1941年秋のタイフーン作戦から1943年チタデレ作戦(クルスク戦)直前までを幅広くカバーします。コア部分はGB IIに連結可能なEnemy at the Gatesの第2版なのですが、これに空白になるタイフーン作戦からスターリングラードおよびコーカサスへの進撃を追加して、Case Blueとなりました。
ユニット+マーカー | 2660+840 (3500) |
マップ | フル9枚+ハーフ1枚 |
ルール版 | 4.0 |
シナリオ数 | 17 |
場所 | ロシア モスクワからコーカサスまで |
期間 | 1941/10/1-1943/5/29 (178) |
Case Blue固有のドイツ軍の装甲師団は、SSアドルフヒトラー、第13、第14、第16、第22、第23、第27の7個師団です。
自動車化歩兵師団はSSヴァイキング、第60の2個師団です。
これだけでは全く足りませんがGB IIの再録ユニットとしてさらに以下の師団群が登場します。
GB IIからの再録ユニットとして装甲師団は、SS帝国、SS髑髏、第3、第6、第7、第9、第11、第17、第19、第24の10個師団です。
自動車化歩兵は第3、第16、第18、第29、兵科マークが装甲擲弾兵の大ドイツの5個師団です。
合計すると装甲師団が17個、自動車化歩兵師団が7個となります。EatGには装甲16個(SS帝国、SS髑髏、SSアドルフヒトラー、第3、第6、第7、第11、第13、第14、第16、第17、第19、第22、第23、第24、第27)と自動車化歩兵6個(SSヴァイキング、第3、第16、第29、第60、大ドイツ)が登場したので、ほぼ同数となり問題はありません。
シナリオは2つが小型で、残りの15個は大型です。
あまりに扱う範囲が広いせいか、細かな作戦を扱うシナリオがほとんどありません。範囲が広いためセットアップ情報が恐ろしい量になっています。おそらく小出しにシナリオ集みたいなものが出てくれるのではないかと期待しています。日本ではOOBが手に入りづらいため、シナリオの自作は難しいです。
小型シナリオです。ワンマップでプレイできます。
期間は1942/8/8から10/29の25ターンです。
A軍集団の第1装甲軍に所属する、開始時より存在する第40装甲軍団(根幹部隊: 第3装甲師団、第23装甲師団(こちらは翌ターンに主力登場))、8/12に到着する第52軍団(根幹部隊:
第370歩兵師団、第101猟兵師団)、8/15に到着する第3装甲軍団(根幹部隊: 第13装甲師団、SSヴァイキング自動車化歩兵師団)でグロズヌイとその周辺の油田を補給の通った状態で占領し続けることを目指します。
マップK全域を使用し、マップの北西からマップ中央南側に位置するグロズヌイを目指すことになります。
オプションルールが2つあります。それぞれ、第49山岳歩兵軍団のアッティカ作戦を取りやめてグロズヌイ方面に向けた場合(第49山岳軍団司令部と第1および第4山岳師団が8/15に到着)、国防軍総司令部がグロズヌイの占領のために第7降下猟兵師団(第1、第3、第4連隊とJu.52輸送機4個)を用意した場合です。
史実ではグロズヌイの占領は出来ませんでした。
期間は1942/5/12から5/29の6ターンです。
1942年4月に発起されたソ連軍のハリコフ奪還作戦の崩壊(第二次ハリコフ戦)を扱います。ソ連軍は第3親衛騎兵軍団、第21、第22、第23戦車軍団が目立った攻撃戦力で、残りは歩兵師団群です。ドイツ軍は分遣連隊で構築した薄い戦線を張っており、第3、第14、第23装甲師団、第60自動車化歩兵師団が目立った反撃戦力です。
EatGのマップA全域を使用し、ソ連軍がポルタヴァ、ドニエプロペトロフスク、ハリコフを目指します。
史実ではソ連軍の反撃は完全に失敗しました。
