵戦闘車、M60A1


東側諸国の主力戦車など(最後尾だけM48A2)

第二次大戦シナリオ用の戦車
M2/M3とT-72を比較すると、戦車砲の射程が最大で14なのに対して、ミサイルの射程は15あり、
アウトレンジでやりたい放題できる位置があることがわかります。

Blood & Thunderも同じレーティングでゲーム化されているので、Tiger IとM1で撃ち合うことも可能です。

シナリオ

World War II in the Desert(6)

OPERATION BREVITY
THE FIRST BATTLE OF CAPUZZO
MAY 15, 1941

1941年5月15日 ブレビティ作戦 カプッツォ砦の最初の戦い

BATTLE AXE,
THE CENTRAL COLUMN COUNTERATTACK AT CAPUZZO
JUNE 16, 1941, 0400-0900 HRS

1941年6月16日 バトルアックス作戦 中央縦隊のカプッツォ砦での反撃

BATTLE AXE,
THE DESERT COLUMN HAFID RIDGE
JUNE 15, 1941, 1000 HRS ON
1941年6月15日 バトルアックス作戦 砂漠縦隊のハフィド尾根

THE FRENCH COUNTERATTACK MERDJAYOUN,
THE SYRIAN CAMPAIGN
JUNE 15, 1941, 1500-2000 HRS
1941年6月15日 シリア軍役 Merdjayounでのフランス軍の反撃

THE PALMYRA ROAD SUKHNA,
THE SYRIAN CAMPAIGN
JULY 1, 1941
1941年7月1日 シリア軍役

THE DEFENSE OF "SNIPE" KIDNEY RIDGE
OCTOBER 27, 1942M 1400-1800 HRS

Israeli War of Independence(3)

THE JORDAN VALLEY DEGANIA
MAY 20,1948, 0700-1300 HRS

SECOND BATTLE OF LATRUN
MAY 30, 1948

OPERATION DANNY LYDDA(LOD)AIRPORT
JULY 10, 1948

The Sinai War(2)

ABU AGHEILA
OCTOBER 31, 1956, 0500-2300 HRS

AMBUSH AT MITLA PASS
COTOBER 30, 1956, 1400-200 HRS

The Six-Day War(3)

THE FALL OF ABU AGHEILA
ABU AGHEILA
2300 HRS JUNE 5-0700 HRS , JUNE 6, 1967

ENCOUNTER ON THE ISMAILIA ROAD
BIR GIFGAFA
JUNE 7, 1967, 1700-2000 HRS

THE KARAMEH RAID
KARAMEH
MARCH 21, 1968, 0700-1200 HRS

1973 Arab-Israeli War(2)

FINAL ATTACK ON BOOSTER
BOOSTER RIDGE
OCTOBER 8, 1973, 0900-1200 HRS

THE DRIVE FOR ISMAILIA
SHARON IN AFRICA
OCTOBER 20, 1973, 1300-1700 HRS

Lebanon - The Tortured Land(3)

AMBUSH AT AIN ZHALTA
THE DAMASCUS HIGHWAY
JUNE 8, 1982, 1900 HRS - JUNE 9, 0400 HRS

INTO THE BEKAA
DHUNAYBAH
JUNE 10, 1982, 1200-1500 HRS

PARTING SHOTS
MANSOUR
JUNE 11, 1982, 0930-1200 HRS

The Iran - Iraq War(8)

THE FIRST ATTACKS KHORRAMSHAHR
SEPTEMBER 28, 1980

AMBUSH ON THE KORUN RIVER
SUSANGERD
JANUARY 6, 1981

WAL-FAJR 3 OFFENSIVE
JULY 30, 1983

OPERATION KHEIBER
THE BATTLE OF QURNA
FEBRUARY 22-23, 1984

KARBALA-1
THE BATTLE OF MEHRAN
JUNE 20 - JULY 3 1985

OPERATION BADR
THE HAWIZEH MARSHES
MARCH 11-12, 1985

OPERATION WAL-FAJR 8
THE FAW PENINSULA
FEBRUARY 10-11, 1986

SALAMCHEH
MAY 25, 1988

The Gulf War(5)

SADDAM STRIKER\S BACK
KHAFJI
JANUARY 30, 1991, 1300-1800 HRS

MAKFAR AL BUSAYYAH
AL BUSAUUAH
FEBRUARY 26, 1991, 0630-1230 HRS

INTO THE BUPHRATES VALLEY
JALIBAH
FEBRUARY 27, 1991, 0600-1000 HRS

CRUSHING THE TAWAKALNA GUARDS
PHASE LINE TANGERINE
NIGHT, FEBRUARY 26-27, 1991, 2300-0800 HRS

MADINAH RIDGE
FEBRUARY 27, 1991, 1300-0630 HRS


Sands of War Expansion kit(1992)

Sands of Warの拡張キットです。追加ルール、エラッタ、追加シナリオ、キャンペーンルールで構成されています。

追加ルール

 拡張キットには「急斜面」、「瓦礫」、「水陸両用強襲船」、「自分のシナリオを作る」という追加ルールがあります。

エラッタ

 「カウンター」、「移動力と視界チャート」、「視界と視認、開けた高いタワー」、「カウンターシンボルと省略」、ミトラ峠の待ち伏せシナリオ」、「Bir Gifgafaシナリオ」、「Khorramshahrシナリオ」、「Makfar Al Busayyahシナリオ」、「ポイント値(P.74-75)」

