イギリス旅行顛末記&ロンドン・サブカルチャ・ガイド

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 もう年も越してしまい、いい加減にアップせなあかんな〜ということで、ようやく重い腰をあげました(^^;
ここまで時間が必要だったのはタイトルを「イギリス道中膝栗毛」にしようとしたんですが、列車の旅が メインのくせに“膝栗毛”はないだろうというタイトル付けに難航していたからです(ウソ)

ということで?? イギリス旅行顛末記です。

※画像をクリックすると大きく表示されます。



 さて、渡英前日の1999年11月7日の夜にキャンディー・ダルファーのライブに行っていたということからも 分かるように、いろいろと理由があって、突然のイギリス旅行でありました。


【日本 1999年11月8日】
 出発の11月8日、ライブ&寝たら絶対に飛行機に乗り遅れると考えて徹夜でヘロヘロの体を引きずり、無事に 成田に到着。思わず時間があり過ぎたので、持ってきた我がモバイル用愛機Let'sNote S22でホームページの 更新をしちゃったり。う〜ん、えぐぜくてぃぶ(バカ)

 いよいよ12時間以上の飛行機での長旅。しかし飛行機に乗ってからは爆睡で約8時間程度を潰す(笑) まぁ、おかげで時差を感じなくて良かったといえば良かったんだけど(^^;


【イギリス 1999年11月8日】
 それからHeathrow空港に15時ぐらいに到着。無事に入国も済ませて、地下鉄のPiccadilly Lineで ホテルのあるGreen Park駅で下車。で、ここから問題発生(笑) 予約していたホテルは“Holiday Inn Mayfair” だが、どうも入り口が見当たらないので、歩いていたおばちゃんに聞いたところ親切に教えてもらい、そこに 行ってチェックイン・・・・・・なのだが、どうも私の名前が無いらしい。おかしいと思ったところ、レセプションで ここは“Mayfair InterContinental”と言われる。おのれ〜おばちゃんめ(笑)

 早くも一波乱があったが、何はともあれホテルに到着。しばらくホテルからPiccadillyの通りをPiccadilly Circus方面 にぶらぶらと散歩。そして夕方からイギリス在住のRDファンのフォボスさんとせっかくロンドンに来たのだからと、 リスター役のクレイグ・チャールズのトーク・ショーを観に行きました。

チラシ
 場所はCovent Garden駅の近くのParker St,London WC2B 7PWのNew London Theatreの隣に ある『TALK OF LONDON』という13話 『世界は逆に回ってる』に 出てくるような(もっと綺麗だったが)ショー・パブに行きました。
 私達が到着した頃はまだ席に余裕があったのでちょっと前の方の席を確保。一番前の席も空いていたのだが、 ちょっとコワクて辞退(^^;

 少しすると前座のパフォーマーが出てきて、色々なパフォーマンスを披露してました。英語をほとんど 喋らなかったこともあってか結構面白かったです。

 最初のうちは結構客がいないなぁと思っていたのですが、前座が終わる頃には満席状態。そして、 クレイグ・チャールズの紹介がされると凄い歓声と拍手が起こる。あぁやっぱりクレイグって人気者なんだと 実感(笑)

 すると舞台上手からクレイグがシックに決めたスーツにトレンチコートに爆竹で音がなる2丁拳銃を 乱射しながらの登場。2,3m手前に本物のクレイグがいて、思わず「うわぁ本物だぁ」と言葉を洩らす俺(^^;
 しかし、ショウの内容はトーク中心で、ただでさえリスニングが苦手なのにいきなりのスタンダップ・コメディな上に、 しかもリバプール訛りということでトークの内容はほとんど不明(笑) 注意深く聞いていたらビル・ゲイツがRDの ファンであるとかメキシコに旅行に言った話やエイリアンの話とか出てきたのは解ったが何が面白いかは やっぱり不明(笑)
 トークばかりと思ったら、突然ベルトを外してズボンを下ろすとカルバン・クラインのブリーフにガーターベルトと いう素晴らしい出で立ちを披露(笑) さらに股間にマイクを当ててクレイグが股間と会話するという下ネタも 繰り広げてましたが、内容は毎度のこと不明(笑)

 会場には男性だけでなく女性も多く、また東洋系の客は私達ぐらいでしたが、アメリカ人の方もいました。 私にはジョーク等はほとんど理解できませんでしたが、会場はクレイグの一言一言と一挙手一投足に爆笑の渦に 巻き込まれてました。でも内容は理解できなくても、全体的にヤバネタ、下ネタ満載なのはハッキリと わかりました(^^;
 後でフォボスさんに聞いたところ、冒頭の銃乱射ネタは日本でも少し話題になった射殺されたTVレポーターの ジルダンディ、ベジタリアンフーズを推進していたリンダマッカートニー、ペンギン印のチョコクッキーや自身の 牢屋ネタなどご当地ネタが多かったそうです。

