引出しの奥には、 昔の生活の一部が眠っています。 そんなものたちを太陽のもとに出してみました。 ちょっと時間が後戻りしたような 妙な懐かしさがよみがえってきます。 第73回：ダルマ家庭糸の芯 ● 紙が大好きである。 特に好きなのが古くなった紙である。 歴史を経た貴重な紙というのではない。 年月がたってヤケたりシミなどあって変色した ごく普通の紙が好きなのだ。 そんなものを見つけると 捨てるのがもったいなくて取って置いたりする。 で、これは、木綿糸の紙製の芯です。 この糸を使い切ると "ダルマ糸は世界で一番よいエジプト綿で 製造したものですから強くて縫いよいのです" というコピーが出てくる。 せちがらい今と違った のんびりとした時代を感じさせてくれる。 ところで"家庭糸"とは"木綿糸"のことなのか。 最新へ戻る © share a gift allrightsre reserved