バレンタインデーはいつできたの?

(小3・小橋健太くん)


なんで君「ハカセー、ハガキが来ましたよー」
ハカセ 「おや、なんで君。召集令状かい?」
なんで君「いつの時代ですか! ちがいますよ。子供から質問のハガキが来たんですよ」
ハカセ 「ああ、よかった。またベトナムに行くのかと思ったよ」
なんで君「なに人だ、あんた! 日本人じゃないんか!?  ちがいますよぉ。質問ですよ。
     バレンタインデーって、いつ決められたんですか?」
ハカセ 「ああ、ブサイクな女がブサイクな男にチョコレートを渡す、愚にもつかない
     馬鹿げた行事の日だね」
なんで君「神聖な恋人たちの日じゃないですか」
ハカセ 「そうだね。別の言葉で言えば、製菓会社と歯医者の陰謀によって、愚かな民衆が
     チョコレートを買うように洗脳された日のことだね」
なんで君「ちゃは・ 手厳しいやハカセ。さてはバレンタインチョコもらったことないんですね」
ハカセ 「ハハハ、失礼千万だね、なんで君。あんまり冷やかすと、クランキーのつぶつぶにして
     チョコレートでコーティングしちゃうぞ。
     ハカセだってねえ、チョコくらいもらったことありますよ」
なんで君「へー、どんなチョコをもらったんですか」
ハカセ 「じゅ・う・に・こ・だ・か・ら…」
なんで君「あ、小沢健二がCMやってるやつですねぇ」
ハカセ 「……バースです」
なんで君「モルツかい!  ダースちゃうんか!!」
ハカセ 「でもねえ、最近はチョコレートの種類もいっぱいありますね」
なんで君「女の人は本命チョコと義理チョコを使い分けているみたいですよぉ」
ハカセ 「ハハハ、義理チョコっていうのは恥ずかしいなあ。
     ハカセ、義理チョコなんてもらったことありませんよ」
なんで君「さすがハカセ! じゃあどんなチョコをもらってるんですか?」
ハカセ 「ミリチョコ」
なんで君「そんなちっちゃいんかい!!」
ハカセ 「馬鹿いっちゃいけませんよ、なんで君。ミリといっても、1ミリじゃないですよ。
     1000ミリです!」
なんで君「わあ、1000ミリといったら、1メートルじゃないですか。
     そんな大きなチョコもらうなんて、さっすがハカセ」
ハカセ 「タール1000ミリグラム入り」
なんで君「そんなん食ったら死ぬぞ!! ニコチン中毒で!!」

 

解答

ハカセ「西暦300年頃のこと、ローマでは、皇帝が若者の結婚を禁止する法律を作ったんだ。結婚すると軟弱になるっていう理由からだね。その法律に反対して、キリスト教の司祭バレンタインは、隠れて若者の結婚式をあげていたんだ。でもバレンタインだけに、バレちゃったんだね。それで死刑になったんだ。それからローマの若者たちは、彼の死んだ2月14日を「恋人の日」として祝うことにしたんだよ。それからチョコレートを渡すことになったのはね……チョコレート会社の陰謀じゃーー!! うおー!! みんな騙されるなー!!」



入口に戻る