第五企画:30ビリ番外編
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- 「30代からはじめるビリヤード」番外編です。
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- 最近よく若い女性を連れた私と同世代の男性を見かけます。
- (私よりも年上の方もいますが…)
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- その多くは、全然なっていません。
- 彼らは「上手く見せる」という事の基本をわかっていない。
- 一番、なっていなかったのが、明かに経験者と思われる女性を連れた、明かに素人と思われる男性。
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- ダメじゃん!
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- 上手い人に上手く見せようたって、絶対に無理です。
- 相手が全くの未経験者だからこそ、「上手く見せる」事ができるんです。
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- その女性、構えが既にできあがっている。
- しっかりと開かれた足、安定したブリッジ、真っ直ぐなストローク…。
- 誰がどう見ても、「上手い」。
- しかし、それに気付かないのか?その男性は、その女性に玉の入れ方とか、フォームとかを教えていた。
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- あんた、教えてもらいなよ!
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- しかも、兎に角9番コンビ狙い。
- びっくりです。
- 玉2個分のポケットにすら、ちゃんと入らないのに、コンビだなんて…。
- コンビを狙うって事は玉1個分のポケットを狙うに等しい事ですぜぃ、旦那。
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- しかし、男性も男性なら、女性も女性です。
- ポケットのど真中から入れてカコーンって音をさせて入れてるのに、「ラッキー」なんて、はしゃいで見せる。
- レール際のボールを「いや〜ん、突けない」なんて、困って見せる。
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- どこかに「30代を虜にする為のビリヤード講座」ってサイトでもあるのでしょうか?
- あったら是非見てみたい。
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- という事で、30代を虜にする為のビリヤード講座を考えてみました。
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- 服装
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- とても大事です。
- まず、胸元はゆったりした物を選びましょう。
- しかし、見せる必要はありません。見えそうで見えない。これが大事です。
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- ビリヤードに行くのが最初からわかっている時は長袖はやめた方がよいです。
- ラシャ(台の布)で、袖が汚れます。特に白なんてやめた方がいいです。
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- スカートであるならば、少し短めにしましょう。
- あまり短くてはいけません。膝上くらいが一番30代には、ガッツーンときます。
- 普通に立っている分にはどうって事ありません。
- 座った時や、玉を突いている時にガッツーンと来るのです。
- また、後ろのスリットはやや深い方が望ましいでしょう。
- しかし、あまり深すぎてもいけません。
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- 香水の類は匂いのソフトな物を選びましょう。
- 玉屋は大抵換気が悪いです。
- ハードな物だとすぐに店中に匂いが行き渡ってしまいます。
- ソフトな匂いにするのはもう一つ理由がありますが、それはもう少し先でご説明しましょう。
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- 入店時
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- 物珍しそうに(゚_゚ ) ( ゚_゚)きょろきょろしましょう。
- もし、女性だけのグループで入店したのであれば、入口付近で突いている人が居たら、「すっごーい」なんて言ってみましょう。
- もうまさに「入れ食い」状態です。スーパーショットのオンパレードになる事でしょう。
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- ただし、男性同伴で入店した場合は、「すっごーい」なんて言ってはいけません。
- 同伴男性が「対抗心」を燃やしてしまったり、すぐに帰ってしまう事になってしまいます。
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- ゲーム開始前
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- 男性同伴で入店した時に絶対にしてはいけない事があります。
- それは「キューは自分で選ばない」です。
- このキュー選びは、同伴男性の最初の見せ場なのですから、それを台無しにしてはいけません。
- 女性だけの場合は、キューが立て掛けてある所で「えー、どれがいいの?」なんて事を言ってみましょう。
- 店員さんか、近くの台の獲物がすぐに寄って来ます。
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- ゲーム開始
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- 男性同伴の場合、最初のゲームのラック(玉を並べる事)は男性が立ててくれるはずです。
- 気長に待っていましょう。
- 次のゲームからは負けた人が立てるのが慣わしですが、相手がそう言うまではぼーっとしていて構いません。
- 相手がそう言ってきた場合は、「どうやって並べるの?」と聞きましょう。
- 決して「わからないから、できな〜い」なんて事を言ってはダメです。
- 「できな〜い」なんて言われると優しい男性は「じゃあいいよ」って自分でやってしまいます。
- ここで大事なのは「教えてもらう」事なんです。
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- ラックを立てる時は台の短い辺の方に立ちます。
- 教えてもらう時に、台の短い辺だと近付いている雰囲気がします。そしてこの時に香水が男性に届けば、より距離感は縮まります。
- ※実際にはそれほど近付かなくても、この「匂い」という小道具を使う事で効果絶大です。
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- さて、ゲーム中に一番注意しなければならないのは、男性の視線です。
- 男性の視線を釘付けにするのは、次の様な場面です。
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- 第3位:次のゲームの為に、台の下から玉をテーブルの上に出す時。
- この動作をする時、必ずと言っていいほどしゃがみます。
- この時に先ほどの長さのスカートがよいのです。
- 実際に見える事はまずありません。
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- 第2位:ラックを立てている時。
- この動作をする時、反対側に立っている人からは、すごく胸元がよく見えます。
- 少しゆったりしている程度でも、かなりの奥まで見えます。
- 男性はこの一瞬を絶対に見逃しません。
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- 第1位:台の中央付近にある玉を突く時。
- やはりこれが最高です。
- 台の中央付近に玉がある時、どうしても女性は台の覆い被さる様な状態になります。
- また、その時、片足を上げている人が多いです。
- この姿勢、真後ろからだとかなり危険です。
- 少し短いスカートだと間違いありません。
- ですから、膝上くらいが丁度よいのです。見えそうで見えない。
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- 遠い玉を突く為の道具として、メカニカル・ブリッジ(レスト)という孫の手みたいな道具がありますが、いきなりこれに手を伸ばすのはダメです。
- 「えい!」と一度は努力してから(男性の目を釘付けにしてから)、その道具に手を伸ばすのがよいでしょう。
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- 近年はローライズというのでしょうか?股上の短いジーンズを着用されている女性を多く見かけます。
- これはこれで、魅力的なのですが、スカートの敵ではありません。
- 確かに一時的には、こちらの方が目を引く事になるかもしれませんが、30代を虜にするにはやはり「見えそうで見えない」チラリズムです。
- 見えてしまっては、その場限りのサービスで終ってしまいますので、ご注意下さい。
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- 以上の点に注意するだけで、30代はあなたの虜です。
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- もし、これで反響があればシリーズ化しますが、きっと反響はないと思うので、今回限りだと思います。
- 一応、もう少しネタはあるんですけどね…。
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