歌謡曲の大ヒットが欲しい   2005年3月28日)

近年、誰もが知っている歌謡曲や演歌の大ヒット曲が少なくなりました。
近年で大ヒットした(レコード売上げでなく大衆への浸透度)したのは、大泉逸郎「孫」、天童よしみ「珍島物語」、夏川りみ「涙そうそう」、それに氷川きよし「箱根八里の半次郎」あたりだけと思われます。大ヒットが出ない理由はいろいろあるでしょうが、私なりの見解です。

1.編曲がワンパターンである。
最近の演歌の場合、伴奏は弦楽器のオーケストラに、アドリブとしてギターが乗ってくるというパターンがほとんどです。そのため、視聴者には皆同じ歌のように聞こえて新鮮味がありません。
過去のヒット例からみても、個性的な編曲がヒットの大きなウエイトを占めています。例えば、藤山一郎「青い山脈」、尾崎紀代彦「また逢う日まで」など、あのイントロを聞けば歌が浮かんできます。この様な個性的で魅力的な編曲を期待したい。もちろん歌詞とメロディも大事です。

2.歌の伝搬手段が少ない。 
昔のヒット曲はテレビの公開番組や“今週のベストテン”などで宣伝されて広まりました。
今のテレビは、音楽番組はそれなりにあるが、“歌謡曲”番組が極端に少なくなりました。ヒット曲がない ⇔ 視聴率が上がらない、の悪循環かも知れません。

本件については、また別の機会に考えたいと思います。

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