8月1日 曇り時々晴れ
「利尻島・礼文島を大急ぎでまわる」

稚内の港風景

利尻富士から次々に雲が生まれる

カモメにエサをあげる人々

笹の葉のソフトを持ちながら・・・

右から「アロエ、行者ニンニク、山葡萄」

2人だったけど、パワーは相変わらず

フェリーには常に、カモメが付きそう

眼下に桃岩荘を眺む(右は猫岩)

風が強かったスコトン岬

最北端牛乳:通算2本目


この朝は7:50のフェリーに乗るために、6時に起きる。心配性のためか、4時くらいから1時間とか30分おきに目が覚めてたんですがね。
念のためbabiさんにモーニングコールを頼んでたのですが、どういうわけか全然繋がらなかったらしいです。稚内ではアンテナ3本立ってるんだけど〜
やるな!さすが我がPHS!!性能悪〜(^^;

フェリーターミナルでbabiさんと合流。僕も手続きを始める。
出航まで時間はたっぷりあるので、ユースホステルで摂らなかった朝食を、売店のサンドイッチで埋め合わせよう。早速購入、付属のおしぼりで手を拭いた直後、

「ピン〜ポン〜パラ〜ン・・・鴛泊経由・香深行きフェリーの、自動車・オートバイにて搭乗の方は・・・」

おぁ!早くも搭乗ですかい!こっちゃ手を拭いただけでおあずけ!

心配してた天気は所々青空が見えていて、雲がやたらとダイナミックに見える感じ。風が強く、下手すりゃバンダナをフッ飛ばしてしまいそうだな。

babiさんは「カモメにエサをやる」のをすごく楽しみにしていたらしいが、航海前半はカモメが全然飛んでこない。稚内〜鴛泊間は距離が長いせいかな。後半に入ってチラホラと飛んできては、フェリーに沿って飛ぶようになってきた。

おぉぉ〜!!しかし風が強すぎる!!これじゃスナック菓子などを投げても、風に飛ばされてダメなんじゃないかな??そこで、

カモメは普段、魚を食べている(?)→ちくわは魚で出来ているんじゃないかな?→カモメはちくわを食べるはずだ。

というヘンな3段論法から、風に飛ばされにくい「チーズ入りちくわ」を売店で購入。早速第1投を試してみる。
※babiさんには、カモメのエサやりのエキスパートみたいに思われてしまったが、そんなことはない。
 単にエサやってて、カモメに手を噛まれただけなんよ。

結果、見事に投げたちくわを食べてくれました!周りから、まばらに拍手が。う〜む。
(*^^*

ちくわをbabiさん一家に分けて、僕は写真撮影にも専念する。今回は写真をたくさん撮るつもりで来たからね!

そうこうしているうちに、フェリーは利尻島に到着。babiさんは心配していた船酔いも無く、2時間ばかりの航海が終わった。

鴛泊〜香深のフェリーまで、1時間半くらいしか猶予がない!急いで利尻島をまわらないと〜!!
去年とは反対に、時計回りで一周することにした。

先ずは姫沼だ!ありゃりゃ・・・・観光客でいっぱい。コリャどうあがいても写真にどっかのオッチャンが入ってしまうのは避けられない・・・・・パス!

続いてオタトマリ沼に到着。滞在時間は・・・10分!(笑)
ここで「笹の葉のソフトクリーム」を食べる。押さえるところは、押さえないとね!お、面白い形の雲が出てる。構図を変えて何枚か写す。次行こ〜!!

次は自然水族館だ!とりあえず大急ぎでアザラシのエサ(魚をぶつ切りにしたもの)を買う。ここはイケスでアザラシを飼っているんだけど、今日はお腹がいっぱいのためか、全然投げた餌を食べてくれない。わずかに、愛想で食べてくれる程度だった。
う〜ん、残念!次!おぉ!時間が押してる〜!!

