Cone of Fire, 2008

Second World War at SeaとThe Great War at Sea対応のコンポーネントが同梱状態のパッケージです。舞台は南米の南端、フォークランド諸島付近です。SWWaSシリーズのルールは2005年版、GWaSシリーズのルールは2000年版です。
舞台が舞台だけに当然のようにシュペー提督の活躍のコロネル沖、フォークランド沖海戦のバトルシナリオは存在しますが、正統派のシナリオはCruiser Warfareに収録されているため、こちらのシナリオは南米諸国がどちらかについているような変形シナリオになっています。
ユニットはGWaSとSWWaSで異なるためフルサイズ×2とハーフサイズ×1のカウンターシートはダブルサイズの210ユニットが90個120個に別れます。GWaSシリーズではアルゼンチン、ブラジル、チリ、ペルー、イギリス、ドイツの海軍が登場します。

ドイツ海軍の装甲巡洋艦シャルンホルストとグナイゼナウ (12,781t)
主砲1(軽)、副砲3(軽)、小口径砲1(軽)、魚雷1(固)、速力1、船体4(軽)、燃料8, 装甲厚150mm

イギリス海軍の装甲巡洋艦モンマスとグッドホープ (9,800t, 14,100t)
主砲0、副砲3(軽)、小口径砲1(無)、魚雷1(固)、速力1、船体4(軽)、燃料6, 舷側装甲厚102mm
主砲1(軽)、副砲3(軽)、小口径砲1(無)、魚雷1(固)、速力1、船体5(軽)、燃料6, 舷側装甲厚152mm

イギリス海軍の巡洋戦艦インフレキシブル、インヴィンシブル (17,526t)
主砲5(軽)、副砲0、小口径砲3(軽)、魚雷1(固)、速力2、船体8(軽)、燃料9, 舷側装甲厚152mm

装甲巡洋艦同士の比較の場合、ドイツ側が2隻とも小口径砲にも装甲防御があることと主砲があるところで若干有利です。しかし、巡洋戦艦相手では勝ち目は全くありません。巡洋戦艦側は速度で勝るうえに主砲火力が5:1と圧倒的なので交戦距離を3に維持するでしょう。副砲を装備していないことと船体装甲が軽であるため距離をつめられると巡洋戦艦の優位が少し揺らぎますが速度差があるかぎり安泰です。主砲が軽装甲部または無装甲部に命中すると50%の確率で追加打撃を発生させる点でも巡洋戦艦側は有利です。
ドイツ側の主砲が命中して追加打撃を発生させたとしても、ほぼドイツ側に勝ち目はありません。

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