公式サイトを斬る

商品は商品情報が命

"鉄騎" の商品性から考えて、 公式ホームページでの専用コントローラの紹介は、 不当に小さいと言えるでしょう。 唯一 コントローラのレイアウトイメージが紹介されているページも、 設計図然とした素っ気無いモノです。

かろうじて、 オンラインショッピングにおける "鉄騎" 販売ページ がコントローラの特異性を訴えてはいますが、 "購入ページに来るユーザは既に購買の意欲を固めているユーザ" である可能性が高いこと(私もそうでした)を考えると、 潜在的購買層への訴求力という点では、 あまり効果があるとは思えません。

"公式ページ全体をゲーム中におけるハードな世界観のイメージで統一" というプロモーション方針もわからなくもないですが、 既にブランドイメージが確立されているものならいざ知らず、 これから世に出る "商品" の公式ページ配下に、 価格や同梱品を含めた "商品情報" が見当たらない、 というのは如何なものかと思われます。

発売まで一週間を切った段階で、 「超弩級の専用コントローラが付いてお値段たったの 19,800 円!」 な "鉄騎" の予約残に結構余裕があったのは、 決してSofmapが初回出荷分を大量に仕入れるからだけではない筈です (ひょっとしてそうなの?)。 ま、おかげで予約できましたけど。

通販予約≠特典目当て

予約といえば、 "鉄騎" 販売ページでの販売が、 予約特典が無くなるや否や販売そのものが停止 (="買い物カゴ" に入れられない)してしまいましたが、 特典無し版でも構わないので、 是非とも販売を継続して欲しかったです。

実際の話、 8kg との噂の超怒級コントローラを新宿から持ち帰るのは、 想像しただけで気が遠くなりそうですから、 本当は通信販売で済ませたかったんですよね。 ま、ゲーム自体に入れ込んでいる人にとっては、 予約特典のなんたらビデオとかがたまらないのでしょうが。

この点でも CAPCOM は、 自社製品の特質を捉え損なっているのではないでしょうか?

関連リンク

"鉄騎" 販売ページ

早期の販売再開を期待します。私には関係無くなっちゃいましたが。

Sofmap

ゲーム予約時の "申し込み券" 制度があれば、 むしろヨドバシで買うんですがねぇ。 普段良く使うから。

"Jakob Nielsen博士のAlertbox"

ユーザビリティの第一人者、 ヤコブ・ニールセン氏のコラムの翻訳ページ。