 本物のクレイグが観れて嬉しかったけど、フォボスさんとご一緒でなければ勇気が無くて観に行かなかっただろうな(^^;


【イギリス 1999年11月9日】
 この日から11日までイギリス南部のソールズベリに行ったりバースに行ったりと特に目的も無くぶらぶら散歩 しようとWaterloo駅からSalisbury駅まで列車の旅を敢行。Waterloo駅はいかにもヨーロッパの駅って感じ(ヨーロッパの 駅なんだから当然といえば当然)で思わず感激。列車から見るのどかな風景も、どこからともなく石丸謙二郎の 声が聞こえてきそうで提供が富士通じゃないかと思えるほど世界の車窓してました(笑)
 他にもあったけど、RDとはたいして関係無いので割愛(笑) ただ、ソールズベリの小さな本屋に何気に 入ったら、RDのカセットブックがあったので即購入(^^;

 ちなみにロンドンを離れた9日はピカディリーのウォーターストーンズでテリー・ギリアムのサイン会があった というのを後に知って大ショック(;_; さらにSTEPSのコンサートもRDのロンドンでのサイン会と同じ4日に あったらしく、もうちょっと早く行って入ればなぁ〜と後悔しきり。それと時間があればWindsorのLEGO Landに 行きたかった(^^;


【イギリス 1999年11月11日】
 いよいよRDのサイン会の当日。私はこの日までSalisburyのホテルに泊まっていたので、まずLondonの 予約しているホテルに向けてSalisburyを出発。London到着後にすぐさまホテルにチェック・インして、さらに すぐサイン会場があるManchesterに向けてEuston駅から2時間30分の列車の旅に出発と非常に慌ただしく動く。
 早く着いたらカッスル・フィールドとかグラナダ・スタジオ・ツアーとか観光しようかなと考えていたのだが到着が遅くて、 すでに夕方の5時前。サイン会は5時半から開始。当然Manchesterは初めて来るので右も左も わからないため、サイン会のある場所の住所を持ってタクシーの運転手に聞くが、なんかイマイチ反応が鈍い(^^; でも 「大丈夫だぜ」という感じでタクシーに乗せられるが、その中はインドの工芸品が陳列されてインド民謡が流れていて怪しさ爆発(笑) 大丈夫かぁ〜と不安に駆られていたが、そこはイギリスのタクシーということで無事にサイン会場のForbidden Planetに 到着。

 サイン会場のForbidden PlanetはSFグッズやアメコミ、日本の漫画、アニメなどを扱っているショップ で、LondonのNew Oxfordストリート沿いにあることからチェーン展開してるのかもしれません(詳しい情報募集)
 ショップに入ると1階でSF関連の書籍が売っていたので早速物色(^^; ここで 『RED DWARF PROGRAM GUIDE』の『THE REVISED EDITION』と『SECOND REVISED EDITION』を購入。で、店員に サイン会の事を聞いたら「下の階だよ」と教えられて下の階に行く。階段のところには相当大きいプロジェクションで RDのシリーズ8が流されており、サイン会を待つ行列がすでに階段の下のところまで伸びていていよいよサイン会の 雰囲気という感じに・・・・・・と思ったら、並んでいるみんなはすでにシリーズ8のスクリプト・ブックを持っているじゃない ですか!! マズイと思って近くにいた店員に聞いていたら、意外と他にも買ってない人がいて、その人たちと一緒に その場で購入。

 なんとかピンチも切り抜けて緊張しながら待っていると、さらに人が増えて来ました。お店の中には結構小さな子供から 大きなお友達(笑)まで幅広いファンの人達が集まってました。そして徐々に列が進んでサイン会のメンバーが目の前に!! 今回のManchesterのサイン会は脚本家のダグとホリー役のノーマン、コチャンスキー役のクロエでLondonのメンバーより 減っていたのは残念でしたが、彼らが見えた瞬間からいろいろと考えていた質問のことなどが一気に吹っ飛んで頭の中が 真っ白に(笑)

ダグ
ダグ・ネイラー
クロエ
クロエ・アネット
ノーマン
ノーマン・ロベット
集合写真
集合写真

 緊張というか訳わからない状態の私にいよいよ番が回ってきました。
 まずはダグ・ネイラーから。まずはその場で配っていたポスターとさっき買ったスクリプト・ブック、『PROGRAM GUIDE』に サインを貰うためにダグに渡して、「日本でもRDは結構人気がありますよ」とか 「日本ではこの前に放送が終わりました」とか話したり、「日本でも映画は公開されるの?」と聞くと「たぶん公開 されるんじゃないかな」と曖昧に答えてくれました(笑)