見返台公園展望台にも行きたかったけど、この雲の様子じゃ遠くまで見渡せないと判断。サッサと通り過ぎてミルピスを飲みに行くことにした。

ここも1年ぶりだなぁと思いつつ、1年前と全く同じくミルピスを注文。んん〜!礼文島に来たら、やっぱこれですよ!!スキッと冷えてて美味しいね〜

他にも試飲で、アロエ、行者ニンニク、山ブドウのジュースを飲んでみた。うわわ!行者ニンニクのジュースって、もろニンニクの味〜(慣れるとハマるらしい。ホントかぁ?)(*_*;
アロエと山ぶどうは全くクセが無くって、飲み易いな。

どうせだから、地方発送で住んでるところにミルピスを2本送ってみた。

・・・おぉっと!もうこんな時間!ここから15分くらいでフェリーターミナルに行かなければいけない!
にもかかわらず、ここのおばちゃん、けっこうのんびりしてるんだよ。僕も表面的には冷静さを保っていたが、内心気が気じゃ無かったのです。「早くしてくれー!」心の中ではそう叫んでました。

このおばちゃんに、もしも「2倍速」というボタンが付いていたら、迷わず押していたかも。(笑)

なんとかフェリーターミナルに到着、babiさん一家はもう来ていた。車組babiさん一家も、あまりじっくり観光できなかったらしく、ちょっと残念そう。

時間が来て香深行きフェリーに乗り込むと、去年カメラが壊れた為に撮影できなかった「利尻グリーンヒルYHのお見送り」を撮影。第1便のフェリーはかなり盛大だけど、この時間になってしまうと2人と寂しい。でも、一人一人のパワーは相変わらずスゴイですね!僕も去年泊まったよしみで一緒にフェリーの上から歌った。1年前のあの場面が、思い出されてくる。

そしてまたもやカモメにエサをやりつつ、babiさんは帽子を飛ばされつつ(笑)フェリーは礼文島の香深に到着。

「フェリーで着いたら、桃岩荘YHの車に一声かけて下さい」
そう言われていたので車を探したのですが、全く見当たらない。僕が前日に到着時間を変更した為かな?仕方がないので、直接桃岩荘に行くことにした。

ここでbabiさんとはお別れ。旅の帰りに寄りますからね!

どんなところだろう・・・桃岩荘。ワクワクしてきた。

先ず桃岩荘に行くためのトンネルを抜ける。桃岩荘の説明では、このトンネルを抜けるときに3つのものをここに置いていくのだそうだ。それは「知性・教養・羞恥心」である。そしてここを桃岩荘の住人が”タイムトンネル”と呼ぶように、桃岩荘YHでは全ての時計が30分進んでいる。昔の漁師さんの時間管理らしい。

ちょっと急なダートの下り坂を降りて、桃岩荘に到着。YH使用について、一連の説明を受ける。
「な〜んだ、普通のYHだな」
この時はまだ、そう思っていた。

そうだ!明日、桃岩荘名物の8時間コースに参加するんだった!夕食の時間から逆算すると、礼文島も”また”1時間半でまわらなくては!

荷物を下ろして桃岩荘の前にある展望台で景色を数分見た後、一気にスコトン岬まで走り抜いた。

スコトン岬は雲が多く風が強いけど、気分的に何となく静かでモノトーンのような風景。戦前まではここが、「日本最北端」だったんだなぁ・・・・

ここで何枚か写真を撮った後、最北端の牛乳を飲む。来た時期が悪かったのか、あまり冷えてなかった。これで「最北端牛乳お持ち帰りビン」は2本目だい!

礼文島は道路がほぼ一本道のため、スコトン岬から帰る途中でbabiさんと遭遇。今からスコトン岬まで行くらしい。気を付けてね〜♪

ふぅ、桃岩荘に帰り着いた。やはり観光は、のんびりするのが理想ですね。こうも時間に縛られてたら、旅の本質を欠いているような・・・(^^;

これ以降の話は、「実録・桃岩荘レポ」と称して別途綴ります。

本日の走行距離:126.0km

トップページに戻る  タイトルに戻る  次へ進む