「実録・桃岩荘レポ」
8月2日 霧
「愛とロマンの8時間コース(前編)」

とりあえず、スコトン岬で記念撮影

アホ組一行、出発!

朝早いのに、ルートは人だらけ

ゴロタ岬にて

穴のあいた貝を

みんなで拾う

澄海岬の売店にて(いももちを食べてます)

去年の写真と比べてみよう!(悲)

圧縮弁当です


まだ夜の明けきらない時間。何時だっただろう。
「時間です。起きて下さい。」
ヘルパーさんがコソコソと起こしに来た。

寝起きで食欲も全然無いのに「今日は運動するから」という理由で朝食を無理矢理詰め込み、準備をする。

うっかり忘れていたリュックを貸してもらい、まだ温かい圧縮弁当を受け取ると、桃岩荘送迎メカ(?)ブルーサンダー号で香深のバス停まで行く。ここからバスで、出発地スコトン岬まで行くのである。

バスに乗ること1時間ン十分。スコトン岬に到着した。出発記念に写真を取り終えた後、入荷したばかりの最北端牛乳をみんなで飲む。

出発直前、桃組の皆さんは入念に準備運動をしている!桃組のリーダーは、8時間コースはこれで3回目というツワモノである。恐らくトレッキングのペースを知り尽くしているのだろう。

「とりあえず、アキレス腱でも伸ばしておきますか」
我がアホ組は、けっこう脳天気。

「8時間コース、完歩頑張るぞー!頑張るぞー!」(記憶不鮮明ですが、こんな感じ)
桃組さんは、気合い入ってるな〜!!チームの一体感も、外から見ててよく分かるよ。

さ〜て、僕らもぼちぼち行きますか。フラフラとコースを歩き出そうとしたら、
「アザラシくん、ちょっと待って!」
すでにアザラシくんに決定である。(^^;;

僕らも円陣を組んで気合い入れをするらしい。負けてはいられないからね。
「8時間コース、☆○▲※?□♂!◎◇▼!!!」
リーダーは舌を噛んだのだった。
(何だか分からないけど)「頑張るぞー!」(笑)

さすがアホ組である。

出発直後、桃組とは違ったコース取りをすることになった。え?ホントにいいの?桃組はもっと山側を歩いているのに、こっちは海岸線まで降りてしまって。
リーダー曰く、「こっちに行っても、結局同じ所に出るから。」

我らがアホ組リーダー氏は、最近までこの辺りで昆布漁のバイトをしていたらしい。その時は数日に1回の割合でウニ丼を食べさせてもらっていたとのこと。羨ましい限りである。

それにも増して、土地勘がある人がいるってのは安心できますね!

朝早くだというのに、コース上には人がいっぱい。トレッキングコーストしては、かなりメジャーなんだな。所々の花には、名前を書いたメモが貼ってあったりして、親切な人もいたものだ。

ゴロタ岬に到着した。ここは風が強く、眼鏡を飛ばされる人が多いことで有名。確かに風が強いが、それ以上に景色がよくない。桃岩荘を出たときから曇り空だったが、この辺りはすっかり霧で覆われている。どこかで霧が晴れて、雄大な景色が見えることを期待して出発。

途中の海岸線で、名物「穴の空いた貝がら」を拾う。何故穴が空いているのかは不明だけど、珍しいので、4枚だけ選んでみる。

その後、アホ組メンバーの1人が、昆布漁のバイトに申しこむという異例をやってのけ、見事採用に到ったのである。おめでとう!ウニ丼とトド島上陸が君の手に!?

あ、そうそう、それからナゼか桃岩荘の水筒を1つ拾った。前日のチームが落としたのかな?

ゴロタ岬からの急降下、急上昇を繰り返した後、澄海岬に着いた。昨日は行けなかったので、とりあえず去年写真を撮った場所を目指すと・・・・観光客でいっぱい!バスが4台くらい停まってるんだもんな〜!観光客をかき分け、撮影。急いで戻ろうとしたところ、babiさんに遭遇!!

「8時間コース、どうしたの?」
「今、その最中なんですよ。え〜っと、カメラカメラ・・・・」

忙しなく1枚写真を撮ったら、挨拶してすぐ別れてしまった。後で考えたら、そんなに急ぐ必要も無かったかも。帰りに寄りますからね〜!

全員が揃ったところで、出発。途中「こんな所、歩くのかぁ?」「道、間違ってないよね?」「ここ、踏み外したら、海まで落ちるゾ!」といった感じの道を抜け、長い長い笹藪を抜けたところで、お弁当を食べることにした。圧縮弁当である。

しかし、吹きさらしで座っていたので、汗が冷えてきて寒い!
アホ組が休憩を始めると、桃組は出発を始めた。トレッキングの主導権は、完全に桃組のものだ。

(つづく)

トップページに戻る  タイトルに戻る  次へ進む