 次にクロエには日本から来たことでサインには“To Hiro”(フル・ネームだと外国の人は言い難いのでいつも“Hiro”と言っている)と 書いて下さいと頼んだら、「そういえば日本の俳優で真田Hiroなんとかっているわよね」とか言っていたので「真田広之?」と 答えると「そうそう、それと西田敏行だっけ? 私の母が好きで私も好きな俳優だわ」など言っていました。 それと私のデジカメを見て「Amazing!!」とビックリもしてました(^^;

 最後にノーマン・ロベットに。でもあんまり私の英語は通じませんでした(爆) でも、「写真を撮らして下さい」といったら、着ていた セーターを脱いであの髪をピシッと整えてポーズを取ってくれました(笑) もちろん写真を撮った後に私はノーマンに「What a cool!(クールだね〜)」 と言っときました(笑) それとやっぱりデジカメを見て自分の使っていた日本製品の話とかしてました。

 最後に3人そろっての写真を撮らしてもらいました。

 他の出演者に会えなかったのは残念ですが、サイン会の間はそんなこと忘れてはしゃいでました(^^;
 帰りはホテルに着いたのが11時過ぎ。結局この日は1日中列車に乗りっぱなしでした。


【イギリス 1999年11月12日】
 朝、ちょっとRDとは関係無くとあるLondon郊外を散歩。でも教えられた駅が間違いで目的の場所に到着できず(^^; なんだよ〜 歩きならFinchley Road駅の方が近いって日本に帰ってから教えられてもなぁ〜

 ということで、お昼にLondonに戻って来る。London周辺の観光名所はあらかた行ったことがあるので、今更観光地巡りもなんだなと思って 本屋などを探索。
 まずはPiccadilly Circusの近くにある本屋ウォーター・ストーンズでいくつかRDのカセットブックを購入。これは発売されている 小説をクリス・バリーやクレイグ・チャールズが朗読してくれるもの。
 次に古書店や本屋がたくさん並ぶCharing Cross Rd.を探索。小さな階段で地下に下りると、まるでグラナダTV製作のシャーロック・ホームズの ドラマに出てくるアヘン窟(笑)のようなスゲー怪しくて汚い古本屋とかオカルトとか宗教物オンリーのこれまた怪しい(笑)古書店とかをぶらぶら。
 で、通り沿いにSFやファンタジーやミステリ専門の本屋やSF&アメコミショップを発見するも、RD関係は小説以外にはRDが載っていたSF関係の マガジンのバックナンバーを購入するのみ。その後にいろいろと大きな本屋や古本屋を探すもカセット・ブック以外は購入できず。
 でも見つけようともしてないのにロバート・アスプリンの『Cold Cash』とかアラン・D・フォスターの翻訳されていないスペルシンガー・シリーズの 続編は見つけてしまう(^^; でも購入せず(なんだそりゃ)

 本屋巡りをした後は.駅の近くにあるTottenahm Court Rd.駅の近くにある11月4日にRDのサイン会が行なわれたヴァージン・メガストアを覗く。 すると、なっなんと1階の吹き抜けの天井のところにRD号とスター・バグ、ブルー・ミジェットの模型が展示されていました。

RD号
レッド・ドワーフ号と全景
スター・バグ
スター・バグ
ブルー・ミジェット
ブルー・ミジェット

 そして、RD関係のところにはサイン会に参加したみんなのサインが表紙にされているスクリプト・ブックを発見。 ということで2冊目購入(^^; その他にも本屋には全然売っていなかった『RED DWARF QUIZ BOOK』を発見。ちょっとボロボロで 汚かったが購入。

 夜はフォボスさんとフォボスさんのお友達の方と合流。そこで4日に行なわれたRDのサイン会にフォボスさんのお友達の方が行かれた時に 撮られた写真を頂きましたので、ここにUPさせていただきます。
rdsign03 rdsign04 rdsign05

 その後はフォボスさん達と日本食を食べに行きました。久しぶりにまともな食事です(^^; さらにフォボスさんにおごって いただいたりしちゃいました。感謝!!


