2.西条八十
〜作詞界の大御所〜
作詞界の大御所です。古賀メロディー、服部メロディー、船村メロディーなど名作曲家とコンビを組んで、昭和10年、20年代の日本庶民の哀歓や、軍歌、青春ソング、男の根性など、幅広い分野で数多くのヒット曲を量産しました。
歌謡曲だけでなく「歌を忘れたカナリヤ」など童謡もあります。
詩風の特徴として、情景が目に浮かぶようなわかりやすい詞だといわれています。
<余談>
古賀政男はほとんどの歌手や作詞、作曲家から「先生、古賀先生」などと”先生”呼ばわりされていたが、この西条八十だけに対しては、古賀自身が、「先生」と呼んで尊敬していました。
作曲家別に紹介します。
古賀政男・・・・「誰か故郷を想わざる」 「サーカスの唄」 「三百六十五夜」
「ゲイシャ・ワルツ」 「赤い靴のタンゴ」 「江戸の闇太郎」
「娘船頭さん」 「りんどう峠」
服部良一・・・・「青い山脈」 「蘇州夜曲」
中山晋平・・・・「東京音頭」
万城目正・・・・「旅の夜風」 「越後獅子の唄」 「この世の花」
船村 徹 ・・・・「王将」 「夕笛」 (舟木一夫)
その他 ・・・・・「若鷲の唄」「同期の桜」 「伊豆の佐太郎」 「侍ニッポン」 「支那の夜」
「花咲く乙女たち」(舟木一夫) 「絶唱」