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寝起きで食欲も全然無いのに「今日は運動するから」という理由で朝食を無理矢理詰め込み、準備をする。 うっかり忘れていたリュックを貸してもらい、まだ温かい圧縮弁当を受け取ると、桃岩荘送迎メカ(?)ブルーサンダー号で香深のバス停まで行く。ここからバスで、出発地スコトン岬まで行くのである。 バスに乗ること1時間ン十分。スコトン岬に到着した。出発記念に写真を取り終えた後、入荷したばかりの最北端牛乳をみんなで飲む。 出発直前、桃組の皆さんは入念に準備運動をしている!桃組のリーダーは、8時間コースはこれで3回目というツワモノである。恐らくトレッキングのペースを知り尽くしているのだろう。 「とりあえず、アキレス腱でも伸ばしておきますか」 「8時間コース、完歩頑張るぞー!頑張るぞー!」(記憶不鮮明ですが、こんな感じ) さ〜て、僕らもぼちぼち行きますか。フラフラとコースを歩き出そうとしたら、 僕らも円陣を組んで気合い入れをするらしい。負けてはいられないからね。 さすがアホ組である。 出発直後、桃組とは違ったコース取りをすることになった。え?ホントにいいの?桃組はもっと山側を歩いているのに、こっちは海岸線まで降りてしまって。 我らがアホ組リーダー氏は、最近までこの辺りで昆布漁のバイトをしていたらしい。その時は数日に1回の割合でウニ丼を食べさせてもらっていたとのこと。羨ましい限りである。 それにも増して、土地勘がある人がいるってのは安心できますね! 朝早くだというのに、コース上には人がいっぱい。トレッキングコーストしては、かなりメジャーなんだな。所々の花には、名前を書いたメモが貼ってあったりして、親切な人もいたものだ。 ゴロタ岬に到着した。ここは風が強く、眼鏡を飛ばされる人が多いことで有名。確かに風が強いが、それ以上に景色がよくない。桃岩荘を出たときから曇り空だったが、この辺りはすっかり霧で覆われている。どこかで霧が晴れて、雄大な景色が見えることを期待して出発。 途中の海岸線で、名物「穴の空いた貝がら」を拾う。何故穴が空いているのかは不明だけど、珍しいので、4枚だけ選んでみる。 その後、アホ組メンバーの1人が、昆布漁のバイトに申しこむという異例をやってのけ、見事採用に到ったのである。おめでとう!ウニ丼とトド島上陸が君の手に!? あ、そうそう、それからナゼか桃岩荘の水筒を1つ拾った。前日のチームが落としたのかな? ゴロタ岬からの急降下、急上昇を繰り返した後、澄海岬に着いた。昨日は行けなかったので、とりあえず去年写真を撮った場所を目指すと・・・・観光客でいっぱい!バスが4台くらい停まってるんだもんな〜!観光客をかき分け、撮影。急いで戻ろうとしたところ、babiさんに遭遇!! 「8時間コース、どうしたの?」 忙しなく1枚写真を撮ったら、挨拶してすぐ別れてしまった。後で考えたら、そんなに急ぐ必要も無かったかも。帰りに寄りますからね〜! 全員が揃ったところで、出発。途中「こんな所、歩くのかぁ?」「道、間違ってないよね?」「ここ、踏み外したら、海まで落ちるゾ!」といった感じの道を抜け、長い長い笹藪を抜けたところで、お弁当を食べることにした。圧縮弁当である。 しかし、吹きさらしで座っていたので、汗が冷えてきて寒い! (つづく) |