2005年7月16日(金)  GPSログ
松本市内〜梓湖〜乗鞍高原〜畳平〜松本市内 131km 曇り一時雨


 乗鞍スカイラインとエコーラインは国内の車道 で最も高いところを通りますが、数年前より自 然保護を目的としてマイカー進入が不可となり ました。 同時に自転車にはとても走りやすいと ころになり、毎年8月最後の土曜日には乗鞍ヒ ルクライムレースが開催されるなど、自転車の メッカとなっているとのことです。

 今回は、松本市内を8時過ぎに出発して、国道 158号、県道84号、エコーラインを通って乗鞍・ 畳峠を目指しました。
 市内からはなるべく国道を避けて、農道を通っ て行きました。 リンゴ畑や青々とした水田が広 がりゴキゲンな道が続きます。行く手には、乗 鞍がかすんで見えています。

通行止の表示   

 台風23号の影響により、国道158号線は猿渡付近で通行止。上高地に向かう観光客は、一度乗鞍高原に迂回し て観光バスに乗り換える必要があるとの事。 これから繁忙期となるため地元の人たちへの影響が心配されてい ました。
 梓湖に掛かる前川渡大橋。 ここで写真を撮っていたらロードレーサーを数台載せた車に声をかけられました。  よく見たら、時々朝練にお邪魔しているケルビム・レーシングチームの皆さんでした。 まさかこんなところで会うと は思わなかったのでビックリしました。



   

 乗鞍高原までは青空が覗いていましたが、エコーラインに入る頃になると雨が。 すでに乗鞍高原までで疲労を感 じてきた上に、見上げるとかなりの標高差があるので、このまま降り続くようだったらちょうど良い言い訳が出来る ので引き返そうと思っていたところ、30分ほどで止んでしまったのでそのまま登りはじめました。  
 13時過ぎに、かもしか平の上から三本滝レストハウスを見下ろしたところ。 約1900m付近ですので、松本から 300m以上登ったことになります。畳平までまだ800mありますが、このあたりから勾配がきつくなってきました。 こ んなところを毎年レースで休まず登る人がいるなんて、ちょっと信じられません。



    

 左は2300m付近。 このあたりから空気が明らかに薄くなり, 少し走っただけで心拍数がすぐに1170/分を越 えるようになってきたので、休み休みで登りました。 振り返ると登ってきた幾重ものつづら道が見えています。 右 は2500m付近で大雪渓が見えてきたところ。



   

 よれよれで、大雪渓に到着。 雪渓では夏スキーを楽しむ人たちがいました。 このあたりでジェット機のような勢 いで横を通過して行くロードレーサーがあり、かなりめげました。 え〜っ、あれで同じ人類かよ? という感じ。
 抜いていった人はさっさと上を登っているし、風も強くなってきたので、ここまで来たからもういいかなぁと何度も引 き返そうと思いましたが、何とか上を目指しました。 その後ようやく、長野県と岐阜県の県境に到着。 ここから畳 平までは目と鼻の先になりました。



   
 15時15分に畳平(2702m)に到着。 霧が
濃いため小屋は近づかないと見えない状態で
した。 小屋のレストランで暖かいそばを食べ
て、ほっと一息。 GPSの高度計は2701mを
示していました。
 畳平からは延々と下りっぱなし。ブレーキを握 る手がしびれてしまい、何度か小休止をして下 って行きました。
 乗鞍高原から新島島までの間には、狭いトン ネルがいくつもあります。しかもトンネル内は暗 く路面が荒れている上、交通量もそこそこある ので、かなり恐い感じがします。 乗鞍にはまた 来たいと思いますが、次は乗鞍高原まではバ スを使ったほうが良さそうです。

 松本市内に戻ると天気がすっかり良くなって、 西の空にきれいな三日月が見えました。ちょう どこの日で梅雨明けになったようでした。



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