
前日に、GPS用のMapSource、カシミール、MapFunNet、Google Mapなどの電子地図を総動員し、予備を含めて
数種類の大望峠周辺のコースを設定したうちの一つです。
星と緑のロマン館から少し下って、県道36号線を左折すると県道小川長野線 (401号線) に入りました。
車があまり通らないような道で、もしダートで路面が荒れているようなときにはパスすることも考えていたコースです
が、思いがけずすばらしい道と遭遇することが出来ました。

車2台がやっとすれ違うことが出来るぐらいの道巾で、自転車で走るにはちょうどよく、バイクもごく希に通るぐらい
なのでとても静か。 真っ直ぐの道はほとんどなく、小川村、中条村など点在する集落に沿って緩やかに、時に急に
曲がり、下り、そしてまた登ってゆきます。 棚田の向こうには雄大な谷と山並み、北アルプスも時々顔をのぞかせて
くれます。
すれ違う地元の高齢のおばあさんたちは笑顔がとてもステキで、挨拶を交わしながら進んで行きました。 里山の
畑でおばあさんたちは、鍬 (くわ) 1本で作業をされていました。 自分の経験からかなりの重労働だと思うのです
が、思わず見とれてしまう鍬さばきです。

水車小屋がありました。 観光用というより、実際に粉ひきに活躍している感じです。
谷の反対側の斜面に菜の花畑が広がり、ステキな眺めです。 地元のおばあさんがその風景をデジカメで写真を
撮っていました。 私も混ぜてもらい、ちょっぴり離れたところに並んで同じく1枚。

今日はもう一つ地蔵峠という峠も狙っていたのですが、時間がだいぶ過ぎてしまい脚も売り切れ間近となりました。
少し迷ったのですが、今日は県道小川長野線の魅力をたぷり堪能できたので、峠はまた次の楽しみにとっておくこ
とにしました。

桜や道端の花の眺めに、実に楽しい気分で走れます。

学校跡がありました。日下野学校というそうです。 私は小学校低学年の時は平屋の木造校舎だったので、こうい
った古い校舎を見ると懐かしい気分になります。
いつまでも残っているといいなぁと思い、ネットで検索してみるとこんなHPを見つけました。 この元小学校と同じ中
条村にあった小学校についてのHPですが、しっかりと維持活動をされているようです。 校歌を奏でるアコーデオン
の音色が心に響きます。

県道小川長野線は全線で30Km以上もあり、小川村方面からは下り基調で最後は国道406号につながります。
今日は、20Kmほど走ったところで県道86号線を経て国道19号線に入り、長野駅に戻ることにしました。

国道に戻るとたくさんの車が。 30分ほど走って17時にJR長野駅に到着しました。
今日は連休中にもかかわらず、自転車にうってつけの道に出会ってすばらしい休日を過ごすごとが出来ました。
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