1GB メモリ障害 - (2)

対処

一番危険性の無い対処方法は 「1GB メモリ装着を行わない」こと、 即ち 512MB 装着で諦めるか、 256MB DIMM を入手して 768MB 装着で妥協することです。 下手をすると 512MB DIMM が一枚無駄になりますが、 何よりも安定性/安全性を考えるなら、 "昔に比べれば 512MB など安いものだ" と年寄り臭い事を言って我慢するのも一興です。

ある程度リスクを犯す覚悟があるなら、 この問題が解決すると噂の最新 BIOS に更新する方法があります。

"噂のある" というのは、 やはりこれも公式情報の類が一向に発見できていないからです。 これに関しても、情報をお持ちの方は是非ご一報下さい。

BIOS 更新により、 1GB メモリ装着時でも正常に動作し、 起動時自己診断でのメモリチェックでも問題は検出できない模様です。

"模様です" というのは、 BIOS 更新により起動時に全画面ロゴ表示が行われるようになってしまったため、 自己診断のメモリチェックを含む起動時情報が見えなくなってしまい、 本当にメモリチェックがされているか確信が持てないのです。 確かに自己診断を省略したときよりは起動に時間を要しているので、 メモリチェックをしていると思われるのですが、 メモリアクセス異常が全画面ロゴで"たまたま"隠されているかも、 といった可能性を否定できません。

もっとも、 これまで 1GB メモリ装着時に確実に失敗していた Linux(Vine 2.5 および Red Hat 7.2)のインストール成功を確認しているので、 少々心配し過ぎなのかもしれません。

なお、 BIOS 更新により HDD が認識されなくなる 事態がありえるので、 古いドライブからデータを吸い上げるなら更新前に行いましょう。

関連情報

VIA EPIA Download

VIA EPIA の BIOS/Driver ダウンロードのページ

VIA Arena Forums

VIA が運営するユーザコミュニティ

以下は、UNIX 系 OS による利用体験記。 これらで問題なくインストールできているのは、 メモリが 1GB 未満だから、なんて想像できませんでした。 っつーか、想像できます?

ファンレスマザーボード「EPIA-E533」活用記

Impress PC Watch の Linux インストール体験記。

はやぐい/FreeBSD 4.4 + VIA EPIA-E533(Eden)

Kenji Ito 氏による FreeBSD インストール体験記


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