2010年3月21日(日)

2005年の秋から始めたヘアリーベッチを使った雑草対策が早くも5年目になりました。と言いたいところですが、実
は昨年の10月以降すっかり畑仕事をサボってしまい、肝心の種を播かずじまいでした。
年明けの3月末にようやく畑に来てみると、立ち枯れた緑肥ヒマワリの茎が残る中、ヘアリーベッチがチョボチョボと
生えていました。
2010年4月18日(日)

1ヵ月後の様子です。 これまでの経験では、多少は前年に実った種がこぼれて発芽する分があるにしても、畑を全面
被覆するほどの繁殖は期待できないはずですが、順調に拡大しています。
2010年5月1日(土)
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さらに2週間後。 ついに全面被覆してしまいました。
もしかしたら一昨年の種が残っていて、一年越しで発
芽したという可能性も考えてみましたが、よく見ると種
を播いていないお隣の畑にも生えていたので、自然繁
殖と考えて良さそうです。
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2010年5月22日(土)

5月に入り、例年通り開花が始まりました。 ヘアリーベッチの種まきをサボった今年は草刈りが大変になることを覚
悟していたのですが、この区画は7月に入るまで不要になりました。
2010年6月12日(土)

去年種を播かなかったので、毎年ヘアリーベッチの花に大挙してやってくるハチたちが困るのを一番心配していたの
ですが、大喜びで蜜を集めている様子に安堵しました。
2010年7月4日(日)

7月に入り、ほとんどのヘアリーベッチが枯れました。 周りの雑草区域は青々としていますが、ヘアリーベッチが被
覆していたところは、ほとんど雑草が生えていません。 種まきをしないで、毎年これだけの効果が続くのであれば、大
助かりです。

枯れたヘアリーベッチをめくると、湿った地面が顔を出します。 表面のヘアリーベッチをたぐり寄せるように集め、積
み上げました。 サトイモとショウガが大きくなったら、土寄せをした後に敷いて乾燥予防に使う予定です。 もちろん雑
草抑制効果もあります。

残っていた鞘から種を取り出してみました。 まだ熟してはいませんが、まずまずの大きさに育っています。 この様
子なら今年の秋も種まきしなくても大丈夫なのかもしれませんが、どうしたものか・・・・。
2010年10月17日(日)

今年の春の様子を見ると、ほったらかしでも繁殖する可能性がありますが、区画によってばらつきがあったので、種
まきをすることにしました。 すでにところどころで、春先に繁殖したヘアリーベッチの種から発芽しています。 ヘアリー
ベッチをはじめた最初の頃と比べると、自然発芽する数が増えている気がします。 年々、土質が改善されヘアリーベ
ッチにとってもよい環境になるという、よい循環が働いているのかもしれません。

2週間前に刈払機で粉砕して、すっかり枯れた雑草の下を見ると、ふわふわの土が顔を出します。 土の表面に、ク
モやらアリやら小さな虫たちがたくさん生息していました。 土を豊かにしてくれている虫たちの棲み家をなくしてしまわ
ないよう、枯れ草を土にすき込むのは止めることにしました。 厚く重なっている枯れ草は、レーキで剥ぎ取り堆肥にす
る予定です。

種は、昨年播き損ねたものを使いました。 発芽率が落ちていているかもしれません。 発芽率がよくなるように種を
ザルに8分ぐらい入れて井戸水に3時間ほど浸しておいたところ、水を吸ってこぼれ出すぐらいに膨らみました。 種は
播きっぱなしで、覆土作業はなし。超省力化したため、一部の区画を除いて例年より早い時期に種まきが終了しまし
た。
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