Great White Fleet (シナリオ集), 2001

面白い設定の架空戦の作戦級シナリオが20個含まれています。
ユニットはコピーして自作するための印刷が裏表紙にカラーで14隻分あります。日本には戦艦壱岐(1-1-1, 旧Imperator Nikolai I)、相模(3-2-1, 旧Peresviet)、肥前(3-3-1, 旧Retvisan)、石見(3-4-1, 旧Orel)、丹後(3-3-0, 旧Poltava)、装甲巡洋艦阿蘇(0-2-3, 旧Bayan)、防護巡洋艦松島(1-1-0, 対定遠/鎮遠用の旧式艦)、沖島(1-1-0, 旧General Admiral Apraksin)、巡洋艦津軽(0-2-1, 旧Pallada)と9隻の鹵獲艦(松島を除く)が登場して最大です。残りはイギリスの装甲巡洋艦Sutej(1-3-0)、フランスの戦艦Carnot(2-1-0)、Charles Martel(2-1-0)、Liberte(3-5-0)、Iena(3-2-1)が登場します。

アメリカ対オーストリア-スペイン
1898年6月のカリブ海
マップ、艦隊ユニット、艦隊シートは1898の物を流用します。
ユニットはMediterraneanと1898の物を流用します。
同じハプスブルグ家のオーストリアがスペイン側に立って米西戦争に介入します。オーストリアの防護巡洋艦3隻、装甲巡洋艦1隻、軽巡洋艦1隻がスペイン軍に混じって登場します。
ターン数は60で、オーストリア-スペイン陣営がどちらが先行するかを選べます。
日本対スペイン&ドイツ
1898年7月のフィリピン争奪戦
フィリピンを売却しようとしたスペインに対して、ドイツが応じます。そのドイツの極東進出に日本が反応しました。日本艦隊はいまだ弱小で戦艦は2隻だけです。主力艦隊は戦闘艦艇が損害を受けるか輸送船が撃沈されるまで出撃できません。ドイツ軍は練習艦隊で装甲巡洋艦1隻と砲艦2隻に石炭輸送船1隻です。
日本対スペイン
1898年11月のフィリピン争奪戦
日本海軍がスペイン領フィリピンを攻撃します。カリブ海でアメリカと争いにならなかったため、スペイン艦隊の主力は極東に回航されています。日本のフィリピン攻略部隊とスペインの増援部隊の戦いです。日本はスペイン支配の港に上陸すると8点で島ごとに16点まで得られます。スペインはルソン島に上陸すれば8点を得ます。
アメリカ対ロシア
1902年4月のフィリピン近海
極東でのアメリカとロシアの対立です。ロシアの中国派遣艦隊はフィリピンの沿岸を砲撃して点を稼ぎ、アメリカアジア艦隊はロシア艦を撃沈して点を稼ぎます。15点稼げればアメリカ軍の勝利なのですが、アメリカ側は弱小で、ロシア極東艦隊は強力です。極東艦隊の主力は旅順におり、戦闘艦艇に損害が出るか、アメリカ艦隊が北上しすぎると活動を開始します。それまでは中国派遣艦隊のみが対応します。
日本対アメリカ対ロシア
1902年5月のフィリピン争奪戦
日本とロシアが競争でアメリカ領のフィリピンに侵攻します。旅順からロシア太平洋艦隊(戦艦7隻)、佐世保から日本連合艦隊(戦艦6隻)、フィリピンにアメリカ極東艦隊(戦艦1隻)。日本とロシアがフィリピンに上陸して点を稼ぎ、占領した港の数が多く、点の最も多い時に勝利しますが、占領数と得点の勝者が一致しなければアメリカの勝利です。
日本対ドイツ
1902年7月のフィリピン争奪戦
スペインがドイツ帝国にフィリピンを売却した世界で、日本軍がフィリピンに侵攻します。
ドイツ東洋艦隊(戦艦11隻)対日本連合艦隊(戦艦6隻)
アメリカ対ロシア
1902年8月のフィリピン奪還戦
フィリピンを奪ったロシア(戦艦6隻)に対するアメリカ(戦艦5隻)の反撃です
欧州連合対米州連合
1902年のカリブ海
ドイツ、イタリア、イギリスの小規模連合艦隊に対するベネズェラ、アルゼンチン、ハイチ、アメリカの小規模独立艦隊
前ド級戦艦時代の代わりのルール
前ド級戦艦時代に合わせて変更した戦術戦闘ルールが8ページ。各艦艇の速度評価が全面的に変更になっています。

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