従来シナリオの修正

 拡張キットで追加されたユニットを使用して、従来シナリオを修正します。4つほど修正されます


Blood & Thunder(1992)

1941から1945の東部戦線での戦いを扱います。


マップは厚みが増して扱いやすくなっています。


ドイツ軍の主力戦車と突撃砲。レーティングが荒いので細かいタイプ分けはありません。シルエットの大小もデタラメです。
2号F型、3号37mm砲型、3号50mm砲型、3号長砲身50mm砲型、4号短砲身型、4号長砲身型、5号、6号タイガー1型、6号タイガー2型、3号突撃砲短砲身型、3号突撃砲長砲身型、3号突撃砲105mm搭載型、エレファント。

シナリオ

Scenario Group 1: Barbarossa, 1941

SCENARIO 1: HASTY COUNTERATTACK

1941年6月23日、ベラルーシ(白ロシア)のグロドノの西(Sowcho村)
ソビエト第29戦車師団がドイツ第7装甲師団に対して実施した独ソ戦最初の反撃。
村への攻撃準備をしていたドイツ軍に、ソビエト軍の反撃が襲いかかる。

赤線の中にドイツ軍が先にセットアップ(三角のポイントから西の道路上から3ヘクス以内に配置)。
ソビエト軍はマップの東側から進入。

ドイツ軍(防御側)

第25装甲連隊司令部

指揮戦車、スタッフハーフトラック、偵察小隊(2号F型)、
対戦車中隊(対戦車ハーフトラック、対戦車砲(50mmx1, 37mmx2))
第25装甲連隊第1大隊

指揮戦車2、スタッフハーフトラック、偵察小隊(2号F型)
20mm装備2号戦車2個小隊、37mm装備3号戦車3個小隊、75mm(短)装備4号戦車2個小隊
第6狙撃兵連隊第2大隊(原文では装甲擲弾兵連隊)

エリート歩兵9個小隊、MMG5個小隊、トラックの輸送力が12個小隊分と装甲ハーフトラック
の輸送力が3個小隊分ある。トラック3個で6個小隊(2MG,4INF)の中隊を2個作成して、
ハーフトラックに1MG,1INF,1ENGを乗せて1個中隊を編成する。砲は軽トラに搭載する。
支援砲兵

ソ連軍(攻撃側)

第29戦車師団司令部
第47戦車連隊司令部
第47戦車連隊第1大隊
第47戦車連隊第2大隊
第106モーターライフル連隊(の生き残り)

ドイツ軍は戦車大隊に2個の指揮戦車があり柔軟性が高いのに比べると、ソ連軍は大隊毎に指揮戦車が1つしかなく、指揮戦車の周辺2へクス以内に全部隊を配置して集中運用する必要があります。ソ連軍の戦車第一大隊には2個小隊の初期型T-34があり侮れませんが、主力が防御力1のBT-7なので部隊士気値が早期に崩壊して活躍できそうにありません。

 ソ連軍が先攻のため、大隊単位にドイツ軍の先鋒に襲いかかり、リアクション射撃でボロボロにされます。後攻のドイツ軍は第1射撃フェーズの準備射撃でだめ押しします。かなりソ連軍に辛い展開です。

SCENARIO 2: DEFENSE AT YARTSEVO

SCENARIO 3: LOCAL COUNTERATTACK

Scenario Group 2: The Battle of Moscow, 1941-42

SCENARIO 4: TANK AMBUSH AT MTSENSK

SCENARIO 5: DELAYING ACTION

SCENARIO 6: SPOILING ATTACK

SCENARIO 7: AIR DROP

SCENARIO 8: SKI ATTACK AT OKHAVAT STATION

Scenario Group 3: Decision in the South, 1942-43

SCENARIO 9: THE LAST CHARGE

SCENARIO 10: DESPERATE DEFENSE - THE ORLOVKA SALIENT

SCENARIO 11: BEACHHEAD: THE ASSAULT ON THE "LITTLE LAND"

SCENARIO 12: FIRE BRIGADE - OPERATION URANUS

Scenario Group 4: Fighting in the North, 1942-43

SCENARIO 13: RIVER CROSSING - FORCING THE VOLKHOV RIVER

SCENARIO 14: TIGERS IN THE SNOW - OPERATION ISKRA

SCENARIO 15: AEROSAN!

Scenario Group 5: Kursk, 1943

SCENARIO 16: HILL 247

SCENARIO 17 ELEPHANT HUNTING

SCENARIO 18: LITTLE STALINGRAD

SCENARIO 19: DELIBERATE ASSAULT

SCENARIO 20: ARMORED MELEE

Scenario Group 6: The Road to Berlin, 1944-45

SCENARIO 21: KANEV

SCENARIO 22: HELL 239

SCENARIO 23: BREAKTHROUGH

SCENARIO 24: WHEN GIANTS FOUGHT


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