2.古関裕而
            〜あらゆるジャンルの万能作曲家〜

2番目にあげなければならないのは古関裕而です。
この人もレパートリーの広さでは人に負けない作曲家です。

   歌謡曲
       「長崎の鐘」、「イヨマンテの夜」、「憧れの郵便馬車」、
       「高原列車は行く」、「君の名は」、「黒百合の歌」
   軍歌
       「若鷲の歌」、「露営の歌」、「暁に祈る」、
   ラジオのテーマソング
       「鐘のなる丘」、NHKラジオの「昼のいこい」、
       「日曜名作座」のメロディー」
   スポーツ関係
       「スポーツショウ行進曲」(←NHKスポーツ番組のテーマソング)
        「栄冠は君に輝く」(←高校野球)
       「オリンピック・マーチ」(←東京オリンピック入場行進曲) 
       「六甲おろし(阪神タイガース)」   
                  「
闘魂こめて(読売巨人軍)」 

とにかく、あらゆるジャンルでヒットを飛ばした万能作曲家です。
特に驚くべきことは、NHKラジオの「昼のいこい」が、50年を過ぎても今なお放送されている事です。
何度聞いても飽きない生命力の強いメロデイー、サウンド(編曲)です。

また、「東京オリンピック入場行進曲」も名曲で、この曲に合わせて、オリンピック発祥の地ギリシア選手団を先頭に、晴れ晴れと入場行進してきた光景が今もカッコよく思い出されます。
この時、古関裕而は開会式当日、国立競技場のメインスタンドに招待されて、自分の曲に合わせて、世界の選手団が入場する様を感無量で観戦していたとのことです。この曲が自分の最高”傑作”(←すぐ”作品”と訂正)だとも言っていました。

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