− 設定魔の気まぐれ −
 ニューロチップ有人格人工知能 


有機材料を使った成長型電脳チップによって、「創造性」「適応性」を持った「人格を持つ人工知能」。
その最大の特徴は、「自我」や「価値観」(*人格や感情とはまた別)を持つことである。
しかし、これは決して「故意の低性能化」ではない。

人間の脳は、たかだか0.4テラバイト程度の記憶容量と速くはない化学反応による情報処理能力しか持たないにもかかわらず、どんなシリコンコンピュータでもかなわないような「創造力」や「勘」といった高度な能力までをも身につけている。
−それは、人間の脳が「情報の取捨選択」「連想記憶」によって成り立っていることと深い関連がある。

以上のように、「情報の取捨選択」「連想記憶」によって人間と同等の反応をもつAIが実現された。しかしそれは時に「気づかない」「忘れる」といったマイナス要因をも持つ。つまり「機械のような完全性」は期待できないということである。
とはいえ、それでも「電脳との親和性・接続性」「集中力の持続」「人権を考慮しなくてもよい(嫌な言葉だ)」などの点でこのAIの存在価値は高い。


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