タイフーン作戦から全期間、6月5日からのドイツ軍の夏期攻勢、6月29日からの夏期攻勢の続き、7月8日からの夏期攻勢の続きがそれぞれ南北に分割された形で用意されています。これらはすべて開始時期が微妙に異なるだけで、すべて1943/4/29までの期間を扱います。また、1つ飛び出した形でA軍集団のコーカサスへの進撃のシナリオがあります。
1941/10/1から1943/5/29までの178ターンで構成される中央軍集団戦区のキャンペーンです。マップはGB IIのフルセットです。
1941/10/1から1943/5/29までの178ターンで構成される南方軍集団戦区のキャンペーンです。マップはEatGとCase Blueのフルセットです。
1942/6/5から1943/5/29までの104ターンで構成される、GB IIの中央から北側のキャンペーンです。マップはGB IIの北方と中央の4枚です。
1942/6/5から1943/5/29までの104ターンで構成される、GB IIの南側1/3とEathGとCase Blueのすべてを使用するキャンペーンです。
ソ連軍のハリコフ奪還作戦が5/12から、ドイツ軍の夏季攻勢の前処理にあたる「フレデリクス作戦」が予定を早めて5/17から、それぞれ開始されています。ソ連軍の奪還作戦の完全崩壊が5/28なので、これは完全崩壊の過程を追い、続けてブラウ作戦、スターリングラードおよびコーカサス戦、ソ連軍の反撃とドイツ軍の後退、マンシュタインのバックハンドブローと続きます。
フレデリクス作戦はハリコフ全面の第6軍と南方の第1装甲軍でソ連軍の冬期攻勢で出来たイジューム突出部を包囲殲滅するための作戦でした。ソ連軍の攻勢の正面に立たされた第6軍は動けないため、第1装甲軍が南から戦線を突破して突出部を切り取り、3個軍が殲滅されました。
また、このシナリオの前にクリミア半島の東部にあるケルチ半島攻略の「トラッペンヤークト」作戦が5/7に発動され、5月末には終了しています。ソ連3個軍が殲滅されています。
1942/6/29から1943/5/29までの97ターンで構成される、GB IIの中央から北側のキャンペーンです。マップはGB IIの北方と中央の4枚です。
ブラウ作戦(Case Blue)の発動が6/28なので、このシナリオ7.5と次のシナリオ7.6がメインタイトル通りのシナリオとなります。
ドイツ第11軍のセヴァストポリ攻略の「シュティアーファング作戦」が6/3に発動され7/3に陥落しています。
1942/6/29から1943/5/29までの97ターンで構成される、GB IIの南側1/3とEathGとCase Blueのすべてを使用するキャンペーンです。
略
略
1942/7/26から10/19の21ターンで構成される、Case Blueマップ全域を使用するシナリオです。このシナリオ終了の1カ月後がソ連軍の天王星作戦の開始となります。
ここからがEatGの範囲となります。天王星作戦、火星作戦、疾駆作戦、星作戦とマンシュタインの反撃までが1つのシナリオにまとめられて各戦区ごとに分割されています(結合することも可能です)。さすがにマンシュタインの反撃が主役のシナリオは別になっています。
天王星作戦 1942/11/19発動 (成功)
冬の嵐作戦 1942/12/12発動 (小土星作戦のため中止(失敗))
小土星作戦 1942/12/16発動 (冬の嵐作戦を中止に追い込んだがロストフは奪還出来ず)
火星作戦 1942/11/25発動 (大失敗)
疾駆(ズカチョク)作戦 1943/1/29発動 (3/20までに壊滅)
星(ズベスダ)作戦 1943/2/2発動 (3/20までに壊滅)
マンシュタインの反撃 1953/2/20発動 (大勝利の後3/20に泥濘で終了)
1942/11/19から1943/3/22の37ターン
1942/11/19から1943/3/22の37ターン
1942/11/19から1943/3/22の37ターン
1943/1/29から5/29の36ターン
1943/1/29から5/29の36ターン
1943/1/29から5/29の36ターン