そう、それは忘れもしない1999年10月7日(木)のことだった。いつもなら金曜日に放送されていた
『クレヨンしんちゃん』なのだが、なぜか1時間スペシャルが木曜日の19時からの放送になっていた。
裏番組はあの『ポケモン』だ。これは私にとっては非常に困った
ことだった。金曜日ならいつも通り『クレしん』を見るのだが、木曜はポケモンを
撮らなければならないのだ!!
しかも、『クレヨンしんちゃんスペシャル』であの『オースティン・パワーズ』の『DR.イーブル』のパロ
ディを、ビデオの吹替えで『Dr.イーブル』と同じ声優の
あの『おはスタ』の山ちゃんがやるという(クレしんスタッフのパロディ
に対する力の入れようはさすが)情報を事前に手に入れていたことで、私は「クレしん」を
録画することに決定したのだった(ちなみにポケモンは研究室のビデオでこっそり録画する予定だったが録画ミスで失敗(^^; )
そして家に帰って飯を食いながらウキウキしてVIDEOをオン!! だが、画面に繰り広げられたのは
『ふしぎ魔女っ子マリー』という劇中劇。さらに私はセインの第一声を聞いて飯を噴出しそうになった。
「ポケモンの裏で、動物の声にピカチュウと同じ声優の大谷育江ですか!?」
恐るべしクレしんスタッフ(笑) ハイ、これで転んじゃいました、作っちゃいましたHP。イエ〜ィ!!ダメ人間街道爆走チュウ〜♪
セインとはアニメ『クレヨンしんちゃん』の『アクション仮面』などの劇中劇の一つ、『ふしぎ魔女っ子マリーちゃん』に登場するキャラクターの1人?1匹?です。
セインは魔法界からやって来た魔女っ子の師走マリーの弟で、呪いによりラッコとなってしまった
という設定です。簡単に言うと『魔法使いサリー』のカブのようなポジションでしょうか(カブは正確にはサリーの弟ではないし、性格は正反対)
声を演じるのはあのピカチュウと同じ声優の大谷育江です。
このページの製作者はピカチュウにはときめかなかったのに、このセインのラブリーな仕草に
メロメロです(その割には「ピカチュウのネクタイして会社行こうかな♪」とか思ったり、TVにピカチュウがでると表情が緩むのは気のせいでしょうか(笑) )
『ふしぎ魔女っ子マリーちゃん』はあの
『魔法使いサリー』(真の横山光輝ファンは『サニー』と呼ぶべし!!)という往年の作品に美少女仮面ポワトリンか、はたまた魔法少女ちゅうかなぱいぱい&いぱねまか、それとも不思議少女ナイルなトトメスなのか東映特撮魔法少女モノ(長い(^^; )のパロディ満載で思わず笑ってしまう非常にツボを心得た質の高いパロディ作品です。