ドライブレター不整合
ドライブレター割り当ての順番がおかしい
久しぶりに自作1号を触ってみると、どうも調子がおかしい。最近はもっぱらCD-R焼きにしか使っていなかったので、エクスプローラの起動がヤケに遅いのは気になっていたが、CD-Rを使うのに不都合は無いのでそのまま放置していた。
またさらにおかしいのは、普通ドライブレターをWindowsが割り当てる場合、ハードディスクから割り当てていき、次にCD-ROM等に割り当てがいくはずである。ところが、このマシンはハードディスクの全パーティションにドライブレターを割り当てる前に、途中でCD-ROMとCD-Rドライブを割り当てている。つまり、CD-ROMとCD-Rのドライブレターの後に、また一つハードディスクのパーティションが割り当てられている。
HD | パーティション | 容量 | 内容 | ドライブレター | ||
IDE Primary Master : HDD4.3GB | 0 | 基本 | 600MB | Windows95,System Commander | C: | |
1 | 拡張 | 論理0 | 1000MB | Windows Common Area | D: | |
論理1 | 1300MB | User Data | E: | |||
2 | 基本 | 600MB | Windows95OSR2 | J: | ||
3 | 基本 | 600MB | Windows98beta | G: | ||
IDE Primary Slave : HDD1.2GB | 0 | 拡張 | 論理0 | 1000MB | Linux native | F: |
論理1 | 200MB | Linux swap | ||||
IDE Secondary Single : CD-ROM | H: | |||||
SCSI ID 6 : CD-R | I: |
Windowsの「コントロールパネル/システム/デバイスマネージャ/ディスクドライブ」を見ると、IDE Primary Slaveのハードディスクにはドライブの割り当てが無いことになっている。
fdiskもできない
「MS-DOSプロンプト」からfdsikを起動しようとするが、DOS窓は起動するものの、ディスクのアクセスランプが点きっぱなしになるだけで、テキストが何も表示されない。
「MS-DOSモードでコンピュータを再起動する」にしても、FDの「MS-DOS」でも同じである。
以前にも似たようなことがあった
ちょっと忘れていたが、この自作1号はドライブ構成は違うものの、やはりIDE Primary Slaveがらみでトラブっていた。
以前の構成 | 現在の構成 |
IDE Primary Master : HDD4.3GB IDE Primary Slave : HDD6.4GB IDE Secondary Single : CD-ROM SCSI : HDD3.2GB |
IDE Primary Master : HDD4.3GB IDE Primary Slave : HDD1.2GB IDE Secondary Single : CD-ROM SCSI : CD-R |
Primary Slaveのディスクを全てLinux (native, swap)に割り当てたために、Windows上でドライブレターがおかしくなったのかとも思ったが、以前Linuxなどはインストールしていない時から類似の問題は発生していたので、これも違うような気もする。
Linuxのfdiskでは
それでもPrimary Slaveのディスクの読み込みはできる。つまりLinuxは起動する。これでディスクを全く読まないというのであれば、ディスク自体か、IDE周りがイカれたとも言えるが、そうではないのでどうもはっきりしない。
試しにLinux上でfdiskをやってみる。
Disk /dev/hda: 255 heads, 63 sectors, 523 cylinders
Units = cylinders of 16065 * 512 bytes
Device | Boot | Begin | Start | End | Blocks | Id | System |
/dev/hda1 | 1 | 1 | 77 | 618471 | 6 | DOS 16-bit >=32M | |
/dev/hda2 | 78 | 78 | 370 | 2353522+ | 5 | Extended | |
/dev/hda3 | 371 | 371 | 446 | 610470 | 6 | DOS 16-bit >=32M | |
/dev/hda4 | 447 | 447 | 522 | 610470 | 6 | DOS 16-bit >=32M | |
/dev/hda5 | 78 | 78 | 205 | 1028128+ | 6 | DOS 16-bit >=32M | |
/dev/hda6 | 206 | 206 | 370 | 1325331 | 6 | DOS 16-bit >=32M |
Disk /dev/hdb: 64 heads, 63 sectors, 621 cylinders
Units = cylinders of 4032 * 512 bytes
Device | Boot | Begin | Start | End | Blocks | Id | System |
/dev/hdb1 | * | 1 | 1 | 621 | 1251904+ | 5 | Extended |
/dev/hdb5 | * | 1 | 1 | 500 | 1007937 | 83 | Linux native |
/dev/hdb6 | 501 | 501 | 621 | 243904+ | 82 | Linux swap |
ん?Linux nativeとLinux swapがExtendedの中にあるがそれでいいのだっただろうか。Linux Japan Vol.6を見てみる。このインストール解説ではLinux nativeとLinux swapというパーティションを作る際、extendedではなくprimary partitionとしている。そうか、これも原因かもしれない。なまじextendedがあるから、Windowsはこれをおかしく認識してしまっているのかもしれない。