寝しなに地図を眺めていて目が釘づけになったのが、山梨県と静岡県の県境にある 山伏峠 (やんぶしとうげ)。
前々から本やHPなどに紹介されているのを見て気になっていたのですが、どうも場所がよくわからないままになってい
ました。 標高は1840mと峠としては十分な高さ、そして峠に近いところは幾重にもヘアピンカーブが続いています。
タイミング良く、1ヶ月ほど前の高松出張で、羽田からの飛行機から井川湖周辺上空を通過しました。 険しい山々
が続き、あんな場所に本当に道があるのだろうかという地形を目の当たりにして、さらに期待が高まりました。
9月から週末のタイミングを見はからっていたものの、天気が悪かったり仕事が入ったり、畑に出かけたで、出かけ
るチャンスがありませんでした。 10月下旬の週末に数日は晴天が続きそうという予報を確認して、ようやく出撃とな
りました。

前夜に新宿発のあずさに乗って甲府のホテルに前泊。 翌朝、甲府6:28発のふじがわ2号に乗って下部温泉駅に
7:15到着しました。 山梨県側からの山伏峠へのアプローチには最も近い駅です。 さっそく自転車を組み立て7時
40分に出発しました。 下部温泉駅が標高220m。 峠までの約50kmで1600mほどの登りです。

快晴でしたが気温は10度。 さすがに寒かったので、半袖ジャージにのユニクロのフリースを重ね着して出発しまし
た。 まずは、国道300号線で富士川を渡り、早川沿いの県道37号を進みました。 早川橋というところで、対岸の
集落を通る道路に。

赤く熟した、がまずみの実を見つけて写真を撮ったり、たくさんのどんぐりを拾って早くも寄道モード全開です。 どん
ぐりは後日緑の週末の畑に埋めてきました。

集落の出入り口には、イノシシ?などによる獣害防止のためのゲートがありました。 夜はゲートを締めるそうです。

6Kmほど走って県道37号に戻って少し進むと、山伏峠に続く県道310号への分岐地点に。 さっそく遠くに南アル
プスの山々が顔を出し始めました。

なだらかな登りを快調に進み、9:30に雨畑湖を通過。

雨畑の集落で珍しい看板を発見しました。 お酒はすべて現金販売のお達しが・・・。
そしていよいよ、林道・井川雨畑線の入り口です。 しかし、この先通行止の看板が。 これはダメかな〜と引き返すこ
とも覚悟して、進めるところまで進むことにしました。
湧き水が滝のように流れ落ち、道を川のように流れていました。

丸々と太った巨大なミミズを発見! 思わず立ち止まり、観察してみました。 道の上にいるミミズは半分干上がって
いることが多いですが、この大きなミミズ君は元気一杯で道を横断していました。 横のボトルが20cmほどの長さな
ので、30cmぐらいはありそうでした。

下部温泉から30km近く走った標高700m付近。

標高880m地点で通行止のゲートが。 とりあえず進んで様子を見ることにしました。 ゲートを通過すると落石注意
の看板がありました。
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