「実録・桃岩荘レポ」
8月2日 霧
「愛とロマンの8時間コース(後編)」

名物:「砂すべり」

続けてみんな挑戦!

横には階段もあるのだが・・・

海岸線を歩いて

宇遠内に到着

これが、「バイオ・トイレ」だ!

宇遠内での休憩シーン

「レブンウスユキソウ」こと「エーデルワイス」

ゴールは近いぞ!一斉に走り出すアホ組

桃岩荘では盛大に出迎えてくれた!

もう歩き始めて5、6時間経つのか・・・・昼食を済ませた後、速やかに歩き出す。
すぐに「ここが本当の昼食場所じゃないのか?」という所を通り過ぎると、名ポイント「砂すべり」に到達した。「さっきの地滑りの所は、砂すべりじゃ無かったんだ〜!アレ降りていったら、何処にいったんだろうねー?」(笑)

「砂すべり」・・・礼文島の8時間コースを、「”愛と”ロマンの8時間コース」としている由来の場所。
ここは砂の急斜面なのだが、「恐くて降りられない・・・ドキドキ」という女性に対して、「一緒に降りれば大丈夫だよ!」と男が手を取って一緒に降りれば、そこで愛が芽生える・・・・らしい。

確かに柔らかい砂の斜面なのだが、そこに行くためには急な断崖を降りなければいけない。砂も転んでも安全な状態ではなく、所々に石が混じったハイブレンドだ。

ん?女性3人&リーダーは、サッサと側の備え付け階段を下りていく・・・・お〜い!!ユースでの説明では、”階段は見るな”だったのに〜!!チェッ!

とりあえず僕は、先陣を切って先に降りてみる。おぉ!ミーティングでの説明通りにやれば、全然問題ないぞ!靴に砂が入る事なんて気にしない!

すげぇ!1人ものすごい勢いで下っていく!恐怖感も何も、あったモンじゃないぜ!

その後、残る3人が次々と下ってくるところを、僕は次々写真に収める。
え?僕は撮ってくれなかったの?(;_;

ここからは海岸線を歩き、宇遠内(ウエンナイ)の集落にたどり着いた。この宇遠内集落は、人口は最近ちょっと増えて13人!車での到達は不可能で、山道を歩くか、船で行くしか無いところである。

ここに最近、画期的なシステムが導入された。その名は「バイオ・トイレ」!
宇遠内で一番ハイテク(笑)なこの装置は、排泄物を微生物が分解するので、メンテナンスが最小限に抑えられるのである。臭いも全く無いぞ!

桃組も休憩の最中で、休憩所は賑やかなムードだ。

8時間コースもとうとう後半戦!
ここからまた、山道になっていくのだが、アブが大量に発生して、ズボンにたかりまくる!相手がアブだけに、長袖・長ズボン必修なのが、この時一番よく解った。

アブをタオルで振り払いつつ(控えめな表現)進むと、「レブンウスユキソウ群生地」にたどり着く。
「レブンウスユキソウ」とは「エーデルワイス」の事で、礼文島は、世界でも有数のエーデルワイスの群生地なのだ。
ちょっとピークは過ぎてたけど、かなりの数が咲いていました。白く可憐な花の中を、霧と汗と汚れでクタクタになった一行が進んでいく・・・・

またもや礼文林道でアブ地獄に陥った後、見慣れたアスファルトに出た。
やった!桃岩荘に続く道路だ!!ゴールは近いぞ!!!

桃岩荘に来るときに通った(タイム)トンネルをぬけ、徐々にゴールに近づいていく。
先にゴールした桃組を盛大に迎える音と声が、微かに聞こえたような気がした。桃組、手堅い歩きで、先にゴール!アホ組は2位!!でも完歩する事にこそ、重要な意味があるのさ!

最後のダート下り坂を降りていくと、「走れーー!!」という声をみんなが聞いたような気がする。
一斉に走り出すアホ組。その直後、「走るなーー!!」という声。いったいどっちなんだ!?

桃岩荘の前は旗を振るヘルパーさんを先頭に、その日宿泊していたホステラーさんが大勢迎えてくれた。あぁ・・・完歩したんだね・・・今までの疲れも感動で一気に癒される瞬間。

1列に並んで点呼を行った後、疲れきった足腰をかかえて「ギンギンギラギラ夕日が沈む〜ギンギンギラギラ日が沈む〜♪」と、全員で踊りを踊る。ヒザが痛いよぉ〜!

この後、我がアホ組リーダー発案によって密かに練習をしていた、「お礼の踊り」をアホ組全員で披露。この踊りとフレーズは、もろ桃岩荘的な雰囲気を持っているんだなぁ〜!
さすがリーダー!考えることがシブいゼぃ!

最後に「締め」を行い、皆さんに見守られながら桃岩荘内に入っていくアホ組。充実の1日である。やってよかったぁ〜風呂入りてぇ〜!それ以上に、ヒザが痛ぇ〜!!

愛とロマンの8時間コース・・・・・・・・・終了。

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