【イギリス 1999年11月13日】
 この日はフォボスさんに教えて頂いた中古ビデオショップを巡る前に、CityでLord Mayor's Showが行なわれていたので ちょっくら見物。でも往路の終わりでちょっとしか見れず・・・あとに残るは道路の馬糞とその臭いのみ(^^;

 次にBBCを見に行こうとOxford Circus駅を下りて、Regent St.沿いを北側に向かうとありました、

BBC
これがおそるべし国営放送局BBC
poster01
階段にあったRDの写真1
poster02
階段にあったRDの写真2

天下のイッちゃてる国営放送局BBC(笑) で、入口の横を道路沿いに歩いて行くとBBCの紹介ツアー『BBC Experience』とBBCショップが ありました。
 せっかく来たのだからと『BBC Experience』のチケットを購入。ひょっとしたらこれは『Rimmer Experience』の元ネタなのかと思っていたの ですが、あのようなライドには乗らずにBBCの歴史映像を見たりラジオ・ドラマをみんなで作るとかいう真面目なツアーでした。でもラジオ・ドラマを 作るってのはちょっと面白そうでした。
 RD関係は『BBC Experience』の入口から階段で下りてる途中に壁にあった写真のみでした。しかも焦って 撮ったためにフラッシュで撮ってるし(^^;

 『BBC Experience』の出口はBBC ショップに繋がっており(『BBC Experience』に入らなくても、BBC ショップには入れる)、そこで RDのY2Kカレンダーを購入。でも、それ以外は大してRDグッズは無くて、『Dr.Who』関連のグッズがやたらとありました。

 BBCを後にして、今度はSohoのBerwickストリート周辺で中古ビデオ探しに向かう。まずビデオじゃないけれど、Sohoにある ヴィンテージ・マガジン・ショップでRDが載っていたり、ちょっとおもしろそうな記事(キャプテン・パワーとか)が載ってるSF関連の雑誌を10冊以上 購入。店員も何だっ?て顔してました(^^;
 それから中古ビデオ探しに。結構中古のLPやCDのショップはあるものの、イギリスにはあまり中古ビデオの専門の店が無くて、ようやく小さくて 狭いけど中古ビデオがたくさんあるショップを通り沿いに発見。そこで古いオリジナル版の『THE END』があったので購入。
 その他にもビデオショップを探してうろうろしていたら、ゲイのためのゲイ専門のSEXショップに間違って入ってしまいました(笑) 人生最大の ピンチでしたが、すぐに逃げたら逆にヤバイと思ってちょっと店の中を周った後に、なんとか逃亡に成功。マジで恐かったです(^^;
 みなさんもSohoに行くときは呼びこみのオネエさんとかアヤシイSEXショップには気を付けましょう(笑)

 夜はちょっとリッチにシシカブ(33話 にわかガンマン夢中の決闘に名前が出てましたね)を食べた 後にホテルに帰って『Doctor Who Night』というスペシャル番組を見てました。
 内容はどうやら新作ではなくて、今まで出た歴代Dr.Whoの紹介や科学者が真面目にタルディスの開発の可能性やDr.Whoの人体について論じて いたり、歴代モンスターの紹介や昔の回の再放送と『Dr.Who』の新作パロディ等が放送されていました。ちょっと面白かったのは昔の映像で 『Dr.Who』にモンティ・パイソンのジョン・クリーズ(新作007でQの部下Rを演じてます)が出ていたり、パロディ・ドラマの出演者の一人が エース・リマーのTシャツを着ていたことでしょうか。


【イギリス 1999年11月14日】
 そして帰国の日。昼間にちょっとLondon市内をぶらぶらして、それからHeathrow空港に行って何事も無く日本に到着しました。
 結構というか相当いい加減な旅行でしたが、まぁこんなのもありかなと思ってます(^^; それと日本に帰ってから知ってショックだったのは 9月にBaker St.にシャーロック・ホームズの銅像が建てれたそうで。くぁ〜見に行きたかったなぁ〜

 ちなみにイギリスのTVで見たちょっと面白そうな番組は神父がとんでもないことをやらかす『Father Ted』でしょうか。でも主人公を 演じていた方が亡くなられたそうで新作はないそうです。それと少ししか見れなかったのですが『due South』も面白そう。ひょっとしたら アメリカのコメディ・刑事物でしょうか。ゲストでレスリー・ニールセンが出てる回があるそうです。

 あと何気に見ていたのがポケモン(笑) ちょうど朝の8時に起きるとSky1でポケモンが毎日やっているので、ついつい見てしまいます。 まさかイギリスに来てまでピカチュウの声を聞くとは思いもしませんでした(^^;
 ポケモンはイギリスでも人気があるらしくSky1では毎日2回放送されており、ヴァージン・メガストアやHMV、タワー・レコードには必ず ポケモン・グッズが置いており、ワーナー・ブラザーズのショップにも入口に巨大なピカチュウの看板とたくさんのグッズがありました。そして あの英国王室御用達の玩具百貨店Hamleysでも入り口のすぐ左にポケモンだけのコーナーがありました。
 以上某ファンに向けてのイギリス・ポケモン事情でした(笑)




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